塵の旅人

塵から塵へ。宇宙の塵を舞い、地上を旅する。そしていつかまた還る。 魂が震えて生を全肯定…

塵の旅人

塵から塵へ。宇宙の塵を舞い、地上を旅する。そしていつかまた還る。 魂が震えて生を全肯定できる瞬間や悦び。そんなものがあると信じて、そして出合えると信じて生きる。

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ワールドがハローしてくる

いつだって 世界は友だった いつだって 世界は俺に呼びかける おい、お前は一体どこに行っていたんだい?と いつだって 俺は世界を見失う そう、あっさりと 簡単に でも、瞑想するとき 静かに過ごすとき ただ独りあるとき ワールドはいつだってハローしてくる おかえり!と そのとき、「ここ」が ホームだって気付くのさ そしてまた俺は、「ここ」を あっさりと、簡単に忘れてしまうのだった。

    • 風は食べ物

      窓の外から やってくる風 外にいる時に感じる風より 気持ちがいいのは なぜだろう 家の中にいるとき 風は食べ物に変わる だって、 気持ちよくて 眠ってしまいそうに なるんだもの

      • 和合

        ポッカリと空いた 胸の中 宇宙の洞窟の谷 光の雨が 絶えず降り注ぎ 虹を架ける 新たな芽が すくすくと 育ち 語りかける光の雫 融け合い 和合する

        • 甘露の美よ

          おお、 つかの間の美しさよ それは 静寂の光の中で 分かち合うことでしか もたらされないのだ 小鳥の嘴から 甘露のような歌声が 広がり、 静寂の共有で 私に届く おお、 つかの間の美しさよ

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        ワールドがハローしてくる

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          未来

          未来なんて いらないさ 欲しいのは、 今を愛して楽しんで 感謝すること そんな今が欲しいんだ

          永遠という 土壌がなければ 現れては消えることも できないよ 今という土を 肥料にしなきゃ この生命、 いつかは 枯れ果ててしまうよ 愛に抱かれては 消えてゆくよ 大地に接吻を

          人形

          ああ、 もう別に いつ死んでもいいや 部屋の中では 静寂が両手を広げていて、 私は身を預けた しばし うぐいすの 歌声に耳を澄ます きこえる度に その度に 胸の中で 喜びの人形が 小踊りをする 幸せなんていらなかった 地位や名誉もいらなかった 物質もいらなかった お金もいらなかった 人形よ、永遠なれ

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          良かったらフォローお願いします。 いつか詩集を作り、文学フリマで出展するのが 目標で作りました。

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          既に永遠

          私の一部は既に永遠である なせならば、 この沈黙は、 例え宇宙の果てに 行ったとしても 存在しているからだ

          ファンタジック・モーニング

          朝、 心臓が苦しくて 身体がだるかったけど 無理やり外に出て ウォーキングしてきた 橋を渡ろうとして空を見上げたら 虹が出ていてびっくり 美しい。。 そして嬉しかった その後に尾ひれの長い 青い鳥を見た なんかファンタジックな モーニングだったな 良いことあるのかな

          ファンタジック・モーニング

          桃色の花びらを忘れない

          一瞬の煌めき それは天啓 永遠でした 逃げないで 待ってくれ 私は幸福でした そう、幸福でした だから、 待ってくれ 行かないでくれ 脳髄に刻み付けるまで 全細胞に刻み付けるまで 桃色の花びらが 空に舞って この世の果てへ 行ってしまう前に

          桃色の花びらを忘れない

          神の悪戯

          私は呆然と 立ち尽くす 小鳥のさえずり 葉のささやき 風がなびき、 頬を撫でる 水は流れる それらはみな、 神の詩 神の声 神の音楽 私たちは 神の中で安らぎ 眠る あなたの悪戯に 微笑むのみ

          長方形の丸まった黒い板

          ねぇ、 スマホからもらう 刺激よりも 部屋で静かに 本を読みながら 小鳥の歌に耳を傾ける その方が 心地良かったり するんだよ

          長方形の丸まった黒い板

          あめでもへいき

          ざぶざぶ降りの雨 重〜くのしかかる雲 ことりはいいました わたしはへいき あめのなかでもへいき いつものとおりに うたうのよ ぴちゅぴちゅぴちゅ と うたうことり かわいいのなんのって!

          あめでもへいき

          しん、と 冴えた喜びが 細胞に沁み渡る それは 静寂の雫 まるで生き返ったかのようだ 私は 束の間の自由を得て 飛翔した