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わかおの日記

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わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
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2023年4月の記事一覧

わかおの日記202

わかおの日記202

今日は本当に何もしなかった。ずっと家にいて、昼にラーメン食べて寝ちゃった日よりもしていなかった。何もしなさすぎてゼロというよりもむしろマイナスな1日だったかもしれない。

昨日夜更かしをしてしまったので、11時過ぎくらいに目が覚めた。少し前に母親に叩き起こされて「うなぎ食べる!?」と聞かれたような気もしたが多分夢だったのだろう。そう思っていたがそれは夢ではなく、起き抜けに弟の友達一家が来るから早く

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わかおの日記201

わかおの日記201

昨日は日記をさぼってしまったが、書くべきことはそれなりにあった。

演習の授業で踏査に行った。築地市場の駅から市場を通って、旧新橋停留所を軽く眺め、銀座の「カフェーパウリスタ」で先生にビールを奢ってもらった。

国文学専攻でもなんでもない彼女を連れていき、授業時間内でデートを満喫した。ぼくと彼女と田村くんは、喫茶店で先生と同じ席になり、さすがにそこで彼女が潜りであることがバレてしまったが、先生は懐

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わかおの日記200

わかおの日記200

授業が始まって3週間ほど経ち、ようやく「さぼってもいい授業」と「出席したほうがいい授業」の見極めができてきた。単位こそしっかり取っているが、ぼくは大学の勉強はあまり好きじゃないので、出なくていい授業は出ないようにしている。つまらない授業に一応出るだけ出て、YouTubeを見ている90分ほど無為なものはないからだ。せっかく高い学費を払ってもらい、自由な時間を頂いているのだから、その時間で好きなことを

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わかおの日記199

わかおの日記199

昨日は日記を書くのをさぼってしまった。いろいろなことが身に降りかかり参ってしまったからだ。言葉というのは本当に信用できない。口にした言葉が文字通りの意味であることなどほとんどなくて、それだからこそ面白いのだけれど、そのことに少し辟易している自分がいる。こんな人間は言葉を扱うことに向いていないんじゃないかと思うが、なにもしないよりはマシなので今日も日記を書く。

朝起きた段階でメンタルの調子が良くな

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わかおの日記198

わかおの日記198

先週随分と忙しかったので、久しぶりに昼過ぎまでゆっくりできた。昼は母親が取り憑かれたように通っているラーメン屋について行った。母は持ち前のコミュニケーション能力で、店主とすっかり仲良くなっており、味玉をサービスしてもらっていた。そして他に客がいなかったこともあってか、大人しい印象の店主と雑談までしていた。母はこういう時にぼくを置き去りにせずに、自然に会話に混ぜてくれる。おかげで近所の「ラーメンチョ

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わかおの日記197

わかおの日記197

阿波踊りの本番だった。ぼくは慶大生なのに何故か中央大学連に所属しているため、中央大学の着流を着て本番に出た。ぼくはあまり自分の大学が好きじゃないので、最近では中央大学のほうにむしろ帰属意識を感じている。ああ我が中央大学、立川に吹く風…

会場の文京シビックホールは、どうせ公民館みたいなものだろうとたかを括っていたが、実際は巨税を投入して作られた馬鹿でかいタワーで驚いた。さらに予想していたよりも沢山

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わかおの日記195

わかおの日記195

大学の喫煙所のなんちゃって退廃的な空気にすっかり辟易していて、タバコを吸いに行くたびにうんざりする。どうせ親に高い学費を払わせているくせにロックンロールを気取って、美容院に通いきちんとキューティクルを維持しながらロン毛にしているような奴らばっかりで反吐がでる。同族嫌悪だろうか。少なくともぼくはそうじゃないと思いたい。親に小遣いをもらっていることを悪びれずに言えるぼくのほうがリアルなんじゃないか。

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わかおの日記194

わかおの日記194

少し早く田町駅に着いたので、一服してからベンチに座り彼女を待っていた。5分ほど待つと遠くから三つ編みの彼女が、白くてモチモチのほっぺたを揺らしながら(実際そんなに揺れてないけど)歩いてきた。「これこれ〜!!」と思いながらぼくは「おはよ」と挨拶をした。

彼女は怪訝そうな表情でぼくの格好を下から上まで眺め回したあと一言「……ちょっと太った?」と言い放った。確かにぼくは少し太ったような気がする。若干顎

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わかおの日記193

わかおの日記193

今日は一日中ずっと彼女と一緒にいた。彼女と大学に行って、彼女と松屋のチーズ牛丼を食べて、彼女が取っているロシア文学の授業(ぼくは去年単位を取った)に潜って本を読み飽きたら昼寝して、放課後は恵比寿のトリュフ入りクロワッサンが美味しいお店でお茶して目黒まで歩いてお気に入りの町中華で夕飯を食べて公園で酒を飲んで帰った。

こう書くと食って飲んで喋っているだけである。しかしこれだけでも楽しいのである。昨日

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わかおの日記191

わかおの日記191

朝からバイトをしてその足で大学に向かい、難解なインド哲学の授業を受けて国分寺でラーメンを食って帰ってきたのでもうヘトヘトである。驚くべきことに明日も朝からバイトだ。吉祥寺が嫌いになりそう。そんなわけで早く寝ないといけないので手短に。

朝死にかけでsportifyを漁っていたら見つけためちゃいいバンド

日本語とシューゲイザーって相性がいい気がするのですが、それを体現しているようなバンド。

バイ

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わかおの日記190

わかおの日記190

今日は阿波踊りの練習に行った。

実は中学生のときに、小学校からの幼馴染2人と阿波踊りをやっていた。きまぐ連というふざけた名前の連にぼくは所属していて、名前の通り本当に適当な団体だった。リーダーらしき人の良さそうなおじさんが丁寧に踊りを教えてくれるのだが、太鼓や笛の爆音演奏に彼の声はかき消され、全くなにも学ぶことができなかった。

そのような有様だったので、ぼくたちは結局適当に見様見真似で踊りをし

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わかおの日記189

わかおの日記189

大学が始まってみると、ぼくが想像していた「大学3年生の暮らし」はどこにも見当たらず、授業とバイトとデートと三味線を行ったり来たりする慌ただしい暮らしが待ち受けていた。そんな日々の中で今日という日だけは奇跡的になにもすることがなかった。

こういう日に何をするかというと、以前は近所の公園に壁当てに行ったり、曲を作ったり、なにか物を書いたりしていたのだが、最近はもっぱらカレー作りである。

娯楽にも2

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