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私的なお気に

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個人的に満足いっているというか好いているというか。言葉遣いや言語化上手くいったな〜もっと覗いてもらいたいな〜ってやつをまとめてます🔖
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#日記

涙で泳ぐ夜に考えること

涙で泳ぐ夜に考えること

電気を消してベッドに入った。さあ寝ようと思ったとき、ぬるい液体が頬をつたって耳まで流れてきた。紛れもなく涙だった。こういうことが稀にある。そのときは、なんで涙が流れてきたのか全くわからない、というよりも思考が整理できていない状態になっているんだと思う。意図せず涙を流す夜がしばしばある。泣きたくて泣いているわけじゃない、感傷に浸ってるわけでもない。理性ではない私の中にある何かが、SOSを出す手段が涙

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冷蔵庫と私と中華

冷蔵庫と私と中華

ニート生活が許される帰省が終わり、狭苦しいのに住んで3年目にして醸し出される安心感のある、この家での一人暮らしが再会した。行きよりもなぜか重くなっている荷物を家に入れることさえ辛い。身体の内側からじわじわと出てくる汗で外の湿度の高さを感じて止まない。
お腹がすいているにも関わらず冷蔵庫の中は空っぽで、使いかけの調味料と腐った玉ねぎしか入っていなかった。帰省のタイミングに合わせて食材を緻密に計画を練

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時系列のない日記

時系列のない日記

時系列が皆無の日記になってしまった。

嫌いなものの本質発見

食べ物の好き嫌いがなくなったのはいつからだろう。幼い頃は、ナスとパプリカ、牡蠣、レバー、肉の脂身が嫌いで仕方がなかった。食べ物が紫色ってどゆこと??と思ったり、ほんのちょっとの脂身さえも嫌すぎて、小学生のときに給食で牛丼なんて出た日には、昼休憩中も泣きながら食べていた。今では好んで食べないにしろパプリカとレバーは食べれるようになったし

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要領の悪さ代表

要領の悪さ代表

先月迎えた誕生日にたくさんもらったスタバのチケットを、一種の義務感のように使いまくってる。もう少し上手い使い方があるのだろうけど、私はそういう人だ。要領が悪い。
それに加えて、今現在抱えているものが多すぎる。夏休みが近づいているということは期末が始まることと同義なのは共通認識。今期はレポートよりもテストの授業が多くて、レポートらぶの私にとって辛い週間になるだろう。極めつけには、インターン2社分のE

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文という海を泳いでいる

文という海を泳いでいる

祝日が芋づる式のように並ぶゴールデンウィークも終わり、学生である私は夏休みまでのかなり長めのカウントダウンを始めた。歴史上何があって祝日が誕生したのかについて無知な私にも、そう簡単には揺らがない暦は恵みを与えてくれることに感謝しかない。のんびり休むことができましたありがとう。

「五月病」という言葉があるように、今世間ではこの病への懸念がちらついている気がする。温暖化という箱船に乗って、またしても

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この現象に名前をつけたい

この現象に名前をつけたい

春休みがもう終わるのに春休み課題が未完という始末に目を向けられなくて、ブックオフに掘り出し物を探すために足を動かした。最後の春休みの使い方は、好きを詰め込んだ。映画を観た後にブックオフで宝の山からときめいた本を探す、なんと至福なスケジュール。

普段は、本屋さんで新品本を買うけど、気分を変えてみるためにブックオフへ行くことを決めた。特に買うものを定めることなく、軽快な足取りで向かった。本の山が宝の

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期待の匂いが蔓延る

期待の匂いが蔓延る

毛布がなくても寒さをしのぐことができる程度には暖かくなった今日この頃。エイプリルフールという名の入社式という名の新年度の日だった。なんとしてでも朝型に移行したい私は、無理に6時半から10分ごとに目覚ましをセットし、大抵最後のスヌーズで体を起こす。

いつもより空が暗いと思ったのも束の間、いくら泣けば気が済むのかと言ってやりたいくらいの大雨だった。それでも、テレビの中にいる天達さんが一日中雨ではない

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自由って苦しい

自由って苦しい

大学生になって2回目の春休みが来た。
もう学生生活が半分終わったと思うと、心のどこかに不安のちらつきを感じる。去年の今頃、部活を辞めようか迷いながらも続けていたなと思い出した。あの時は、部活に時間を捧げすぎて、遊ぶ暇も趣味を楽しむ時間も心の余裕もなかった。辞めてしまった今、春休みをどう過ごしていこうか考えて明け暮れてしまいそう。

バイトするにしてもずっとは働いていられないし、友達と遊びまくると言

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ちゃんと生きた2023

ちゃんと生きた2023

終わりと始まりの境目、大晦日。
一年の振り返りをしたくなるのは何でだろう。

年の初めは、今年の抱負の書き初めから始まる。
2023はこちら。

内面も外見も磨いていくことを目標にしてた。今振り返ってみても数値目標じゃないものって達成したのかよくわからないね。
でも、たくさん本を読んで映画を見て、美術作品を見ることができたな。何かを感じたいがために、必死に五感を研ぎ澄ませて言語化することに尽力して

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誰かの心の中で生きられたらそれはもう幸せ

誰かの心の中で生きられたらそれはもう幸せ

もう12月だというのに、20度近く気温が上がることを天気予報のお兄さんが、

「あたたかい陽気になりそうです」

とポジティブな発言をするニュース番組を朝見ていた。日本、というより世界の気候が異常だと誰も教えてくれないのかと変に肩を落とす。

暑がりの末端冷え性という特異体質を抱える身としては、未だにアウターを着ることができていない。いつになったら私に冬は来るのだろう。師走と言われているし、気づい

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何があってもお腹はすくし眠くなる

何があってもお腹はすくし眠くなる

掴み所はないのに、しっかりと”ここ”に存在している人間って知れば知るほど面白いなと思うことがある。本を読んで客観的に人間の素性を知ることができるし、実際に自分が人との関わりの中で人間味を露わにして主観的に実感することができる。わかったつもりになっていても、まだわからないことだらけで少々混乱する日々を送っている今日この頃。

食に人並み以上には関心がある私は、お腹がすくと何かを途中で止めてでもお腹の

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授業中に脳内思考が花咲いた日の話

授業中に脳内思考が花咲いた日の話

いつの間にか、朝起きるときには足を曲げて腰を丸めて、寒さをしのぐ基本姿勢になっていた。
ああ、秋が静かにやって来たんだなって。
暑いよりも寒いが好きだから待ち望んでいた気温で、嬉しい朝が続いている。朝に飲む味噌汁は日本に生まれて良かったと心の底から思わせてくれるからね。

夏休みは終わって、大学の授業が始まった。案の定、抽選科目は8つ中3つ落ちた。倍率はどれも2~4倍だったから全落ちよりかはまだマ

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図書館を巡る元本嫌い

図書館を巡る元本嫌い

 小学生の時の私は、本を読むことが大嫌いだった。というよりも、勉強が好きではなくて、なんなら文字を読むことに拒否反応を覚えていた。文字を読むことが嫌いだから、テストの問題文を読まずに大それた答えを書くという暴挙に出るような小学生として育ってきた。

今でも覚えている一番と言えるほどのエピソードがある。よく国語の選択問題で「適当なものを選べ。」という問いかけがある。私は本を全くと言えるほど読んでいな

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日々を咀嚼する

日々を咀嚼する

 私のお母さんはよく、

「もう今年終わるね」
「もう1年の半分終わったよ」

と、月日の流れの速さに毎日驚いている。
それを聞いて私は、共感ができないことの方が多い。

何もしていない状態が嫌いだったから、
何か予定を必ず入れて、
部屋でダラダラする休日は作らないようにしてた。
だからこそ、時間的な余裕がなくて
自分で自分の首を絞めることもあるけど、
充実感が清々しい。

それが最近は、
怠惰大

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