第2音楽業界をつくる

どうも。
フルグラ、納豆、豆腐、卵、スシロー、たまに肉、のルーティーンで生きているガリバーです。
すこぶる調子いい。

さて、いよいよ言っちゃおうと思ってます。
2017年も残りわずかなんでね。

ズバリですね・・・

「第2音楽業界」を作るのが、僕の当面の目標です。

そのために独立したし、NPO法人も作りました。

僕の胸の内にしまったままでそろそろ腐ってしまいそうなワードなので一回発表しておきます。

あ、概念です。
呼び方や優劣、もはや枠組みすらどうでもいいんですけど、便宜上「第2〜」って言ってるだけです。

法人としてやるかは決めてないですが、個人的なミッションとしてトライしていきます。

今回はその作戦と理由を公開してみます。


作戦1:CDじゃなくてポストカードとかにする

ちょーアホっぽいですけど、これはもうやればいいんで。
ぶっちゃけもはやCDは必要ないです。
PCにもCD読み込むとこないし、車でもプレイヤーついてないし。
「アーティストは物販で売上を立てたい」
「ファンも購入するものがほしい」
「だけど音楽はストリーミングで聴ける」
「CDはコストが高いし、みんなにとって不便」
「だけど音楽を閉じ込めた何かが欲しい」
うん。
ポストカードしかないね。
ストリーミングでリリースした曲は、そのデザインのポストカードに音楽をダウンロードできるQRコードをつけてリアル販売するって形ですね。
服でもタオルでもいいんですけど、ポストカードって誰にでも愛されてるから、もうポストカード一択です。

作戦2:営業マンと提携する

「音楽の消費者は誰なんだ?」って考えると、その属性って、実は他の業種に比べて無限にあるんです。
つまり、音楽にお金を払ってくれる人って、「他の何かに絶対にお金を使う」ってことです。
「音楽だけ買ってもらう」ってハードル高いけど、「何かとセットのもの」「何かの役に立つもの」として購入してもらうチャンスは広げるべき。
テーマ曲とかにしてタイアップとか言ってたりするんだけど、回りくどいし、あざとさはバレるよね。
だから、「良い物を作る」「売り方を設計する」そして「売るプロに売ってもらう」ってことで、一般の営業マンに売ってもらいたい。
営業のプロについている顧客さんは、その人を信頼してます。
信頼されている人に売ってもらいたいんですよね、愛する自分の作品ですから。
日本アーティスト協会は2社と提携してます。彼らマジすごいです。愛してます。

作戦3:公共施設を運営する

作戦っていうかもうこれ自体が結構大きな目標になってますが、例えば児童館とか図書館を運営したいんです。
2003年の改正地方自治法で「指定管理者制度」が導入されたことよって、NPO法人も公の施設の管理ができるようになったことから、NPO法人として起業したという経緯もあります。
何がいいって、アーティストの就業先として「アーティストが運営する児童館や図書館があるんだぜ」ってことです。
土日や夏休みなんかでも、外部に催事を注文したり、素人が内省するより、パフォーマンスのプロが企画〜出演までできてしまう方がいい。
費用は国民から出るわけなので、下手なことはできない。
そこへ通う子供たちがアーティストを目指したいとなれば、社会教育を日常的に提供できる。
絶対あった方が良いと思うので、これはやります。
やらせてください。

作戦4:兼業・社会人アーティストをブランディングする

世の中の音楽人口のうち、専業アーティストはほんの一握りです。
世界中のアーティストが、何か他の職業をしながらアーティスト活動をしているのに、それがなんか「悪いこと」や「情けないこと」だと感じているような気がしています。
アスリートや芸人さんも似たような課題がありますが、実業団チームがあったり(失敗事例もありますが)するように、「社会や企業の役に立つ役割」を担えるアーティストなら、オフィシャルに認めてもらえるんじゃないかと思います。
現にキャスティングの際にも、社会人としてのリテラシーがある人を起用した方が、現場で変なトラブルにならないので安心なんですよね。
最近はパラレルキャリアを推奨したり、パソナさんやヒューマンクレストさんといった企業がアーティストを採用する事例も増えてきました。
ので、社会人アーティストのレーベルを作ろうと思っています。
社内オーディションしたい会社さん募集します。

作戦5:アーティストを違う役割で起用する

これはすでに日本アーティスト協会でやっています。
やりたくない人はいいんですけど、タレント、声優、モデルとして起用することがあるんですね。
あと裏方(僕は花形だと思ってますが)やディレクターやデザイナーなど。
要するに、肩書きを増やすんです。
ぶっちゃけ、今の時代で独立して仕事をするなら、肩書きが一つなんて無力に等しい。
というか、それが突出してるなら、もう発掘されて食えてるはずですよね。
そうではないほとんどの人は、3つくらいの能力があって初めてその人が「他とは違う個性」として認知されるんです。
アーティストも同じで、本業は黙ってても極めていくだろうけど、他の能力をきっかけに、本業を披露するチャンスがくるかもしれない。
つまり、「接点ではなく接地面積を増やす」ということ。
アーティストは引き出しが多いほどチャンスが増えます。

作戦6:コラボレーションをエンタメ化する

国内外のアーティスト同士やバイヤーをマッチングできるプラットフォームを作ります。
何でって、作るって作業が楽しいからです。
そこから先はどうとでもなりますね。
最初は不便かもしれないですけど、ただのお仕事サイトではなくて、Facebookとかで繋がるきっかけになるだけのサイトでもいいかな。
そんなのを作ってるので、できたら使ってください。


ということで、ざっくり作戦書いてみました。
全部やります。
「なぜこれをやろうと思っているか?」
「なぜ確信を持っているのか?」
も書いてみますね。

理由1:生き方の仮説を定義したいから

今はこだわりよりも分析力や実行力が大事な時代です。
すごいじゃないですか、技術もトレンドも移り変わりが。
だからとりあえず何でもやっちゃえばいいんですけど、その情報を得る方法がわかってなかったり、アーティストは特に他の業種に比べて努力を怠りがちだと思います。
コツコツやるべきことをやる。
トライ&エラー、スクラップ&ビルドを恐れない、惜しまない。
初めからプロである必要はないけど、そういうことをやっていくべきだと思うんです。
でも、「その先に何があるの?」「成功ってなんなの?」ていう疑問への仮説として「今までの音楽業界とは別の活躍の仕方があるよ」と定義できればいいのかなと思っています。

理由2:既存の業界との共存

繰り返し言ってますが、僕は現在の音楽業界にヘイトは一切していません。
むしろ素晴らしいお仕事をされている方々を知っているので、性懲りも無く「もう一度メジャーデビューしたい」って言ってるくらいです。
で、「第2音楽業界」って、絶対に共存できるんです。
役割が違うから。
僕の理想は、セカンドクリエイター(キングコングの西野さんの造語。プロレベルではなくとも趣味でクリエイションする人。)が社会に役割を持つプロとして認知されることです。
それと並行して、既存の業界に飛び込むのはもちろんトライすべきだと思います。

理由3:アーティストの職業化をしたいから

結局これが一番大きな目的です。理由1と似てますね。
被災地とかでアーティストを目指す子が少なかったり、親が職業として見てなかったり、芸人さんより認知度が低かったりと、悔しい。
昔は歌手が出世してテレビ番組の司会をやっていたのが、いつから芸人さんになったんでしょう。
歌のオーディション番組も芸人さんが仕切るんですよ?
逆ってないですよね。
歌手が仕切るお笑いオーディションなんて。
養成所に入る人だってそういうのに憧れるし、テレビに出るようになっても定期公演や後輩のフックアップをしています。
歌の世界に比べて悔しいほど盤石な体制になっていってます。
そこにどう関わるかはわからないけど、少なくとも草の根的に、芸人さんにできない役割を増やしていくことはできるんじゃないかと思っています。


そんな感じです。

良い物を作る

しっかり売る

真面目にやった人が報われる

そんな文化を作れたら最高です。
理想ですけどね。

やってみなきゃわかんないんで、できることからやっていきます。
もっと良いアイデアがあったり、一緒にやってくれる仲間は引き続き募集中です。
とりあえず気になってくれている方は、日本アーティスト協会へ。
会員みんなでカンパして世の中変えるための会社です。

日本アーティスト協会
http://jaa.strikingly.com/

投げ銭を頂けると一層活動のモチベーションが上がります! 音楽や文筆の創作資金としてご支援をお願いいたします★