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ネコハル
2023年9月23日 19:53
雑草の中に彼岸花が咲き始めたまだ青々とした景色に少しだけ遠慮するように夏が年々長くなり景色が少しずつ変わっていく枯れかけた草の中で真紅に灯るはずの彼岸花は緑の大群に押されながら色褪せた赤で懸命に咲いている彼岸花が道しるべなら道に迷ってしまわないだろうか旅立つ人帰ってくる人手放した想い呼び戻す感情私の願いはただひとつどうかどうか迷わずに彼岸花を揺らす風は
藍鼠/卯月とわ子
2023年2月15日 07:05
まだ冷える風が流れる揺れるの木の葉の向こう妖精が輝いた一瞬の眩さはまるで幻のようで瞬きの間に全てが偽りであったようにも思えてしまう今は春だ庭はそれをよく知っているついていけないのはいつもわたしの方まだ冬に足を置いたままかじかむ手を擦り合わせている今は春だあの子も恋に忙しく動き回っているわたしもそろそろ足を動かそうか空になった心臓へ新しい色を注ぐためにも
*うみゆりぃ*
2022年12月18日 21:30
吸い込まれるように咲いた失せざる花よ晴れでも雨でもない暁降ちなんて不恰好で不細工な花びらなのでしょうか緋色でも茜でもない朱殷なぜ徒恋を繰り返す必要があったのでしょうかまるで艶やかに残るための選択が存在しえないというようにでもこれが時分の花どうぞ、微笑みかけて紺青の寒空に舞い散る山茶花の花よ快でも不快でもない空っ風なんと人のために生きる困難が幸せ
yuka_ogiso
2022年5月9日 14:34
地の割れ目からあふれんばかりに咲く野の花に奇妙に惹かれることがあるどうしてそんなに無邪気に自分の色はこれだと 主張できるんだろう世界が外へとほころび出して生き生きと 笑み 広がるときそれは無時間の中では実現しない鮮やかな生の横溢無力であるのに 何より力強い確固とした生の湧出花と咲き広がる 世界の脈動が私の心臓と リズミカルに 響き合う※Rudolf Stein
川端将吾
2022年2月3日 01:04
忘れ咲いた私の想いをあなたは摘んでくれますか咲くべき季節を間違えた私の奇形のこの花をあなたは愛でてくれますか
TSUMUGI
2021年12月26日 15:12
思えば回り道ばかり してきました道の傍らに咲くオレンジの花君がいつか くれた花ですゆく道の途中では背負ってしまった十字架の重たさを 持て余したり知らない所に 行ってみたくなったり全部 行き止りのような 気がしたりハッピーエンドのお話やどんなに悲しい物語でも必ず物語には 続きがあって人の道は ずっと つながっていく童話の中のアリスもどちらの道に
塵の旅人
2021年7月5日 22:44
探して探して探し回って結局自分の内側に戻ってくるそしてまた忘れて探して探して・・・
Y-0+S-1
2021年6月21日 15:11
『情熱の夏/受難の夏』とある朝パッションフルーツの花が咲き徒競走のピストルが鳴り響いたときぼくは知る夏がやって来たことをあくる朝パッションフルーツの花が閉じ静寂のノイズが辺りを覆い尽くしたときぼくは知る母のいる夏はもう二度とやって来ないことを...パッションフルーツパッションフルーツは、トケイソウの仲間であるクダモノトケイソウ(果物時計草)の果実です。
あきやまやすこ
2021年4月23日 06:30
シロツメクサで冠を編む夢中で小さな手が動く竹細工のかざぐるまのかわいた音に声が跳ねる雨だれ落とす灰色の空を見上げながら膝を抱くいとしい子どもら 大きくなあれ生きねば わたしはかけがえのない 我が子のために花をつんだ腕を貪り笑った顔に歯をたてかかえた膝の骨をかみしだくわたしのでない 子どもらの喰わねば わたしは我が子をはぐくみ 導くためにい
pepero
2021年3月8日 18:08
嫌なものは嫌と言って良い誰を、何を好きになったって良いみんなと違ったって良いあなたの勇気にあなたの美しさにこの花をgive youHere I amBeing who I wantWe are burning like a sparkSo just shout “I love myself”Just the way you are
kaunisupuu
2020年9月30日 10:16
毎日を滞りなく迎えられるもう2度と逢えないはずの人とまた逢うことができるこれ以上満ち足りた生き方があるだろうかわたしは世界一の幸せの中に在る
れんこ
2019年11月8日 00:56
片手だけの思い出。一つ一つ忘れてしまえるように彼に逢えるような場所には近づかない。