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日本極小型株は首位陥落しましたがまだ世界4位と健闘。IT・コミュニケーションで米国に覇権を握られ金融センターになれなくとも新しい挑戦で活路を開くデンマークに要注目(世界株式の年率USDトータルリターン(10年間:2010/12-2020/12))
本日は毎年恒例の年始企画の世界株式の年率USDトータルリターン(10年間:2010/12-2020/12)を見ていきたいと思います。
元データはMSCIです。
昨年同様にLarge(大型)、SMID(中小型)、Micro(極小型)毎に主要国を見ていきたいと思います。
注意点は↓一昨年の記事をご参照ください。
まとめ日本は去年までと同様に、大型株・中小型株においては米国には負けて中国・ユーロ
元々米国SaaSの中で最高の成長率を誇っていたZoomはコロナの追い風で更に怪物に。嘗てのアイドルSlackや和製業務効率化の雄サイボウズ・チャットワークも同様に成長加速している?【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は業務効率化セクターSaaSの高成長企業Zoom Video Communications(以下ZM)・Slack(以下WORK)を見ていきたいと思います。適宜、同セクターのサイボウズ(以下CZ)、チャットワーク(以下CW)で比較したいと思います。
概要
WORKのIPO以降の価格リターンは↓です。
(ZMは青、WORKはピンク、CZは濃黄、CWは黄)
出典:Yahoo
金融情報サービス等のユーザベースはQuartz投資が失敗し成長率がサイズで約110倍違うS&Pと同等まで下落。成長性と収益性のバランスの悪さを反映してバリュエーションは低めに【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は金融情報SaaSのFactSet(以下FDS)を見ていきたいと思います。適宜、日本のユーザベース(以下UB)、債券格付・金融情報サービス・株式インデックス会社のS&P Global(以下SPGI)で比較したいと思います。
概要
UBのIPO以降の価格リターンは↓です。三社ともにベンチマークを上回る素晴らしいパフォーマンスとなっています。(UBは青、FDSはピンク、SPGI
IPO後公募価格割れを続けていたメルカリはコロナを経て初値付近まで復活!同様に小規模小売のeコマース/決済を手掛けるSaaS企業のShopify・BASEに成長率で勝っている?米国/メルペイへの突撃はあと何年可能?【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日はeコマース用のプラットフォームSaaSの高成長企業Shopify(以下SHOP)を見ていきたいと思います。適宜、日本の消費者・小規模業者フリマSaaSのメルカリ、eコマース用のプラットフォームSaaSのBASEで比較したいと思います。
概要
SHOPのIPO以降の価格リターンは↓です。メルカリは伸び悩んでいますが、SHOP・BASEは素晴らしいパフォーマンスとなっています
Q. 日本の成長企業では珍しく社長の総報酬1億円超のGMO PG。時代をリードするE・マスク/P・ティール創業のPayPal、ツイッター創業J・ドーシーのSquareとの比較においてGMO PGの株価は5年で何倍になった?【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日はペイメントSaaSの高成長企業PayPal(以下PYPL)・Square(以下SQ)を見ていきたいと思います。適宜、同セクターで日本を代表するインタネット企業集団GMOグループに属するGMOペイメントゲートウェイ(以下GMO PG)で比較したいと思います。
概要
SQのIPO以降の価格リターンは↓です。各社ともに素晴らしいパフォーマンスとなっています。(GMO PGは青、
Q. 訴訟から約3年、同じ企業年齢・会計/人事SaaSでガチンコ対決のfreeeとマネーフォワードはどちらがより大きな売上高で顧客に愛され、どちらが株式市場に愛されている?【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は会計・人事セクターSaaSの高成長企業Workday(以下WDAY)を見ていきたいと思います。適宜、見事に会計SaaS企業に生まれ変わったIntuit(以下INTU)、日本の同セクターのfreee、マネーフォワード(以下MF)で比較したいと思います。
概要
WDAYのIPO以降の価格リターンは↓です。両社ともに素晴らしいパフォーマンスとなっています。(WDAYは青、INT
時価総額でヤフー等擁するZや楽天より大きい医療エムスリー。同サイズの米国ピアVeevaと比較すると成長率・収益率の改善・横展開可能性の面で見劣りするかも~【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は医療セクターSaaSの高成長企業Veeva(以下VEEV)を見ていきたいと思います。適宜、同セクター且つ実はヤフー等擁するZホールディングスや楽天より時価総額が大きく、売上高成長率が401/3401位(日本の不動産・金融を除く直近本決算数値)のエムスリー(以下M3)で比較したいと思います。
概要
VEEVのIPO以降の価格リターンは↓です。両社ともに素晴らしいパフォーマン
企業年齢がほぼ同じである種SaaSのNetflixと広告・ゲーム・メディアのサイバーエージェント。現在は動画で全面衝突、成長率と両CEOの胆力を見てみよう~【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は動画ストリーミングの高成長企業Netflix(以下NFLX)を見ていきたいと思います。適宜、動画へのチャレンジが著しいサイバーエージェント(以下CA)で比較したいと思います。
概要
NFLXのIPO以降の価格リターンは↓です。両社ともに素晴らしいパフォーマンスとなっています。(NFLXは青、CAはピンク)
出典:Yahoo Finance
注:NFLXは無配でCAは有配
大躍進中の弁護士ドットコムの「さらば、ハンコ」ってNPの「さよなら、おっさん」みたい(笑)電子署名世界一のDocuSignと成長率を比較してみたよ【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日は電子署名のDocuSignを見ていきたいと思います。適宜、日本の高成長法務企業の弁護士ドットコムで比較したいと思います。
概要
DocuSignは契約書の準備、署名、実行、管理を行うSaaS企業です。
また新興企業のなかでは珍しく、IPOまでに頻繁にCEOが交代している歴史があります。
DocuSignのIPO以降の価格リターンは↓です。両社ともに素晴らしいパフォーマ
経営も投資もスポーツも基本が大事!:絶対に忘れない[財務指標]の覚え方【書評:歴史と投資の交差点】
皆様こんにちは、本日は公認会計士、米系投資銀行ゴールドマン・サックスのバンカー、東証一部上場ベンチャー企業のCFOを歴任した財務のプロフェッショナル・森暁彦氏の新作の書評をしたいと思います。
本書を一言で表せば「本当に本当に重要なコア指標にフォーカス・無駄を廃しつつ、実務に裏打ちされたこぼれ話も楽しい時短学習本」になると思います。
タイトルにもある財務指標には以下のようなものがあります。
①損
セールスフォースは20年連続20%成長を続けてるってよ。日本期待CRMの星、名刺のSansanの成長率は米国SaaS銘柄対比どんなもん?【分析:日米高成長企業の評価・統治・給料】
皆様こんにちは、本日はSaaS企業の草分けsalesforceを見ていきたいと思います。適宜、日本の高成長CRM企業Sansanで比較したいと思います。
概要
salesforceは世界一のCRM(Customer Relationship Management:顧客管理アプリ)企業です。
IPO以降のトータルリターンは上記ライバル達を圧倒しています。(salesforceはオレンジ)
出
ハーバードのケーススタディは紫神並みの逆神?(笑)バックテストしないとせっかく時間・金銭投資してもGarbage-in-Garbage-out(ゴミ入れゴミ出し)になるかも~
皆様こんにちは、本日は↓記事にちなみハーバードのケーススタディに取り扱われる企業が本当に勉強する価値があるのかを検証していきたいと思います。
この手のコンサル・大学教授の話はヨイショ・眉唾ものである可能性が高く、有名な話(散々な結果となった迷著?w)としては、「エクセレント・カンパニー」や、
「ビジョナリー・カンパニー」があります。
前提計測方法としてはハーバードのケースとして取り上げられた
1994年以降の「国富」の推移ー君は不動産バブル崩壊のインパクトを知っているかい?
皆様こんにちは、本日は↓ニュースにちなみ1994年以降の「国富」の推移を見ていきたいと思います。
元データは内閣府が発表した↓国民経済計算年次推計です。
平成30年度国民経済計算年次推計(ストック編)ポイント
まず最初に↓が2018年末の日本経済全体のB/Sです。
ざっくり総資産の約三割が土地建物機械等の非金融資産、国富比率(=国富/総資産。企業で言えば純資産比率)も同様に約三割です。