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自分との対話(「応援」と「批判」の境目について)

>たにかつさんって、挑戦する人は応援するじゃないですか?


うーんと、まあ、そうですね。
わざわざ邪魔したりはしないし、私に提供できるもので、お役に立てるのであれば応援もするし、ちょっとした資金援助とかすることもあるよね、シェアして広報協力とか

>一方では、行政のやることにケチをつけたり、けなしたりすることもあるじゃないですか

まあ、ケチをつけるためにケチをつけてるわけじゃないし、行政だから批判してるってわけでもないですけど、結果的にそう見られることはあるでしょうね

>その辺に、矛盾というか、齟齬というか、自分の中で葛藤みたいなものは無いんですか?

えーと、応援するのとケチをつけるのと、その境目はどこかってこと?

>ですです

うーんと、基本的に、自分でリスクを取って、自律的にやろうと思っておこなわれることは、人によほど迷惑をかけるようなものでない限り応援したいと思うよね。もちろん、直接会ったり、SNSなどで人となりを見極めてからということはあるけど。ときどきジャケ買いみたいなこともあるし。

>へーえ

けっこうな数、クラウドファンディングとかで出資したりしてるけど、ひどい扱いを受けたことは無いから、それなりに見る目はあると思ってるよ

>そうなのですね

うん。
逆に言うと、自分でリスクを取らずに、人から言われてやってるだけだったり、税金使ってたりするものであれば、どうしても見る目は厳しくしますよね

>それはまあ、そうなるのも当然な気が

でしょう。
特にこの10月からは、「批評」という目で見て、発信もしているから、たとえば、その組織が果たすべき役割とか、そういったことも判断基準になるよね

>なるほど

「批評」ということで言えば、ちゃんとした根拠を、まあそれは自分なりの根拠でいいと思うんだけど、聴く側が(ある程度の)納得をしていただけるような、論拠は示したいとは思っていますよ。

>それでは、応援する、しない、批判する、というのに際して、自己矛盾を抱えたりすることは無いと

うーんと、わりとこれまでは、「人のやることには一切口を出さないし、若い人がやることには無条件で応援する(お金を出して、口を出さない)」というのがスタンスで、その基準が明確な分考える必要が無くて楽だったんだけど、スタンスを変えたので、それに伴って基本方針を考え直さなきゃいけないなあとは思ってますね

>そうなのですね

はい。
そもそも、ルネスの活動では「年齢関係なく、人として接する」というのがあるので、これからは、年齢が下であっても応援するかどうか考えることもあるでしょうし、まあでもそれは、「周囲に多大な迷惑をかけることがあるかどうか」で選択していた部分でもあるので、年齢フィルターを外して考えるということになるかなと。

>なるほど、いろいろ考えてはいるわけですね

そうなのよ。こう見えても。どう見えてるのかは知らんけども。
だからこそ、元々ハズレを引くことは少ないんじゃないかと思うよ。まあ、ハズレたってその人には貴重な経験なので、別に成果が欲しいかというとそうでもないところはあるんですけどね

>そうなんですか?

そうそう。出した時点で見返りを期待もしていないから、なにか届けばラッキー、くらいな

>ふーむ

最近さあ、行政の係長クラスの人が、私より年下のことがあるわけ。そうすると、この人を批判していいんだろうか、と思うことはあるよね。

>へーえ

年上に噛みつくのは、心理的には楽なんだよ。権威と戦ってる自分を正当化しやすいから。でも、年齢的に下の人を批判するとなると、どうしても「老害たにかつ」みたいな目で見られるんじゃないかという不安はあるよね。

>そうなのですね

これからは、年齢が下の偉い人ももっと増えてくるだろうから、なんかさ、イジメてるみたいに見られると、団体の姿勢も疑われそうで

>なるほど。そういった葛藤はあると

そうですね。
だからさ、早く引退したいわけ

>なるほど。そこに行きつくんですね

そうそう

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