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「古本は女性器の匂いがする」と鈴木杏樹に言い放ったオッサンについて

写真は、ジョルジュ・バタイユ。
今日はこの記事で最後かな。

知人は、記事を書き溜めて要所要所で出していけば?と言うんですが、そんな面倒なことしません。酔った時に暇つぶしにやってるだけ。
もちろん金儲けでやってる人を否定しません。
記事をパクられてからはそっちの方がいいのかなと思ったりもする。

前から言っているが、完全に社会システムのコードとなり果てたパクリ馬鹿がnoteやらSNSを巡回している。オリジナリティを奪い去る現代社会のプログラム。この辺りの論点も知見のある人は是非解決策を考えてほしいです。
資本主義は必然として、システム的に、科学的にわたしたちを家畜化し、そして最後には肉塊化してくる。みんな記号にされて資本主義というシステム上で規則正しく動くプログラムでしかなくなる。これが最近の私の論点。

わたしは、みうらじゅんさんが結構好きでネットで見かけた時は暇があれば動画を拝見したりしている。幼少期から神社仏閣や仏像が好きだった方で、少し前から今まで流行っているこの手のブームの火付け役となった方。

そんなことよりも、この方はそもそも本当にすごかった。
鈴木杏樹がまだ駆け出しだったころ、深夜番組でお二人が共演してた時に、みうらじゅんが平然とした顔で鈴木杏樹に「古本は女性器の匂いがする」って言ってて、わたしは衝撃を受けました。

鈴木杏樹はあたふたしてたんですが、みうらじゅんは、空は青い、とか、リンゴは赤い、とか、そんな当たり前の事実よりも、もっと心に響くような真実を平然とした顔で言ってのけたのです。

わたしは大学でニーチェやフッサールやらを独学で学んで実存についてなんとなく言葉として理解しました。
それで、サルトルは小説の中で主人公にマロニエの木の根を見せて実存に目覚めさるシーンを描きましたよね?

あれはおそらく女性器ですよね。わたしはそう思います。
わたしは、そんな深い理解を、実は既にみうらじゅんから学んでいたことを思い出して、それで、わたしはみうらじゅんを、その時以来、偉大な哲学者の中の一人に含めています。

ニーチェ、バタイユ、みうらじゅんは、私の中では偉大な哲学者です。

おやすみなさい



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