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エッセイ

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記事一覧

雨の日の友達|エッセイ

雨の日の友達|エッセイ

昨日「雨」って聞いていて良かった
お昼休憩に同僚が言ってたのを覚えていた
今朝はそれを思い出して傘を持ち、
念にはと、足首丈のレインシューズを履いたのだ

退勤は20:30ごろ、雨はまだぽつぽつ降っていた

そう、まだ

出て10歩ほど歩いたか
私を待っていたかのように土砂降りへ

最悪かと思いきや、今日の私にとっては最高だった

夜の20:30は誰もいない
雨の音と、車の走る音だけが聞こえる

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続、答え合わせ|エッセイ

昨日、なんか弱音を吐いちゃって
「明日の自分はちゃんとやってくれるだろうか」
と一方的に、しかも淡い期待を積まれた、今日の私は…

ん〜、まあ、まあ(60点)

大学で言うところの「可」であった

反省(もう常習犯)はあるが、ちゃんと小説を進められたという事実はできたので、ぎり「今日」という単位は取得できた
それは良かった

運命を決めたのはあの15時
お腹すいた、めんどくさい、外食しよっかな、遠

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今日という日よさようなら|エッセイ

今日という日よさようなら|エッセイ

あ〜今日も何もせんかった
三連休の中日は非常に大事だったのに
読んでいた小説の休憩で携帯を見たのがいけなかった
後輩に勧められたジャンププラスを思い出すんじゃなかった
昼前に時計を見たのが最後、気づいたら夜になり、今日の一食目であり晩御飯はキューピーのたらこパスタ一人前
そりゃ健康診断は体重でB判定になるはずだ
すべてわかっていた
わかっていたうえで気づかないふり
というよりも全ては、めんどくさい

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逃避行な金曜日 |エッセイ

逃避行な金曜日 |エッセイ

今日は金曜日、週の最後の曜日
そして明日は土曜日のスペシャルデー
Fridayって、Fly(飛ぶ)からきてるんじゃないかなと思う今日このごろ

昨夜は21:30に帰ってきて、この時間になったらご飯なんて食べない
お風呂歯磨きを済ませたら、すぐベッドに行った
こんな夜は、何もしていないから
「明日起きたら〇〇しよう」
と意気込むも、いつも私は気づかないふりで結局YouTubeを見るのだった
今回は「

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逆まんじゅう怖い |エッセイ

逆まんじゅう怖い |エッセイ

誰しも好きなものをもらえると笑顔になる
かくいう私もその一人である

私の勤めている会社では毎朝当番制で一分間スピーチがある
みんな常々ネタを探し当番の日に備える

旅行のことや、家族の話、最近あったことなど普段見れない個性が輝くので、私はみんなの発表を密かに楽しみにしている

私はよくそこでスコーンの話をした
出会いや、スコーンを求めにお店を訪れた話、好きが高じて作った話など、今振り返ると我なが

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すみません から始まる関係|エッセイ

すみません から始まる関係|エッセイ

とある通勤時
駐輪場の入口に佇む一人の女性の方がいた
仕事場に行くのに私はいくつかの会社の前を通り過ぎる必要がある。
その駐輪場はそのうちの一社が所有している従業員専用駐輪場であった。

女性はいつも最後で、駐輪場の鍵を締めている姿を私はよく見かけていた
女性は半開きにした柵に手をかけたまま、先程私が通ってきた大きめの交差点から何かを探すように上半身を動かしていた。

ちらっと目を合わせ、私は通り

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音漏れ車の真実?|エッセイ

音漏れ車の真実?|エッセイ

久しぶりに彼女の運転でドライブをした
ということは、私は久しぶりの助手席である。

旅のお供は彼女作成スマイルアップメドレー(旧ジャニーズ)である。今はKinKi Kidsが流れている。

YouTubeプレイリスト内の曲が順々に流れる
データ使い放題プランはこういう時強いのである

最初こそ色々話していたものの自然と無言になっていく
(仲が悪いとか、気まずいとかではなく、むしろ気がしれているから

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今日という日に恵方巻きを |エッセイ

今日という日に恵方巻きを |エッセイ

今日は久しぶりに力を入れて小説を書いた
増えた文字数は4000文字程度である
もともと進みの遅い性格な上に、継続という言葉が苦手な私からしたら随分頑張った結果なのだが、それにしては実感覚と結果が一致しない

おかしい

そして更には書いた文章を読み返すとあれだけ詳細に書いたと思ったシーンはあっさりと流れていく
ここはこんな軽い場面ではないのに…

おかしい
明らかにおかしい

読んだ直後はそんな気

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夢は神隠し |エッセイ

夢は神隠し |エッセイ

今年もすでに一月を終え、今年度は残り二ヶ月を切った。

どこの会社も売上計上のため大忙し
かくいう私の勤め先も同じである
定時あがりでもいけていた前期は懐かしく、この前私は残業79時間を記録した
月20日働くなら1日4時間計算である

トップは売上を増やすことに必死で、それに伴い営業は仕事を取ろうとする
しかしその仕事を実際にこなすのは現場サイド、私達である。
「今度これ入るんだけどそっちはいけそ

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夢見る全自動洗濯機|エッセイ

夢見る全自動洗濯機|エッセイ

あ〜洗濯物ってなんてめんどくさいんだろう
スイッチ押しと洗剤投入だけはやるわ
あとはたたむまで全自動でやってほしい
あ~人間ってきれいであればいいのに…

洗濯物を干す時に毎回思う
私の物干し竿にはいつも、前回の洗濯物たちがぶら下がっており、新しく洗った服を干すためには毎回それらを取り除かないといけない

取った服たちは一旦部屋の真ん中に放り投げる。

一旦というのはあくまで気持ちだ
もちろん畳ま

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短歌はうたなのだ |エッセイ

短歌はうたなのだ |エッセイ

部屋で流れる曲は最近自分の中でブームが来ているアーティストのだ

とってもかわいくてキャッチーなので、全身がリズムをとっている
一緒に口ずさんでみる
ダンスやスキップなんかしたりして
鏡に写った自分に照れ笑い

こうも気分がいいと私も"くりえいてぃぶ"をしてみたくなる

五七五七七
まとめようとメモを開いた

「あれ、リズムが取れない」

エッセイなどの文章は書けるのに、短歌になると書けない。
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炊飯器にて |エッセイ

炊飯器にて |エッセイ

炊飯器を開けた。
大学から使ってる炊飯器だ。

「しまった…」

保温をかけたまま数日が経過した中は、内釜にそって焼き米のようになり、無事であろう部分も全体的に黄みがかっているように見えた。

3合、一食200gのルーティンを思い出すと先日一食分食べたきりであるからして、ここには四食分残っていることになる。

思った以上の量である。
夏でなかったことを感謝しよう。

計量計、茶碗、ラップを準備し、

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バレンタインはチョロQさ |エッセイ

バレンタインはチョロQさ |エッセイ

砂糖は麻薬とはよく言ったもので、中でもチョコレートは昔から希少でとても高価なものだった。

今でこそスーパーで誰でも買えるが、昔の人から見るとまさに極楽浄土に見えるだろう。

昨日行った阪急百貨店のバレンタイン博覧会は特に驚くであろう。

なんたってチョコばかりなのだから、いやチョコしかないと言っても過言ではない。

それを求めて全国から人が集まり、様々な商品を手に取り口にいれる姿は一種の中毒者に

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