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エッセイ

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自分のこと (機能不全家族、依存、仕事、恋愛、心療内科、発達障害)
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#おひとりさま

お翼けお涙いらないの

お翼けお涙いらないの

校長先生から放課後にお話。
「今年度は専科で、一人だから寂しい思いをさせてるよね。大丈夫?ごめんね…」
と。

その通り。分かり切ったことを聞かないで欲しい。
悪い方じゃ決して無いのだが、『それでも私を選んだのは貴方ですよね?』という暗い感情が頭をもたげる。
学年部で皆さんが動いている中、入りづらく思うこと。
生き生きと活躍する同期や後輩と比べて、感じてしまう劣等感や羞恥心。
私なんて居なくてもい

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一隅を照らす

一隅を照らす

今日も今日とて定食屋さんへ

WBCが放送されていた。
「あっ野球だ!」
と呟いた私に、
「野球好き?テレビが見えやすい席でいいよ!」
と優しく声をかけてくださるご主人。
お言葉に甘えて、テレビの正面へ。
大谷選手や吉田選手、ヌートバー選手など大活躍していらっしゃる方々を見て、
『なんて素晴らしい御方達…。日本の誇り…。ありがとう…。』
なんて日本の末梢から感謝を伝えたくなる。
特に三回での逆転は

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おひとりさまの達人【#元気をもらったあの食事】

おひとりさまの達人【#元気をもらったあの食事】

おひとりさまが得意だ。
映画、居酒屋、カラオケ…etc
どこにでも一人で行ける。

中でも、定食屋さんに行くのが一番好き。
子どもの時から大好き。
お安いところだとなお嬉しい。

金曜日、仕事が終わって帰る。
「よしっ!」
コンタクトを外し眼鏡をはめ、ジャージに着替える。
これが私の正装。
金曜日の夜、世間では華金と言われるが、
私は一人で近所の定食屋さんへ行く。

二十代前半は、毎週のように呑み

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「手」を感じるご飯

「手」を感じるご飯

一人暮らし。
仕事が終わったあと、冷たいコンビニご飯を黙々と食べる。
…味気ない。
詰め込むだけの惰性飯。
作った人の「手」が思い浮かばないような食事。
そんな時、昔のことを思い出す。



小学生の時、
母に1000円を渡された。
「これで何か食べて来て。」
お金を渡されたのは初めてで、不安で胸がぎゅっと掴まれたような気持ちになった。
「どうしよう…?」

母は、父と喧嘩するといつもそう。

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置かれた場所で咲く花に

置かれた場所で咲く花に

今日は、コメダ珈琲でモーニングをするって決めていた。
たっぷりサイズの珈琲を頼んで、ゆっくり考えたいことがあったから。



来年度は担任外になるかもしれない。
なんだかんだ言いながら、教員の仕事が好きだし、教員であることに誇りを持ってる。
特に担任として、一番近くで子どもたちの成長を見守れることに大きな魅力を感じてきた。
だからこそ、この人事に傷ついた自分がいる。
戦力外通告ってこと?私は必要

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休日の朝が好き

休日の朝が好き

今週は珍しく何も予定の無い週末。
平日の朝はあんなにうだうだ布団の中に居るのに、今朝は6時半にはスッキリ目覚められた。
やっぱり休日の朝が一番好き。

彼と会う土曜日の朝も楽しみだけれど、準備と彼の住む町へ向かう運転で一瞬にして過ぎ去ってしまう。
その点、1人の休日の朝は自分のやりたいことだけで埋め尽くせる。

平日、帰ったらバタンキューでなにも出来ない。寝に帰るだけ。
その分、家事は土曜の朝にす

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一人が好き。でも独りは嫌。

一人が好き。でも独りは嫌。

A型あるあるでよく聞くタイトルの言葉。
言い得て妙だな。
私は「おひとりさま」が大好き。
一人居酒屋、一人映画、一人旅行。
休みの日ぐらいは一人にしてほしい。

人と会うと、帰った後の自己反省会がしんどい。あの時言った言葉は、嫌な思いにさせていないだろうか?あの子に比べて私はなんて駄目なんだろう…etc
一人でいれば自分を嫌いになることもない。

でも、独りぼっちは嫌なんです。
誰もいない家の中に

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田舎のゲストハウスは最強のパワースポット

田舎のゲストハウスは最強のパワースポット

最近気持ちがささくれだっていたので、
遂に「現実逃避行」を決行した。

本日のお宿は、前々から気になっていた近場のゲストハウス。

緑豊かな風景に、入る前から癒される。
古びた建物の外観も趣深い。

中に入ってみるとびっくり。
一泊1万円する旅館のような高級感。
(実際は朝食付き4500円)

入った瞬間から、「当たり。」と思う宿なんて滅多に無い。
でも、ここはそう思わされた。

客室に案内されて

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