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いろんなテーマのコラム

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毎回いろんなテーマを据えてコラムにしています。
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#書くこと

1月25日(土)自分のために書いて、自分のために生きる

文章を書く動機は人それぞれだとして、近頃の自分は「誰かのため」を想定しすぎていた。自分の言葉で誰かの心が軽くなったら本当に素敵なことだけど、じゃあ、自分は?自分の心は軽くなってる?というと、全然、なってなかった。

読まれるためのタイトルを、みんなが知りたい内容を、共感されそうなエピソードを、誰も知らない世界の話を、書いても書いても自分の心は軽くはならず、どんどん漬物石に押し潰されるみたいになって

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過去の自分に励まされる。日常を記録することの意味

過去の自分に励まされる。日常を記録することの意味

言葉を紡ぐのが楽しいと思えなくなったのはいつからだろう。noteという場所に来てから四季が二周して、そうそう書きたいこともなくなってしまった。エディターを目の前にした時の「何を書こう」というワクワク感も、投稿ボタンを押すときの胸のドキドキも、今は昔、まるでなかったことのよう。

去年の今頃の自分は何をしていたんだっけ?と、noteのアーカイブを遡った。2018年11月。どうも書くのが楽しくてたまら

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谷崎潤一郎『文章読本』と、今日の日記 0806

谷崎潤一郎『文章読本』と、今日の日記 0806

谷崎潤一郎氏の『文章読本』をここ暫くちまちまと読んでいる。文章の書き方を「〜なのであります」調で平易に記した本で、為になり、無駄の無い文章は桁違いに上手く、且つたまに「ひ〜細か〜〜〜変なこと考える人やな〜」と普通にウケてしまうので読んでいて楽しい。文例として源氏物語や漢文を引用することもあり、国語の授業をきちんと聞いていたかどうかが問われるが、飛ばして読んでも理解は十分可能である。

谷崎先生の指

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世界でいちばん優しい課金 〜誰かの願いが叶うころ〜(noteのサポート機能について)

世界でいちばん優しい課金 〜誰かの願いが叶うころ〜(noteのサポート機能について)

私は形のないものにお金を払うのがあんまり好きじゃないみたいで(音楽と本は別)、LINEスタンプも2年ほど前からようやく買うようになったくらいだ。ゲームをほぼやらないのもあるだろうけど、「課金」という行為には馴染みがない。

珍しくスマホ版『どうぶつの森』にハマっていた時も、1日中やることになってもいいからアイテムにお金は使いたくなかった。「架空の世界で架空のものにお金を払うのは、ちょっとな……ほし

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毎日65点の人生でもフル単位取得で卒業できるから問題なし

毎日65点の人生でもフル単位取得で卒業できるから問題なし

毎日100点の文章が書ければいいけど人間そういうふうには出来ていないらしく、今日はせいぜい65点だろうという気ががする。65点というと今ひとつな感もあるが実際にはギリギリ単位も取れるくらいの点数であり、別に65点がダメということもない。65点の日々でも人生フル単位取得で卒業できるのだ。無事に卒業できれば万々歳だし、そもそも人生に落第なんてあるのだろうか。ないとしか言いようがないではないか。人生に卒

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note編集部さんに「おすすめ」してもらえて嬉しい話

note編集部さんに「おすすめ」してもらえて嬉しい話

昨日書いたエッセイ「フィッシュアンドチップスの日 〜イギリス料理のおもいで〜」がnote編集部のおすすめに掲載されました。そしてこんな通知が。

「タブレットのスクショがどうしても撮れずカメラで撮影」の図。

う、ううう、嬉しいーーー!!めちゃくちゃ嬉しいーーー!!この嬉しさ伝わるでしょうか。よく見るとイラストのクラッカーが弾けていない瞬間を捉えた写真になっていますが、私の心はしっかり弾けています

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創作と愛|書くことについて書く

創作と愛|書くことについて書く

(2017年11月30日執筆)

近頃あまり書けていないので、今日は思いつくままつれづれ書いてみる。

歌うことについて歌う歌があるように、書くことについて書いた書があっても良いのかもしれない。

そもそも私はなぜ書くことにしたのだろうかと立ち返ってみる。休職中の病身ではどうしても孤独に飲まれてしまいそうになるが、自分の孤独を癒すために書くのではない。人のために書くと決めたのだ。

私が書く大した

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