仕事をロクにしない、サボり癖のある部下の正しい対処法
こんばんは、アドバイザーのこうたです。
今回は、仕事が『できない』部下ではなく、仕事を『しない』部下についてになります。
能力面、精神面のどちらも上司の指導力次第ではあります。
しかし人間の成長は、向上心や強い意識の有無で大きく変わってくるもの。
対象者1人で済めばまだマシなほうで、足を引っ張るどころか周囲の真面目な人にまで影響が及びかねません。
最も難しい問題ながらも、迅速に解決しなければならないのです。
1.なぜ仕事をサボるのか?
いくつかパターンが考えられます。
⑴単純に舐めている
今時の若いやつは……と言われる典型例です。
性根が腐っている場合は長持ちしないので、そのうち辞めます。
しかしそうではない場合、モチベーションややりがいがないから。
大人なのでそういうのも自分で見つけるのが当たり前だとはいえ、改善の余地はありますね。
⑵モチベーション、やりがいがない
⑴に同じで、ダレているパターンです。
とはいえ、あからさまではない場合、ちょっとしたきっかけで改善されることが多いです。
特に実績が伸びないなどの能力面が起因であることが基本なので、スキル向上を図ってあげると改善が期待できます。
ただ、稀に異性関係が問題の場合も。
その場合は自分か適切な人に相談をさせるといいでしょう。
時間が解決することもあるので、余計なことをしないようにだけ気をつけてください。
⑶モチベーションが下がる明確な要因がある
たとえば、
上司に人格否定をされた
場に馴染めない
抱え込みやすい性格
豆腐メンタルなど
⑴と⑵に共通しているのは、きっかけがあれば改善できる、ある意味単純な部下です。
しかしこちらは考え込むタイプで、一つ解決してもまた一つと厄介。
性格を理解した運用方法を考える必要があります。
⑷いろいろと疲れて諦めている
中堅の経歴、立ち位置に多いタイプです。
出世の限界が見えて、今の環境で楽を見つけようとしているんですね。
これ、実は組織としては最も邪魔で厄介な存在です。
部下に影響するばかりか、強く当たることが多い。
そのくせ経験から要領良く動けるので、上司に対する対応はうまい。
決定的なことを掴ませないので、怒るに怒れないのです。
能力があるのに評価されない人に多いですね。
あと、最も会社的に無駄金になる人材。
2.長所の最大化か苦手克服
理由がなんであれ、8〜9割はモチベーションが根幹にあります。
そしてその原因は、会社と自身の評価が一致していないからです。
能力が低くて置いていかれているパターンもありますね。
スキル向上を図る方法として、長所の最大化か苦手克服に絞るといいでしょう。
個人的には長所の最大化です。
漠然とスキル向上とは言っても、ゴールが見えていなかったり実感ができなかったりしたら今までと変わりません。
自分は変わったと、明確に実感できることが必須です。
これは上司の管理能力が左右するとも言えるので、上司は上司で自分の課題だと認識することが先決。
3.評価をしっかりと行い、理解を示す
評価されていると知って何も思わない人はいません。
⑴成長の実感を与える
⑵評価をしている意思を示す
⑶⑴と⑵を元に、さらなる課題を与える
大前提、嫌われている上司がやっても効果はありません。
尊敬されるとまではいかないまでも、この上司に評価されたら出世や給料にも影響されると思ってもらえないといけないのです。
もちろん、なんの決裁権もない先輩が評価することでもプラスは見込めます。
しかし上司であれば、評価が効果を持たなければ価値がありません。
そして価値を感じられないのであれば、その上司は頼りにならないと思われているのと同義です。
人間なのでストレスの要因は様々で、会社が関係ないこともあります。
しかし、意外にプライベートと仕事を切り分けている人が多いのも事実。
お金をもらうために働くのではなく、仕事を頑張ることで意味のある結果に繋がると思わせましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?