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短歌エッセイ

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つかまえそびれてしまった

つかまえそびれてしまった

やる気って神出鬼没 風来坊どこかにためておけたらいいのに

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

やる気さん
あなたには本当に手を焼いています。
いつも唐突にひゅっと現れて
ちょっと気を抜いていると
もうどこかへ旅立った後なのですから

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

だいたいいて欲しい時にいないのがやる気さんの特徴です。

突然ひらめくアイデアと一緒で
その時を捕まえないとすぐに逃げられてしまう。
どこか

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非言語コミュニケーション

非言語コミュニケーション

布団からじっと見ているにんげんのおんなのひとのセクシーポーズで

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

じっと見つめられると思わずそばに寄ってしまう…

そんな眼力をもっている。

言葉を介さなくとも的確に想いを伝えてくる。

そう、今どうしても撫でて欲しいのね?
わかりました。

何をおいてもそうしてあげたくなるのはなぜ?

我が家の猫さまは視線一つでにんげんを動かします。

もうすぐ猫又になるやもしれ

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今日はそんな日

今日はそんな日

雨の日はなぜか猫さんよく眠り隣でわたしもよくよく眠る

眠たさは粒子となって部屋に満ち空気感染するものらしい

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

どうにもこうにも眠くてダルい。
日々のあれこれに対するやる気は満ちてこないのに
お布団に戻る気は満々です。
きっと気圧のせいでしょう。
そういうことにしておきます。

不意打ち

親指がボタンを押した瞬間に我が表情の険しさを知る

ひとに見え己れに見えぬ表情を不意に突きつけ電源オフに

無意識に眉根を寄せた面持ちを驚き見つむ液晶画面

真剣さ傍から見れば不機嫌か仏頂面に問いかけてみる

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

携帯に突然自分の顔を見せられて
不意打ちを食らった気分でした。
人の目を意識していない表情があんなだったとは…

電源をオフにするなんて
数えきれない程繰り返

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私が見ている世界では…

私が見ている世界では…

久々の青空のもと舞う君はタカかトンビかそれともワシか

風に乗り羽を広げて高みから王者の如く凧の如く

大空のほんの少しのスペースに弧を描く鳥ウレシタノシと

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

太陽が姿を見せない日がかれこれ一週間ほど続いたでしょうか?
久しぶりにお日様がお顔を見せてくれてから今日で五日連続晴れ日が続いていますが、初日はもうただただ嬉しくて…
そうだったそうだった!
晴れの日ってこん

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秋、ですよね?


秋なのにいつかの春を想わせる
黄緑色の空気も木々も

金木犀わずかに香る晴れの日の
キミドリ帝国秋立ち入れず

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

※以下の文章は一か月以上前に書き、お蔵入りしていたので季節感にズレがあります。

今年はいつも歩いている散歩道の色がなかなか変わらない。
雲一つない青空のもと、木のトンネルの葉は若草のように見えた。

空気は秋、なのに目から入ってくる景色はまるで春。

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暑さと眠さの因果関係

暑さと眠さの因果関係

夏戻る省エネモードに切り替わる
わたしの身体なかなか優秀

横たわり全身で受く蝉時雨
眠りの国へのトンネルとなり 

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

暑さが眠気を誘うと信じているのは私だけでしょうか?
エアコンが苦手なので出来る限り窓を開けて過ごすようにしているのですが、暑い日が続くとぶつ切れではあるものの、いつもより睡眠時間が増えます。
自然とソファや床に横たわることが多くなり、そのうち眠りの世

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思いがけない贈り物

思いがけない贈り物


効率をまるで無視した二枚組ハガキや友の茶目っ気のせて

♫*:..。♡*゚¨゚゚

ポストの中のものを回収しながらチラシや他の郵便物に紛れてちらっと見えたハガキを二度見した。
あれ?同じ筆跡のものが二枚あるような気がする... 気のせいかな?と。

手に取ったものを整理してみると確かに二枚ある。
差出人は結構長い付き合いになる友人で、先日出した残暑見舞いの返事だった。

それにしても何故二枚組に

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沈みたくても沈めない

沈みたくても沈めない

布団沼仰向けのまま沈みたい
私を猫が放っておかない

今日だけはただひたすらに眠りたい
猫のばあやも人間だもの

♫*:..。♡*゚¨゚゚

我が家の猫さんは、真夜中であろうが早朝であろうがお構いなしに用事を言いつけてきます。
それはいつものことなので、もう慣れてはいるのです。
ただ一昨日の晩は、私が一番気持よく寝ている時を狙っているみたいに嫌~なタイミングで声をかけてきたので、朦朧とした意識の中

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曖昧な境界線

曖昧な境界線

寝入り端夏の名残りが見えたのに
夜明けの風に毛布引き寄せ

まだまだと暑さ居残りきめていて
9月はじめは夏だか秋だか

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

昨夜は久しぶりに熱帯夜が続いた頃を思い出した。
生ぬるい空気を感じながら
昼のみならず、夜の巻き返しも企む夏の意図を感じてしまったからだ。

あれこれ考えながら右を向いたり左を見たり...
それでもいつの間にか眠っていたらしい。
以降目を覚ます度に

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効果のほどは如何に?

効果のほどは如何に?

里山の稲穂を守るニューフェイス
子らの個性を纏い現わる

これからは我らの番ぞと云いたげに
案山子ら並ぶ誇り湛えて

♫*:..。♡*゚¨゚゚・

出来るだけ毎日朝に歩くようにしています。
でも、暑さ寒さが厳しかったり、眠すぎたりやる気が起きない時は無理をせずにすぐサボります。笑
8月は暑すぎて結構お休みしました。

私のウォーキングコースには小さな田圃があり、毎年案山子が装い新たに登場するので

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古いのに新鮮

古いのに新鮮


暑い日々見舞う便りも締切と
はやる心で便箋を出し

急がねば時期を逃すと背中押す
涼しい風と秋の虫の音

♫*:..。♡*゚¨゚゚

手紙を書くことが極端に少なくなった今
手紙とは面白いものだと改めて思う。

出してしまったら二度と読むことができない。
よほどのことが無い限り何を書いたか忘れてしまう。
こんなサッパリとしたやりとりが他にあるだろうか?

メールがなかった頃は返ってきた手紙の文面を

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少し時間を巻き戻して...

少し時間を巻き戻して...

窓辺にて
微かに揺るる風鈴に
音与うるは風つくる箱

エアコンの
風にもチリリ応えます
自然の風と分け隔てなく

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

これはほんの一週間程前に詠んだ歌です。
今は大分涼しい風が吹くようになり、窓が開けられるようになりましたが、その頃まだ日中はものすごく暑くて閉め切った部屋に遮光カー

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