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伴走型支援とは

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NPO法人ルネスかごしまが行う「伴走型支援」がどういうものなのかを開設した投稿をまとめています。
運営しているクリエイター

#傾聴

「ひだまりカフェ100か所計画」

「ひだまりカフェ100か所計画」

もう4年前のことになるのだけど、「鹿児島未来170人会議」というのがあって、プレゼンターとして登壇した。

私が出た時の「鹿児島未来170人会議」の報道。

自分が描く「鹿児島の未来」について、1分間のプレゼンテーションをして、その後、興味を持ってくださった方とグループで話をするというイベントで、その時の私のテーマが「ひだまりカフェ100か所計画」というものだった。

プレゼンなのにバケツを抱きし

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子どもの心を受け止める~傾聴の技術について~(2022.07.22鹿児島市立大龍小学校人権同和教育資料)

子どもの心を受け止める~傾聴の技術について~(2022.07.22鹿児島市立大龍小学校人権同和教育資料)

0、子どもさんの話を聴く前に「あなたの話を聴いてくれる人はいますか?」

 人は誰かに話を聴いてもらいたい・自分のことをわかってもらいたいものだと思います。それは、年齢や立場は関係ありません。
あなたが子どもさんのお話をちゃんと聴くことができるように、あなた自身がまず、ご自身の話をちゃんと受け止めて、聴いてくださる方を確保してください。ご友人・親・親戚、あるいは、ひだまりカフェのような場所で、そ

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民間DVシェルター、居住支援施設の設立・運営のためのクラウドファンディングを開始します(プレスリリース用文章)

民間DVシェルター、居住支援施設の設立・運営のためのクラウドファンディングを開始します(プレスリリース用文章)

「あらゆる困りごとを抱える方と、これからのことを一緒に考える」NPO法人ルネスかごしまでは、2022年5月に居住・生活・就労・自立支援のための施設を鹿児島市冷水町に設立いたしました。

また、DV(家庭内暴力)の被害を受け、パートナーから離れての生活を望む方は多くいらっしゃいますが、現在のところ、公立の施設では、市町村在住者でないと居住できないなど要件が厳しく、誰もが必要な時にすぐに駆け込むことが

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NPO法人ルネスかごしまがイベントを(しょっちゅう)やる理由(20220618南九州新聞掲載)

NPO法人ルネスかごしまがイベントを(しょっちゅう)やる理由(20220618南九州新聞掲載)

私が理事長をつとめるNPO法人ルネスかごしまは、よくイベントをする。
毎年8月に県民交流センターの庭でおこなう「ギネスに挑戦しません!大そうめん大会」は、2019年からおこなっており(2021年は雨予報だったので中止にしたら当日は天気がもってしまった)、知り合いの福祉事業所さんが切ってくださった竹で、直線型のそうめん流しを作り、たくさんの人が同時にそうめんを食べることができる企画で、2019年の開

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「家庭における子育てについて」(2022.06.11屋久島町立宮浦小学校講演資料)

「家庭における子育てについて」(2022.06.11屋久島町立宮浦小学校講演資料)

0、大前提として
「あなたが幸せでないと、子どもさんを幸せに育てることはむずかしくなります」

心に余裕を持てるように
→どうすれば?
→好きなことや、ちょっとした余裕を持てる時間を作ってください
 あなたが幸せを感じることができる時間を大切にしてください
→そうすることで、あなたの子どもさんも、自分の幸せを大切にする子どもさんに育ちます。

「子は親の、親は子の鏡である」
どちらかだけが幸

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ひだまりカフェかのやが始まります。(20220514南九州新聞掲載)

鹿児島市で5年、姶良市でも開催してきたひだまりカフェが、ついに大隅半島に上陸します。といっても、ひだまりカフェが何かわからないですね、すみません。

「ひだまりカフェ」とは、誰でも来ることができて、無料で、のんびり好きなことをしたり、お話をしたり、お話をしたりしなかったり、遊んだり勉強したり相談したりもできる、居場所のことです。

自分を傷つけたり、人を傷つけたりしない限り(あと、一応公序良俗

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「誰でも来ていい」って本当ですか?(20220319南九州新聞掲載)

「誰でも来ていい」って本当ですか?(20220319南九州新聞掲載)

何回かに分けて、うちの法人であるNPO法人ルネスかごしまが運営する「ひだまりカフェ」のこと(誰かの居場所を運営すること)について書かせていただいています。

今回は「誰でも来ることができる場所を作ること」について

世の中には、「(基本的には)誰でもおいで」と言っている場所がいくつかあります。地域によってはその選択肢が多岐にわたることもあるでしょう。しかし、そのじつ、本当の意味で、誰でもに対してウ

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「カウンセリングとは、傾聴とは」(南九州新聞20220312掲載)

「カウンセリングとは、傾聴とは」(南九州新聞20220312掲載)

はたして、読者の中に「カウンセリング」を受けたことがある人はどのくらいいるのだろう。あるいは、訓練を受けた傾聴者が行う「傾聴」を受けたことがある人はどのくらいだろう。「今、私はこの人にちゃんと話を聴いてもらえている」という経験をしたことがある人はどうだろう。

世間的に「カウンセラー」という資格を基に仕事をしている人は多い。「カウンセラー」という立場の人と話をしたことがあるという人は多いだろう。だ

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南九州新聞掲載コラム2「本当の『聴く』とはどういうことか」

南九州新聞掲載コラム2「本当の『聴く』とはどういうことか」

本当の「聴く」とはどういうことか

鹿児島市を中心として、困りごとを抱える人、苦しい思いをされている方と、一緒にこれからを考える活動をしています。具体的には、居場所の運営をおこなったり、生活困窮状態にある方への食材支援・子どもさんへの無料の学習支援、不登校やひきこもり状態の方やそのご家族への支援、DVやハラスメント、差別や偏見に対する相談や支援、支援者への支援などなどをおこなっているわけですが、そ

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1時間で学べる「傾聴」講座レジュメ

1時間で学べる「傾聴」講座レジュメ

傾聴講座 伴走型支援者になるために

自己紹介 谷川勝彦(たにかつさん)
NPO法人ルネスかごしま代表
資格としては「メンタル心理カウンセラー」
居場所としての「ひだまりカフェ」「フリーコーヒー」
支援者への支援としての「伴走型支援者養成講座」
主に生活困窮世帯の子どもさんへの「無料学習支援」
生活困窮世帯への食糧支援
ひきこもり状態の方、そのご家族への支援(訪問など)

伴走型支援とは
• 困

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鹿児島県姶良市でひだまりカフェを始めました

鹿児島県姶良市でひだまりカフェを始めました

以下は、ひだまりカフェ姶良のスタッフである、種子田梨紗さんが書いてくださった文章です。

ひだまりカフェとたにかつさんに気づかされること

11月8日月曜日。
たにかつさんと、姶良でひだまりカフェをスタートした貴重な日。
書きたい想いがたくさんあって長文になりそうなので、お時間のある時にぜひ。

▶︎▶︎ひだまりカフェの前に、たにかつさんとのこと。

私が姶良の重富にリンクとして居場所を構えるよう

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『来場者の印象に残るプレゼンテーションの作りかた』

『来場者の印象に残るプレゼンテーションの作りかた』

過去に書いた、プレゼン講座用の原稿です。
地域資源の活用。

来場者の印象に残るプレゼンテーションの作り方
2019.11.24
特定非営利活動法人ルネスかごしま 谷川勝彦

大前提として、この講座では2コマ目に3~5分程度のプレゼンを実際に各自、発表していただきます(どうしても嫌だって人は除く)。

1、プレゼンテーションとは表現であることを意識しよう
伝えるという表現であるから、『何を誰にどの

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自分との対話(「応援」と「批判」の境目について)

自分との対話(「応援」と「批判」の境目について)

>たにかつさんって、挑戦する人は応援するじゃないですか?

うーんと、まあ、そうですね。
わざわざ邪魔したりはしないし、私に提供できるもので、お役に立てるのであれば応援もするし、ちょっとした資金援助とかすることもあるよね、シェアして広報協力とか

>一方では、行政のやることにケチをつけたり、けなしたりすることもあるじゃないですか

まあ、ケチをつけるためにケチをつけてるわけじゃないし、行政だから批

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ルネスかごしまからのお願い

ルネスかごしまからのお願い

鹿児島市内で痛ましい事件が起きて、もし彼が、先に、うちに相談に来てくださることがあればどうだったろうか、と思ってしまいます。

相談支援者として、まだまだいたらないことも多いのですが、もし困っている方や苦しんでいる方が身近におられましたら、どうか、ルネスかごしまのことを伝えてください。

お願いします。