塵の旅人

塵から塵へ。宇宙の塵を舞い、地上を旅する。そしていつかまた還る。 魂が震えて生を全肯定…

塵の旅人

塵から塵へ。宇宙の塵を舞い、地上を旅する。そしていつかまた還る。 魂が震えて生を全肯定できる瞬間や悦び。そんなものがあると信じて、そして出合えると信じて生きる。

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ワールドがハローしてくる

いつだって 世界は友だった いつだって 世界は俺に呼びかける おい、お前は一体どこに行っていたんだい?と いつだって 俺は世界を見失う そう、あっさりと 簡単に でも、瞑想するとき 静かに過ごすとき ただ独りあるとき ワールドはいつだってハローしてくる おかえり!と そのとき、「ここ」が ホームだって気付くのさ そしてまた俺は、「ここ」を あっさりと、簡単に忘れてしまうのだった。

    • 全て

      すべての執着を手放して すべてを失ったとしても それもまた人生 壊れたならまた初めから やり直せばいい ただそれだけ 恐れるものなど、 失うものなど何もない いま生きているだけで奇跡 今日を生きられるだけで奇跡 すべて失ったつもりで生きよう その方が気楽だ

      • パズル

        この青空だけが頼りで 本当は心細くて 崩れそうで 今にも倒れそうなんだ 必死に埋め合わせる パズルのピース 全然噛み合っていなかったとしても それはそれでいいのかもしれない

        • I know

          いくらボロボロになっても 涙が涸れても もう飛べないとわかっていても それでもいい いつも見てくれている存在がいるから そうして愛を知り 弱さを抱きとめ 再び歩き出す 不可能はない、と

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        ワールドがハローしてくる

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          均衛

          どこまでも沈む谷底はすぐ下にあって 落ちようと思えばいつでも落ちられる 無数の黒い影が足を引っ張ろうとする 深淵は微笑む いつでもどうぞ、と だが太陽を見つめていこう 今は深呼吸をしよう この鼓動を感じよう そして血を握りしめる 何者も私を傷つけることなどできないと 知っているから

          綱渡り

          悲しみが目の前を 通り過ぎてゆくよ 下を覗けば奈落の底 まるで綱渡りだ 一歩間違えたら堕っこちる ねえ神様、この青空はなに? 私はひたすら空を見上げている 奈落はいつでも 口を開けて待っているから

          全てを見つめる

          見つめる為には 眼が必要だ 全てを見つめる 暗黒も地獄も地上も天界も光も 全て 見つめる眼は 何ものからも影響を受けない ただ見つめるだけ 眼で世界を埋め尽くしたい

          全てを見つめる

          私は鏡

          私は一枚の鏡 宇宙万物全てを 映し出しながら 全てを受け入れながら 何ものからも 影響を受けない 輝く意識そのもの 万物は、 音楽のように 現れては消える 全ては存在の詩

          静寂は鏡 青空の意識のように それは何ものも映し出しながら 何ものにも捉われない ただ全てを映す その鏡を壊そうとしても無駄だ 破片のひとかけらが また全てを映し出す 鏡となるのだから

          不滅のもの

          不滅の絆、 不滅の悦び、 不滅の愛、 不滅の平和、 不滅の静寂  この胸の奥  ハートの中に存在しているのだ

          不滅のもの

          向日葵の宇宙

          向日葵の宇宙

          何もいらない

          そうだよ 幸せってきっと こういうもの 部屋で静かに 小鳥たちの歌声を 聴く ただそれだけで 満たされるんだから 胸が喜びでいっぱいに なるんだから もう何もいらないような 気持ちになってくる これを幸せと言わずに 何と言おうぞ 頭の中の声は、 こう言う いやいや、仕事探さなきゃ! 今月の生活費は?どうすんの? 胸は不安で一杯になる

          何もいらない

          風は食べ物

          窓の外から やってくる風 外にいる時に感じる風より 気持ちがいいのは なぜだろう 家の中にいるとき 風は食べ物に変わる だって、 気持ちよくて 眠ってしまいそうに なるんだもの

          風は食べ物

          和合

          ポッカリと空いた 胸の中 宇宙の洞窟の谷 光の雨が 絶えず降り注ぎ 虹を架ける 新たな芽が すくすくと 育ち 語りかける光の雫 融け合い 和合する

          甘露の美よ

          おお、 つかの間の美しさよ それは 静寂の光の中で 分かち合うことでしか もたらされないのだ 小鳥の嘴から 甘露のような歌声が 広がり、 静寂の共有で 私に届く おお、 つかの間の美しさよ

          甘露の美よ

          未来

          未来なんて いらないさ 欲しいのは、 今を愛して楽しんで 感謝すること そんな今が欲しいんだ