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日々を咀嚼する

 私のお母さんはよく、

「もう今年終わるね」
「もう1年の半分終わったよ」

と、月日の流れの速さに毎日驚いている。
それを聞いて私は、共感ができないことの方が多い。

何もしていない状態が嫌いだったから、
何か予定を必ず入れて、
部屋でダラダラする休日は作らないようにしてた。
だからこそ、時間的な余裕がなくて
自分で自分の首を絞めることもあるけど、
充実感が清々しい。


それが最近は、
怠惰大学生へと成長を見事に遂げている。
家に帰ったらご飯を食べて、
たまりまくったドラマを消化し、
腹を抱えて笑いながらバラエティーを見る。
テレビ配信系を漁りきったら、次はYouTube。

気付けば22時。

皿を洗う、洗濯する、お風呂入る。

気付けば0時。

そんなこんなで就寝時間は1時。
普通の大学生と比べると早いか同じくらいかだとは思う。
でも、私は無駄に健康意識が高くて、根っからの朝型人間だから、私にとってはかなりの夜更かし不健康的生活。

そもそも、大学1年生の時はゴリゴリの体育会系部活で朝7時からの練習を週5でやっていたから、22時に寝て5時に起きるという生活。
あのときの私は大学生の鏡だと自負する。
(2年になって辞めました…)


さっさと、怠惰大学生からの脱出を試みようと決意し、毎日のTo Doリストを作ることにした。
それからの日々は、SNSの依存からも無駄な時間の使い方からも抜け出すことに成功。

と言っても、これを書いているときはまだ4日目ぐらい。
とりあえず、3日坊主という難関は達成した。


To Doリストを作るようになってからは、日々の充実度が爆発的に向上した。
やらなければならないことから逃げるのを防ぎ、可視化する。
継続している自分の成長が我が子のように嬉しくなる(?)

これってつまり、

『日々を咀嚼する』


ってことかなと、ふとお風呂場で思った。


こういった変な言葉の組み合わせなのにしっくりくる文章が思い浮かぶのは、大抵お風呂に入っているとき。
青い光を浴びないことが大事なのかも。

日々を咀嚼することで、毎日をしっかり自覚しながら生きている感覚になる。
だから、月日の流れをそんなに早くに感じない。
時間の分だけ、ちゃんとその時を生きているから。


大学2年生の半分が終わろうとしている。
1年生の時はあれだけ部活で毎日が大変だったのに、今の方が月日の流れが早く感じる。
忙しい方が、年を重ねた方が時間の流れが早いって小耳に挟んだが、

「ああ、咀嚼が足りないんだ」って、
今日腑に落ちたよ。

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