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エッセイ

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自分のこと (機能不全家族、依存、仕事、恋愛、心療内科、発達障害)
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2023年8月の記事一覧

日常に好きな色を載せる

日常に好きな色を載せる

大人になった今、
自分を幸せにできるのは自分しかいない
と感じる。

以前はお付き合いしている人に依存していたと思う。
「なぜ私は辛いのに駆けつけてくれないの?」
「なぜ3年も付き合って結婚の話を持ち出してくれないの?他の人はもう結婚してるのに。」
「なぜ私がここまで尽くしているのに返してくれないの?」
そんな押し付けがましい思いばかり抱いて。
この頃は、ずっと不幸な気分だった。
自分の幸せを、

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泡沫の日々

泡沫の日々

何となく、10年後に生きている気がしない。

別に不幸で死にたいとかではない。
むしろ今が多分、一番幸せ。
家族と離れて暮らし、現状に目を瞑ることができる。
大好きな人と両想いで、週末には会うことができる。

それに、理想の未来予想図もある。
まず、貴方と一緒になる。
次に子どもが産まれる。
仕事は大変だけれど、母に手伝ってもらう。
孫ができて幸せそうな母。
そして弟は仕事が決まり、家を出ている。

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愛される女は地図を読まない

愛される女は地図を読まない

「恋愛の師匠」と仰ぐ友だちがいる。

5年間も同じ人と付き合い続けている女の子。
最初の3年間は、東京と沖縄の遠距離からのスタート。
しかも彼氏さんは結構モテる。
実際、学生の頃は遊び人だったらしい。
そんな彼氏さんも今では、彼女に一途で、周りから見ても羨ましいほど尽くすタイプになった。
「どうしてうまく長続きするの?」
と聞いた時にその子から教えて貰ったことを書き残していこうと思う。

①上手く

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私たちは労働の奴隷じゃないから

私たちは労働の奴隷じゃないから

私は今、「仕事のため」に生きている。

平日朝は7時頃に出勤し、夜は21時前に退勤。
忙しい時は22時過ぎても学校にいる。
帰ってきたら週末に作り置きしたものをかき込むように食べて、シャワーだけ浴び、少しだけ仕事をしてから寝る。
平日も土日も仕事のことを考える。
長期休みぐらいしか、自由に休みは取れない。
そんな生活も5年目だ。

今はいい。
仕事は生きがいだから。
でも、これからは?
もし、結婚

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色が変わりゆくその日まで

色が変わりゆくその日まで

無理をさせている気がする。

昨日彼の家に泊まってふと思った。
上手く言えないけれど、わざとテンションを上げてくれている感じ。
ずっとくっついてくれるし、「可愛いね」「好きだよ」と言葉をくれる。
普段感情をあまり出さない彼が、凄く甘えてくれた。
私にとっては嬉しいことのはず。
でも、なにか引っかかる。

この間のことがあってから、連絡頻度や会った時の態度が変わった気がする。↓

前に、彼が
「連絡

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君に私の孤独はあげない

君に私の孤独はあげない

ご家族と仲良しな彼。
「毎年、お祭の日に母方の親戚の家に集まるんだよね。」
「今度、実家の手伝いに召集された。その後、大叔父さんも来て皆で呑むらしい。」
当たり前のように家族との予定がポンポン入る。

親戚で集まることも、家族皆でご飯を食べることも私の家では有り得ない。
最後に親戚に会ったのは…5年前か。
最後に、食卓で家族全員でご飯を食べたのは…覚えていないぐらい昔だ。

「〇〇ちゃんの家はどう

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箱庭の中 貴方と過ごす 同じ日々 一日でも長く 続けばいいと(現代短歌)

箱庭の中 貴方と過ごす 同じ日々 一日でも長く 続けばいいと(現代短歌)

箱庭の中 貴方と過ごす 同じ日々 一日でも長く 続けばいいと
(はこにわのなか あなたとすごす おなじひび いちにちでもながく つづけばいいと)



代わり映えのない日々が何よりも欲しい。
外で起きている色々なことは知らなくていいし、二人だけの世界でいたい。
箱庭のような、狭い部屋で過ごす時間が愛おしい。
一日でも長く続けばいい。

例え、誰かから恋愛の真似事のようだと言われても。

美しい過去にするぐらいなら忘れ去ってよ

美しい過去にするぐらいなら忘れ去ってよ

トプ画を最近撮った向日葵の写真にしたら、
元カレからLINE。

「向日葵、綺麗に撮れてるね!
二人で見に行った時は全部下向いてたよね。笑」

……それで???

おっと、本音が。

もう貴方との思い出なんてどうでもいいのよ。
別れた時点で、二人で過ごしていた時間なんて価値が無くなる。
付き合ったことが無駄だったとは言わない。
いい経験にはなったと思う。
でも昔の恋人との思い出を、後生大事に愛でる

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