藍鼠/卯月とわ子

作詩・創作・散文 毎日詩を1つ呟きます。 毎週水曜に自由詩を更新。

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味のしないガムを まだ噛んでいる あと少ししたら そう思って 時計はまた一周した 雑踏の中で 影踏みをするの、わたし

    • ワンコイン

      あたし、 言いかけて口を閉じた 誰にも届かない主張など 言葉にして何の意味があるのだろう 胃の中に渦巻くモヤを貴方に吐いても救われないこと あたしはよく知っているもの たばこの煙を吐き出すようにして 貴方を侵食できたらいいのに あたしの価値ってそれくらいのものですらないの そんなこと、よく知っているもの

      • 浮かんでいるような不安定さが あなたを求めただけなの わたし独りでも平気 でも今日はそばに居て。

        • 流れる車はどこへ向かうのか きっと誰も知らないから わたしも知らんぷりをする 誰かの人生に乗っかるような つまらない話にしかならないと みんな心の底で知っているんだ

        味のしないガムを まだ噛んでいる あと少ししたら そう思って 時計はまた一周した 雑踏の中で 影踏みをするの、わたし

        • 浮かんでいるような不安定さが あなたを求めただけなの わたし独りでも平気 でも今日はそばに居て。

        • 流れる車はどこへ向かうのか きっと誰も知らないから わたしも知らんぷりをする 誰かの人生に乗っかるような つまらない話にしかならないと みんな心の底で知っているんだ

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        記事

          花がひらひら わたしを舞う 鼻歌ひらひら あなたを呼んだ

          花がひらひら わたしを舞う 鼻歌ひらひら あなたを呼んだ

          空が抜けたその先に 宇宙が見えたわたしの瞳は 星を宿して輝き始めた 希望を喰わんと心臓が鳴いた

          空が抜けたその先に 宇宙が見えたわたしの瞳は 星を宿して輝き始めた 希望を喰わんと心臓が鳴いた

          波紋を起こす その力は幼子のものかもしれない 今ここで世界が崩壊する始まりを あなたは考えたことがあるだろうか あの胎児の泣き声が 嵐の始まりだと想像できるだろうか

          波紋を起こす その力は幼子のものかもしれない 今ここで世界が崩壊する始まりを あなたは考えたことがあるだろうか あの胎児の泣き声が 嵐の始まりだと想像できるだろうか

          葉を散らす風のなかで 夢を見た 足掻いた水底と 同じ色の空の夢 誰かが描いた 美しい夢

          葉を散らす風のなかで 夢を見た 足掻いた水底と 同じ色の空の夢 誰かが描いた 美しい夢

          ほろほろ心を解いていくと 見えてくるものもあるだろう 崩して崩れたお城の中で震える か弱いわたしを救うのだ。

          ほろほろ心を解いていくと 見えてくるものもあるだろう 崩して崩れたお城の中で震える か弱いわたしを救うのだ。

          口紅

          唇が赤く腫れている気がする あなたへの恨み言ばかりを重ねていたからかしら イヤな言葉しか紡がれないから ついにわたしは唇にも嫌われてしまったのかもしれない 淡いリップを乗せてみても おどろおどろしい本性は隠せないって ああまた唇が赤く笑った 涙がまた塩辛くなった

          こぼれた雫 広がる波紋 世界が広がって わたしは淡くなる そうして わたしを求めてく

          こぼれた雫 広がる波紋 世界が広がって わたしは淡くなる そうして わたしを求めてく

          わたしは迷わず好きなことをする わたしの機嫌を取るために わたしのための時間を楽しむ 誰かが時々掠めても 知らんぷりしていよう わたしがこうして笑っていれば 世界は平和になってゆくから。

          わたしは迷わず好きなことをする わたしの機嫌を取るために わたしのための時間を楽しむ 誰かが時々掠めても 知らんぷりしていよう わたしがこうして笑っていれば 世界は平和になってゆくから。

          柔に笑む 夢はまだ夢のまま わたしは影を探してた あなたの形をした影を

          柔に笑む 夢はまだ夢のまま わたしは影を探してた あなたの形をした影を

          綺麗な音を聞く あなたの心臓が 揺らめいて鳴る音 わたしの、子守唄

          綺麗な音を聞く あなたの心臓が 揺らめいて鳴る音 わたしの、子守唄

          それは嘘なのだ たくさん 沢山の嘘が溢れているこの世で ひとつを指差し声高に叫ぶあの人は きっと知らないのだろう 嘘も真も人の数だけ在ることを 切り分けることの意味の無さを

          それは嘘なのだ たくさん 沢山の嘘が溢れているこの世で ひとつを指差し声高に叫ぶあの人は きっと知らないのだろう 嘘も真も人の数だけ在ることを 切り分けることの意味の無さを

          キリキリ痛む 頭の中には あなたが居たの 昨日までは

          キリキリ痛む 頭の中には あなたが居たの 昨日までは