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音楽ビジネス系noteまとめマガジン

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最新の音楽業界のビジネスモデル研究から、個人のアーティストや演奏家が生きていくためのマネタイズのヒントまで、色々な角度から音楽業界について書かれたnoteを発掘&アーカイブするマ…
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#音楽

破綻するオーケストラ業界と報われない音楽家たち ビジネスモデル編

破綻するオーケストラ業界と報われない音楽家たち ビジネスモデル編

本noteは、音楽家の低すぎる年収とオーケストラの破綻具合について書いた「オーケストラ業界の現状編」の続きです。今回は、オーケストラのビジネスモデルと収支の詳細を解説していきます。

オーケストラのビジネスモデルとは?オーケストラのビジネスモデルは、いたってシンプルです。ひと言でいうと、「音楽を演奏して、その対価を受け取ること」になります。

そして、その手段は大きくわけて3つあります。

1つめ

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山を借りて2万人動員する独立アーティスト

 メジャー、インディーというのは日本特有の言い回しです。
海外ではもう十年くらい前からインディペンデント(独立系と言ったりします)な活動をしているアーティストが成功を勝ち取っていることをご存知でしょうか?

 メジャーとか音楽ビジネスについては、数年前にITmedia内のオルタナティブブログ「こじつけ力-闘う現代アーティスト論-」で書きましたので、こちらをご参考に。ちょっとソースは古いですがご容赦

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SpotifyとStarbucksがコラボ!Chance The RapperやLady Gagaらと慈善団体に売上を寄付するギフトカードの販売を開始

SpotifyとStarbucksがコラボ!Chance The RapperやLady Gagaらと慈善団体に売上を寄付するギフトカードの販売を開始

SpotifyとStarbucksがコラボレーションし、数量限定の「Starbucks Card」を販売することが発表された。カードは3種類用意されており、Chance The Rapper、Metallica、Lady Gagaという人気ミュージシャンがプリントされている。

今回の取り組みはStarbucksの2017年のホリデーキャンペーンのテーマ「Give Good」の一環として行われ、1

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音楽コラボアプリ「nana」発の音楽ユニット「クラスメート」が2018年1月にメジャーデビュー。アニメ「銀の墓守りⅡ」のタイアップが決定

音楽コラボアプリ「nana」発の音楽ユニット「クラスメート」が2018年1月にメジャーデビュー。アニメ「銀の墓守りⅡ」のタイアップが決定

音楽SNS「nana」から生まれた音楽ユニット「クラスメート」が2018年1月17日にシングル「君 君 君」で日本クラウンからメジャーデビュー。楽曲が2018年1月13日よりTOKYO MXで放送開始となるTVアニメ「銀の墓守り(ガーディアン)Ⅱ」のエンディングテーマとなることが発表された。

株式会社nana musicが運営する音楽SNS「nana」は、スマートフォンで歌声や楽器演奏を録音し、

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2017年に出会った音楽を振り返る!Spotifyが「あなたの2017年まとめ」キャンペーンをスタート  #2017wrapped

2017年に出会った音楽を振り返る!Spotifyが「あなたの2017年まとめ」キャンペーンをスタート  #2017wrapped

2017年、どんな音楽を聴きましたか?

わざわざ思い出さなくても、Spotifyが代わりに教えてくれるみたいです。Spotifyが「あなたの2017年まとめ」キャンペーンを本日スタートしました。

「あなたの2017年まとめ」にアクセスしてSpotifyアカウントに接続すると、2017年にSpotifyで聴いたアーティストや楽曲の数、総視聴時間などが表示されます。

「今年一番聴いたアーティスト

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Appleが音楽認識アプリ「Shazam」を買収か?

Appleが音楽認識アプリ「Shazam」を買収か?

Appleが音楽認識アプリ「Shazam」運営のShazam Entertainmentを買収する見込みだと、TechCrunchが報じた。同誌によれば、買収金額は3億ユーロ(約400億円)になるという。

Shazamはラジオやテレビ、街中などで流れている音楽を聴かせると、曲名やアーティスト名を判別してくれるアプリ。カフェやアパレルショップなどで気になる楽曲が流れている時に、その曲名を知ることが

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第2音楽業界をつくる

どうも。
フルグラ、納豆、豆腐、卵、スシロー、たまに肉、のルーティーンで生きているガリバーです。
すこぶる調子いい。

さて、いよいよ言っちゃおうと思ってます。
2017年も残りわずかなんでね。

ズバリですね・・・

「第2音楽業界」を作るのが、僕の当面の目標です。そのために独立したし、NPO法人も作りました。

僕の胸の内にしまったままでそろそろ腐ってしまいそうなワードなので一回発表しておきま

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10億DL越えの音楽認識アプリ「Shazam」がAppleに買収されるまでのストーリー

10億DL越えの音楽認識アプリ「Shazam」がAppleに買収されるまでのストーリー

編集を担当しているミレニアル世代向けビジネス誌『AMP』にて、音楽認識アプリ「Shazam」がAppleに買収されるまでのストーリーをまとめました。

・10億ダウンロード越えの音楽認識アプリ「Shazam」はなぜAppleに買収されたのか?

シンプルなサービスながら、そのコアを変えずに2016年に10億ダウンロードを達成し、サービス自体も黒字化に成功しました。2017年12月にAppleに買収

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フランス発の音楽ストリーミングサービス「DeezerHiFi」が日本上陸。月額1960円で“CD音質“の3600万曲が聴き放題

フランス発の音楽ストリーミングサービス「DeezerHiFi」が日本上陸。月額1960円で“CD音質“の3600万曲が聴き放題

世界185カ国で展開しているフランス発の音楽ストリーミングサービス「DeerzerHiFi」が、2017年12月8日に日本でのサービス提供を始めた。オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン、ヤマハがパートナーとして日本進出をサポート。両社の対象製品を購入すると、Deezer HiFiを3カ月無料で利用できるクーポンが提供される。

日本で既にサービスを展開している音楽ストリーミングサービスーー

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2017年にSpotifyで最も再生された楽曲は?グローバルと国内ランキングが発表

2017年にSpotifyで最も再生された楽曲は?グローバルと国内ランキングが発表

Spotifyは2017年の音楽シーンを振り返るランキングを発表した。グローバルと日本国内において、最も再生されたアーティストや楽曲、アルバムの上位5位が紹介されている。集計期間は2017年1月1日から11月18日まで。

2017年 Spotifyグローバルランキング
世界で最も再生されたアーティスト
1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. ザ・ウィークエンド
4. ケンドリック・ラマー

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Kickstarterが“月額課金“でクリエイターを支援できるサービス「Drip」をリリース

Kickstarterが“月額課金“でクリエイターを支援できるサービス「Drip」をリリース

クラウドファンディングサービスKickstarterが、月額課金でクリエイターを支援できるサービス「Drip」を11月15日にリリースした。

Kickstarterで立ち上がるプロジェクトの欠点として、ユーザーからクリエイターへの支援が一回限りという点が存在していた。Dripを使えば、ユーザーは支援したいクリエイターに月々一定の額を支払いながら継続的なサポートが可能になる。その対価としてユー

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エイベックス・ベンチャーズが社内発スタートアップ「Areena」に出資を発表。代表は2016年新卒入社社員

エイベックス・ベンチャーズが社内発スタートアップ「Areena」に出資を発表。代表は2016年新卒入社社員

エイベックス・ベンチャーズは12月14日、エンターテイナーとファンを繋ぐ応援プラットフォームを運営する「Areena」に出資を行ったと発表した。

Areenaは、2016年にエイベックス株式会社に新卒として入社した堀毛太一氏が設立した。同氏はエイベックス役職員を対象とした「社内発スタートアップ企業向けエイベックス・ベンチャーズ出資制度」を利用。Areenaが独立・起業支援が決定した第一号案件とな

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音楽プロデューサーもセルフプロデュース能力が必要になった

今までの日本の音楽業界では音楽プロデューサーが経済的リスクを負うことはありませんでした。
ほとんどの場合、レコード会社や事務所からの発注でプロデュースを請け負い、ギャラもしくはギャラ+印税の契約でのプロデュース業だからです。
現在ではレコード会社が経済的に厳しくなったので、ギャラの設定は低くなるし印税なんてほとんど期待できないので、音楽プロデューサーという仕事も続けていくことが難しくなりました。

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音楽家のための無料法律相談サービス「Law and Theory」が登場

音楽家のための無料法律相談サービス「Law and Theory」が登場

90年代に活動していた伝説のヒッポホップグループA Tribe Called Questが出したアルバムに『Low End Theory』という名盤がある。

この名盤にインスパイアされ、Los Angelesのヒッポホップ・ビートシーンではLow End Theoryというパーティーが誕生。去る14日にはLOW END THEORY JAPANがContact Tokyoで開催された。

そんな

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