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伴走型支援とは

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NPO法人ルネスかごしまが行う「伴走型支援」がどういうものなのかを開設した投稿をまとめています。
運営しているクリエイター

#伴走型支援

居場所の運営に関する相談

居場所の運営に関する相談

居場所の運営に関する相談というのが結構来ていて。

でもね、相手の認識としては「無料で飲み物出して、人がいればいいんでしょ。それだと収益が無くて続かないから、時々イベントとかワークショップとかやって。よしんば助成金とか補助金とか」くらいにとらえているところが多く、えーと、それで、同じ考えの人たちが20年とか前から、商店街活性化資金とか使ってやってきて、一個も残ってないことから学ぼうともせず。

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「ひだまりカフェ100か所計画」

「ひだまりカフェ100か所計画」

もう4年前のことになるのだけど、「鹿児島未来170人会議」というのがあって、プレゼンターとして登壇した。

私が出た時の「鹿児島未来170人会議」の報道。

自分が描く「鹿児島の未来」について、1分間のプレゼンテーションをして、その後、興味を持ってくださった方とグループで話をするというイベントで、その時の私のテーマが「ひだまりカフェ100か所計画」というものだった。

プレゼンなのにバケツを抱きし

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クラファンにご協力してくださる方々

クラファンにご協力してくださる方々

9月2日(金)朝6時から行われる大隅倫理法人会のモーニングセミナーにてお話をさせていただくことになりました。

クラファンの話が中心になると思うので、実例などあげつつ、なぜ必要なのかという話になると思います。

また、鹿児島県で有機野菜の宅配をおこなっている団体さんが、会員さんに定期的にお届けする荷物の中に、今回うちがおこなっているクラウドファンディングのチラシを入れてくださるそうで、300部お届

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「居場所がないなら作ればいい」

「居場所がないなら作ればいい」

高橋源一郎さんが毎日新聞で連載としておこなっている「人生相談」をまとめたものの2冊目が2022年の7月に出まして、寝る前とか暇なときとかにぽつぽつ読んでいます。

1冊目のタイトルは「誰にも相談できません」(未購入)。
2冊目のタイトルは「居場所がないのがつらいのです」。

どちらも、実際に届いた相談の文章から取られたものだと思います。

思えば、私にも「居場所がなくてつらい」と思っていたことがあ

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「手持ち花火大会」をやる理由

「手持ち花火大会」をやる理由

鹿児島県内はまだそんなことは無いのかもしれないのですが、都会では「手持ち花火」をやったことが無い子どもも増えているそうです。

たしかに、空き地がどんどんなくなり、公園では「危ない遊び」は禁止され、手入れが面倒だということで庭を持つ家庭も減っているので、子どもたちが自由に手持ち花火をすることができる場所は減っているように思います。

もちろん、広い庭があったり、キャンプなど有料のイベントに参加でき

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挑戦中(4日目)のクラウドファンディングですが、当初目標を達成しました。

挑戦中(4日目)のクラウドファンディングですが、当初目標を達成しました。

みなさん、本当にありがとうございます。

しかも、プロジェクト開始から約100時間・支援者数100人・応援のコメントも100という、とてもきりの良い数字での達成となりました。ありがとうございます。

しかし、100万円というお金はあくまでも、シェルターと自立支援施設の設置にかかる費用で、安定的に運営をしていくためにはたくさんの費用が掛かってしまいます。

来年度以降には、なんらかの形での助成金など

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子どもの心を受け止める~傾聴の技術について~(2022.07.22鹿児島市立大龍小学校人権同和教育資料)

子どもの心を受け止める~傾聴の技術について~(2022.07.22鹿児島市立大龍小学校人権同和教育資料)

0、子どもさんの話を聴く前に「あなたの話を聴いてくれる人はいますか?」

 人は誰かに話を聴いてもらいたい・自分のことをわかってもらいたいものだと思います。それは、年齢や立場は関係ありません。
あなたが子どもさんのお話をちゃんと聴くことができるように、あなた自身がまず、ご自身の話をちゃんと受け止めて、聴いてくださる方を確保してください。ご友人・親・親戚、あるいは、ひだまりカフェのような場所で、そ

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1時間で学べる「傾聴」講座レジュメ

1時間で学べる「傾聴」講座レジュメ

傾聴講座 伴走型支援者になるために

自己紹介 谷川勝彦(たにかつさん)
NPO法人ルネスかごしま代表
資格としては「メンタル心理カウンセラー」
居場所としての「ひだまりカフェ」「フリーコーヒー」
支援者への支援としての「伴走型支援者養成講座」
主に生活困窮世帯の子どもさんへの「無料学習支援」
生活困窮世帯への食糧支援
ひきこもり状態の方、そのご家族への支援(訪問など)

伴走型支援とは
• 困

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『来場者の印象に残るプレゼンテーションの作りかた』

『来場者の印象に残るプレゼンテーションの作りかた』

過去に書いた、プレゼン講座用の原稿です。
地域資源の活用。

来場者の印象に残るプレゼンテーションの作り方
2019.11.24
特定非営利活動法人ルネスかごしま 谷川勝彦

大前提として、この講座では2コマ目に3~5分程度のプレゼンを実際に各自、発表していただきます(どうしても嫌だって人は除く)。

1、プレゼンテーションとは表現であることを意識しよう
伝えるという表現であるから、『何を誰にどの

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自分との対話(「応援」と「批判」の境目について)

自分との対話(「応援」と「批判」の境目について)

>たにかつさんって、挑戦する人は応援するじゃないですか?

うーんと、まあ、そうですね。
わざわざ邪魔したりはしないし、私に提供できるもので、お役に立てるのであれば応援もするし、ちょっとした資金援助とかすることもあるよね、シェアして広報協力とか

>一方では、行政のやることにケチをつけたり、けなしたりすることもあるじゃないですか

まあ、ケチをつけるためにケチをつけてるわけじゃないし、行政だから批

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ルネスかごしまからのお願い

ルネスかごしまからのお願い

鹿児島市内で痛ましい事件が起きて、もし彼が、先に、うちに相談に来てくださることがあればどうだったろうか、と思ってしまいます。

相談支援者として、まだまだいたらないことも多いのですが、もし困っている方や苦しんでいる方が身近におられましたら、どうか、ルネスかごしまのことを伝えてください。

お願いします。

鹿児島県男女共同参画課主催イベント「#わたしはわたし」への嫌悪感について

鹿児島県男女共同参画課主催イベント「#わたしはわたし」への嫌悪感について

しごく一部で(直接言ってくださったのは1人)、私が、鹿児島県男女共同参画課が行ったイベント「#わたしはわたし」に対して書いたコメントが波を立てているようなので、おそらく、ごく一部だと思うから需要は無いんだろうけど補足(というか注釈というか)。

私は、件のイベントに参加しておらず(そもそもの資格(40歳未満)がなかった)、中で何が行われていたのかを知る由が無い。だから、中身について何かを述べる、権

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カウンセリングの基礎理論、対人援助の基礎理論テキスト

カウンセリングの基礎理論、対人援助の基礎理論テキスト

鹿児島市要約筆記者養成講座
2021年10月20日
特定非営利活動法人ルネスかごしま 谷川勝彦
「第13講 対人援助」
(カウンセリングの基礎理論、対人援助の基礎理論)

とにかく「傾聴」だよ
「なんのために傾聴をするのか」
→相手に信頼してもらう・信頼関係を築くため

傾聴とは
「やること」
・黙って聴く
・うなずく、あいづちをうつ
・おうむ返しをする

・黙って聴く
→「私はあなたの話を貴重な

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よりそい支援員養成講座テキスト

よりそい支援員養成講座テキスト

以下は、10月12日に開講する「よりそい支援員養成講座」に使用するテキストです(2時間想定)。

ひおきよりそい支援員養成講座
10月12日
特定非営利活動法人ルネスかごしま 谷川勝彦
はじめに
「なぜこれまでの支援ではだめなのか」

・従来型支援と伴走型支援の違いについて

・支援者がやりたいことをさせるのではなく、
当事者がやりたいことのお手伝いをさせていただく(という意識)

必要なのは、支

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