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旅の風景

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90年代から僕が歩いた世界一周放浪の写真とコラムです。
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旅の風景🇮🇳2人のインド人女性との一生忘れられない出会い・その①

旅の風景🇮🇳2人のインド人女性との一生忘れられない出会い・その①

旅の風景
インド🇮🇳プリー
1993年

【世界一周旅行記】
僕のインドデビュー戦は“コルカタ''ではなくカルカッタだった。時は1993年。

インド人の方々によって、いい意味で身も心もズタボロにされて洗礼を受けていた僕は、ゲストハウスに戻り一人うなだれていた。

そこへ、インド慣れした先輩パッカーがやって来て

『プリーでも行って海でも見てきたら』

とアドバイスをくれた。

プリー?よく分

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旅の風景🇺🇸はじめの一歩〜ロサンゼルス’90

旅の風景🇺🇸はじめの一歩〜ロサンゼルス’90

旅の風景
アメリカ合衆国🇺🇸ロサンゼルス
1990年4月25日

【僕の記念日】はじめの一歩〜ロサンゼルス

今から34年前の今日。1990年4月25日。僕は初めて異国の地を踏んだ。アメリカ・ロサンゼルス。ここから、僕の放浪の人生が始まった。この日を記念日としたいと思っている。

始めから一人旅だった。

一緒に行こう!などと言ってくれる友だちは周りにいなかった。あえて孤独を楽しんでいる時でも

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旅の風景🇨🇱南米チリ、ビニャ・デル・マールのレジェンドとの再会!

旅の風景🇨🇱南米チリ、ビニャ・デル・マールのレジェンドとの再会!

旅の風景
チリ🇨🇱ビニャ・デル・マール
1999年〜2013年

【世界一周旅行記】
チリ伝説の安宿・汐見荘
山岸さんとの思いがけない再会 

僕が初めてチリ、ビニャ・デル・マールにある伝説の安宿、汐見荘へたどり着いたのは今から25年前1999年の夏だった。

世界一周の旅の途中、北米マイアミからメキシコに入り、ローカルバスをつないで中米諸国をめぐり、そして南米をブラジルまで目指していた時だ。

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旅の風景🇻🇳南ベトナム解放民族戦線(ベトコンVietcong)の元戦士たちは?今。

旅の風景🇻🇳南ベトナム解放民族戦線(ベトコンVietcong)の元戦士たちは?今。

旅の風景
ベトナム🇻🇳サイゴン
1996年

南ベトナム政府とその支持国であるアメリカに対するゲリラ戦を展開し、ベトナム統一のために戦って生き抜いてきた方々。

自分の身の丈より長いライフを担ぎ、死戦をくぐりぬけて来た方たちです。
みな優しい顔をされています。時は流れる。

ベトナムに今ある平和を誰よりもかみしめ、誰よりも子どもたちの幸せを願っている人たち。人に歴史あり。

いまのベトナムの平

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旅の風景・カンボジア②11年越しの恋が実った瞬間泣けてきた

旅の風景・カンボジア②11年越しの恋が実った瞬間泣けてきた

旅の風景
カンボジア🇰🇭②バンテアイ・スレイ
1995年そして11年後

バンテアイ・スレイ (Banteay Srei)
1995年、夏。初めてのカンボジア。
アンコールワットの街シェムリアップへは日本からの直行便はない。どこかの街でトランジットすることになる。当時はバンコクからのダイレクト便も無かった。カオサンでロイヤル・カンボジア・エアーと言う仰々しい名前のキャリヤーを選び、片道キップ

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旅の風景・カンボジア①プノンペン1995

旅の風景・カンボジア①プノンペン1995

旅の風景
カンボジア編🇰🇭①プノンペン
1995年

1995年、僕はバンコクからプノンペンに飛んだ。目指していたのは、アンコールワット。シェムリアップという街の近郊に在る世界遺産だ。まだその頃は直行便などがなかったから、バンコクから首都プノンペンへ飛び、そこからトンレサップ湖を遡っていく高速ボートに乗る必要があった。

そうして、立ち寄った混沌の街、首都プノンペン。

宿にしたのは、伝説のレ

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