マガジンのカバー画像

グルメ編

228
旅先で出会ったグルメ
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

伊勢参拝で食べたいもの

伊勢参拝と言えば、江戸時代のブーム。江戸時代の庶民にとって、旅行と言ったら伊勢参拝。当時の庶民の旅は、自由ではなく、ツアー制。伊勢に向かう途中、長野の善光寺参りなどのオプションもありました。全国各地から、庶民にとって、一生に一度行われた伊勢参拝。気軽にできるようになった今、伊勢参拝したときに食べたいものを3つ紹介します。

赤福 赤福本店は1877年に建設された木造建築。金色で書かれた文字が目を引

もっとみる
【2022年土用の丑の日前編】 なぜ浜名湖は、うなぎが名物なのか?

【2022年土用の丑の日前編】 なぜ浜名湖は、うなぎが名物なのか?


土用の丑とは? 2022年7月23日(土)、8月4日(木)は、土用丑の日。土用の丑の日といえば、うなぎを食べる日として有名ですが、実際は頭文字に「う」のつく食べ物であればよいという風習があります。「土用の丑の日とは何か?」という疑問から掘り下げます。

土用

 季節の変わり目の約18日間のこと。本来は立春、立夏、立秋、立冬の年4回、土用があります。中国の陰陽五行思想とは、「この世の全ては火水木

もっとみる

普段食べているのに食べていない貴重なフルーツを食べてみた

コーヒー、チョコレート

 普段、嗜好品として摂取している方は多いでしょう。産地、製法によって味わいが異なるので奥深い世界でもあります。
 しかし、皆さんが普段食べているのは、どちらも種の部分。今回は、普段なかなか出回らない実の部分を味わいました。コーヒーやチョコレートとは違った表情を見ることができ、新たな一面を知ることができました。いかに一部しか着目されてなかったことも思い知らされました。

もっとみる
指宿で味わう地産地消 おまけ付き

指宿で味わう地産地消 おまけ付き

宿飯の魅力 今回の九州旅行で宿泊した民宿たかよし。指宿駅から徒歩15分のところに位置するリーズナブルな宿。
 貸切温泉+食事もつきます。
宿の食事では地元の名物を味わえるのが魅力。

夕食のメニュー
ホシガツオの刺身、なんこつ、イカと菜の花の酢味噌和え、さつま揚げ、ソラマメ、真鯛の幽庵焼き、豚肉鍋など

朝食
シビの塩焼き、明太子など

味わった指宿の食材指宿オクラ

 オクラの生産量日本一。4~

もっとみる

日向灘に広がる冷や汁の世界

冷や汁 宮崎県の平野部を中心とする郷土料理。アジ、イワシなどの魚、ゴマ、味噌などをすり合わせたものを炙って、だし汁でのばして冷やしてご飯にかけた料理。夏の食欲が出ないときでもサラッと食べられるのが魅力です。

歴史

 原型は鎌倉時代に全国各地で存在。暑い夏、農民たちが麦飯に生味噌をのせ、それに水をかけて食べていたことが始まりといわれています。山地の多い宮崎県の農民たちにとって、江戸時代には、米は

もっとみる
枕崎で体感する焼酎の世界

枕崎で体感する焼酎の世界

 焼酎などの蒸留酒の生産量日本一の鹿児島県。焼酎は地域によって原料が異なります。鹿児島県はサツマイモが主な原料に対して、熊本県南部では米。さらに、奄美諸島ではサトウキビを原料にした黒糖焼酎が作られてます。今回は、サツマイモの収穫量も日本一な鹿児島の焼酎について、枕崎で学びました。

歴史

 焼酎は蒸留技術をメソポタミアから朝鮮半島経由で14世紀に伝来。安土桃山時代には、すでに焼酎が鹿児島に存在し

もっとみる