CFOの資金調達:資金調達ラウンド前までに既存事業に+αを追加することでバリュエーションも加速させる
+αとは何か
前回ラウンドで資金調達実施から
事業進捗とともに良い成果でた施策であり、
今回の資金調達でターゲット市場の拡大や
アップセル、KPIをさらに加速させる内容のことです。
ただし、
この+αの注意点は2つあります
1.既存事業と関係ない内容ではいけないこと
2.良い実績を必ず得てから資金調達に望むこと
なぜこの2点なのか、
資金調達時にバリュエーションの評価を不当に
落とすことを避けるためです。
なぜ+αを付加するのか
資金調達実施時には、
どういうKPIを伸ばしていくのかを設定
しているはずです。
しかしながら、
そのKPIをそのまま次の資金調達での
メインにできるのか!?
という質問には、そのまま使えることは
そうそう多くない可能性が高いです。
別の言い方をすると、
前回資金調達ラウンドの
KPIをブーストさせるための資金調達を
実施してもKPIが想定通り伸びる可能性を
どこまで周到に準備できているのか、
という課題を細かく潰していかなくてはなりません。
この課題を潰していくには至難とも考えています。
特にシード・アーリーであればあるほど、
事業自体の変化が激しいため、
KPIが機能するかも怪しいこともあります。
+αを設定するメリット
特にシード・アーリーフェーズでは、
以下に売上を上げていくのか、
事業成長をさせていくのか、という命題が
つきまといます。
この課題に対して、+αは大いに活用できます。
顧客ターゲットを広げることで、
潜在市場も広がります。
顧客単価が上げることで、
キャッシュインやMRRが増えます。
市場が広がることで何よりエクイティストーリーに
実現性が見えてきます。
さらには、この+αを伸ばしていくための
今回資金調達ラウンドという理由もできます。
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