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教会の問題

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キリスト教会はとても居心地のよいところです。でも、満点を期待してはいけないでしょう。たくさんの問題を抱えています。とくに内側にいると見えないものを、なんとか見ようとするひねた者が…
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#ワクチン

事の深刻さ

事の深刻さ

新型コロナウイルス感染症の新規感染者は驚異的に増えている。これが保健医療の場でどれほど深刻なことになっているか、あまり気づかれていないように見えるために、まず知ることからと思い、少しだけ簡潔に綴る。
 
新規感染者の増大は、この二年間のことが参考にならないほどに、濃厚接触者が感染者より遙かに多い人数として数えられているということである。医療従事者は、基本的にこれまで現場においては濃厚接触者にはなら

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現場の労苦に気づいて (使徒16:25-40)

現場の労苦に気づいて (使徒16:25-40)

神に行く手を阻まれた末、マケドニア人の幻がパウロに現れて、ギリシアの土地に向かうことになったところ、そこで信じる者が現れたという、ちょっとめでたい話を先週致しました。今日はその続きです。
 
リディアというたぶん裕福な女性とその家族がイエスを信仰するに至り、これまたたぶん、その出会いとなった祈りの場所なるところに、パウロと一行は向かいます。するとそこでトラブルに遭います。ある奴隷の女、たぶん巫女の

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いらないもの

いらないもの

関東のラジオ番組だが、リスナーに電話をかけたときに、お決まりで尋ねる質問があって、三つのものを並べ、「いらないものはどれ?」と迫るものがある。たとえば、「にんにく・しょうが・こしょう。いらないものはどれ?」のようなものだ。リスナーは「うーん」と考えて、ひとつを返す。個人の好みがそこに反映されて、けっこう面白い。「英語・数学・国語。いらないものはどれ?」などという質問を受けたら、あなたはどれを答える

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運命を信じますか (使徒16:6-15)

運命を信じますか (使徒16:6-15)

「ロマンスの神さま この人でしょうか」(広瀬香美)って、1993年の歌なんですね。でもそこそこ今も流れていて、冬にはよくラジオでもかかります。男女の出会いのシーンを鮮やかに彩るポップなメロディに、刺し貫くような声、魅力があるものです。
 
結婚に「適齢期」などというものが言われた時期は、遥か昔。女性の「活躍」などという表現とっていること自体、政治の世界がそんな遥か昔の時代で営まれていることを表して

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祈ります

祈ります

大阪での新規感染者の増加が著しかったが、その数字が各地方へ飛んでいる模様です(大阪に住む方々が安心できるようになることを願っています、いえ、どこででも)。人の動きがある限り、新型コロナウイルスの感染拡大は、簡単にはなくならないように見えます。
 
大阪では、亡くなる方が多いことで心が痛みます。苦しかったことでしょう。また、その家族な身内の方々の苦悩と悲しみも、想像を絶するものがありましょう。高齢の

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早くワクチンを打て。

早くワクチンを打て。

新型コロナウイルスの感染は2021年初頭にピークを迎えたかと思われたが、新年度が始まる際にさらにまた勢力を拡大している。変異株の力が大きいと思われるが、初頭は年末年始の集まり、新年度は歓送迎会の集まりも背後にあったのではないかと推測されている。大阪市の職員が千人単位で、府民に依頼している基準を無視して感染拡大を助長する行動をしていたくらいだから、民間でもこうした基準は規制とはなっていなかったと言わ

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ゴールデンウィークが始まる

ゴールデンウィークが始まる

福岡も、新型コロナウイルスの新規感染者が、4月28日、過去最高の人数となった。亡くなる方もいる。いくらかはそれが抑えられているのは、医療現場の方々の、命と心を削るような尽力の故なのだろうと思っている。祈ることしかできないが、片時も忘れないでいるつもりだ。
 
なにせわが家にもその一人がいる。ワクチン接種が始まり、実際にワクチンも手にしている。重症化する懸念のある高齢者からそれは始まるが、実のところ

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医療従事者のための祈り

医療従事者のための祈り

殆ど私の記事は読まれていない、という前提で書く。もちろん、確実にお読みくださっている幾人かの方々のことは存じ上げている。しかし、目に止まらないか、目に止まっても読むことのないほどお忙しいか、それともうざい文章になど興味がないのか、そもそもブロックをかけているのか、理由はひとそれぞれだろうが、読まれていないのをいいことに、ひとつ悪口でも書いてみようかと思った、としておくことにする。もしも目に留まり読

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