ワーケーションの「バケーション」「ウェルネス」要素について
2023年12月に和歌山県白浜町(南紀白浜)に移住しました。ワーケーション先の候補として和歌山県白浜町を検討する際に参考になりそうな情報をまとめてみます。(あくまでも現時点で私が把握していること、感じていることです。随時アップデートしていきます)
1, ワーケーション=ワーク+バケーション ってホント?
造語の起源を疑っても仕方ないのですが、実際にワーケーションを体験している人達と意見交換してみると、必ずしも「バケーション」を求めていない気もします。
あくまでも「ワークの質の向上」を中心に考えている人達は、わざわざ週末に出かける「ワーケーション先でのバケーション」ではなく、「ワーケーション先での空気感」を重視しているのではないかと思います。空気感とは例えば「ワークしている場所から見える景色」「ワークしている場所の空気の美味しさ」「ワークしている場所で聞こえる(自然な)音」などなど。これらも「バケーション」の要素ではありますが、「バケーション」というイベントの特別感ではなくもっと日常的なもの。
「ワークの合間に食べるもの」「ワークの合間に飲むもの」も大事ですよね。特別なものではなく、「ワークの質の向上」を助けてくれるような「身体や脳に栄養が流れ込んでいる」ことを実感出来るような良質なもの。
自分の経験でも「リラックスし過ぎている」とワークの質は最適にはならず、適度な「緊張感」も必要で、そのバランスが大事ですね。
2, ワーケーションとウエルネス
旅行業界では「ウエルネス・ツーリズム」が提唱されていますが、おそらくワーケーションで必要なのはこの「ウエルネス」要素なのかもしれません。
随分偏った説明ですが、主旨は分かります。
「旅先」の反対語は「自宅/その周辺/普段ワークしている場所・時間」だと考えると、何だか日常生活の中では「心と体の健康に気づく」「新しい発見と自己開発」が難しいのだと言いたいのでしょうね。少なくとも当人がかなり自覚的でないと難しい。
「ワーケーションという働き方」が「普段ワークしている場所・時間」と何が違うのかというと、上記の「心と体の健康に気づく」「新しい発見と自己開発」が出来る環境を得られやすいのかもしれません。最初はただの「気分転換」、そこから始めて、さらに「良い空気、良い景色、良い(自然)音」に囲まれて心と身体がほぐれていくと、自然と「健康的な飲食」をしたくなる。都会にいると、それを「ビルの中でのフィットネス」とか「マッサージ」とかでなんとかしようとして逆にストレスが溜まる。忙しく過ごす中で短時間で食事をしようとして、ついついファストフードを摂ってしまう・・・。「ウエルネス」とは程遠い日常。
3, ワーケーション先の条件
そう考えると「ワーケーション先」は必ずしも「観光地/リゾート地」でなくてもいいのかもしれません。平日のワークの後、夕方から気軽に散歩に行ける近隣の自然環境。騒がしくないけど和やかなナイトライフを楽しめる飲食店。週末などの休日に頭と身体を完全にオフに出来る環境、それは軽いスポーツでもいいし、長時間頭を空っぽに出来るサイクリングでもトレッキングでも釣りでもいい。少なくとも
ワーケーションの滞在先に篭ってゲームとかせずに出かけたくなる周辺環境。
都会で働いていても自覚的にそういうウエルネス的なものを生活に取り入れている人達も多いですが、それをもっと気軽に本格的に取り入れられることこそ「ワーケーション」の意義かもしれません。
上記は「オフ」の話を書きましたが、実は「アイディアを出す」「構想をまとめる」という作業はワークとオフの狭間の状態が一番適している場合もあって、温泉に浸かっている時、海に潜っている時、自転車を漕いでいる時、公園を散歩している時、車を運転している時、昼寝をしている時、などにフワッと降りてくれることもあります。パソコンの前に座ってキーボード叩いていると「ワーク」している気になりがちですが、実は何の価値も生んでいない作業な場合も多いと思います。
4, ワーケーション先候補としての南紀白浜(アップデート)
・・・と考えてきて、以前書いた下記の内容をアップデートすると・・・
「リゾート地」「温泉地」という特徴以外に「海と山が近くて、少し移動すると景色が変わる」「緑地が多い」「坂道が多い(デメリットではなく散歩道として最適)」「朝の空気が美味しい、夕焼けがキレイ」「人が穏やか」などなど当たり前だけどウエルネスに繋がる要素が豊富なのが分かります。
もちろん足の確保さえ出来れば、近隣に「バケーション」要素も豊富にあります。
主に「観光・バケーション情報」ですが
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