ガリバー宇田川(アーティストキャリア専門家)

元メジャー歌手。アーティスト人材事業、企画、採用、ボイトレなどやってます。チョコが主食…

ガリバー宇田川(アーティストキャリア専門家)

元メジャー歌手。アーティスト人材事業、企画、採用、ボイトレなどやってます。チョコが主食。 ▹日本アーティスト協会 理事長 ▹通信制サポート校 日本アーティスト協会学院 学長 ▹和aco㈱事業戦略室長・GM YouTube➤http://ur2.link/9WLm

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アーティストにパラレルキャリアが必要な5つの理由と2つの注意点

こんにちは。アーティスト専門家のガリバー宇田川です。 この記事では自己紹介を兼ねて、僕の信条をお伝えしておこうと思います。 自己紹介僕は、メジャー経験のある現役シンガーで、日本アーティスト協会の代表理事をつとめています。 アーティストの社会的地位向上とキャリア形成の支援がミッションです。 ほかに、イベントプランナー、各種プロジェクトのプロデューサー、一般企業の採用を支援する採用コンサルタントもやっています。 アーティストを応援したり、支援したいと思ってくれている人は多いと

    • ビジネスに必要なことはバンドで学んだ

      若手アーティストは活動と生計の両立に苦労します。 みんな当然のようにバイトをしながら活動をしているんですが、僕はどうせ働くならそっちの方でもキャリアアップできたらお金&将来の保障にもなるという考えなので、昔から自分が持つスキルと求人票に載っている職種・募集要項をよく見比べて研究していました。 「これオレでもできるよな」「でもこれが足りないから勉強してみるか」 といった感じで、例えばPhotoshopやPremiereProの使い方なんかは自分の音楽活動の作品を作る時に使って

      • 僕の第二ボタン知りませんか?

        シャワーを浴びていて思い出した。 「あの人たち、今どうしてるんだろう?」 一緒に起業した仲間、元同僚、社員、バイト仲間、アーティスト仲間、ファン… と遡っていくと、高校時代のことも思い出した。 そういえば卒業式の時、学ランのボタンは袖のボタンまで全部持っていってもらった。 体操着やカバンや体育館履きも。 在学中はモテていた記憶は無いが、何かしらの人気はあったようで、「もっと早く来てくれたらよかったのに…」と邪なモヤモヤが全開で卒業したことまで思い出した。 当時の僕は「

        • 誤解し誤解されているアーティスト契約

          アーティストやアーティストに関心のある人なら一度は耳にしたことがある「デビュー」や「所属」。その正体は「契約」なんですが、アーティストも一般の人もその中身についてはあまり知らないと思います。 詳しく書くと長くなるので、めちゃくちゃザックリですが契約について最低限必要な認識について書いてみようと思います。 漢字が多いけど、中身は難しくないから読んでみてくださいね。 そもそもデビューって? アーティストのデビューに際しては主に三方向の契約を結ぶのが一般的です。 ・音楽出版社

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        • アーティストキャリアの参考書
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        • 人生を変えた出会い
          6本
        • アーティストの栄養になる記事まとめ
          48本
        • ガリバー宇田川のBIG FISH FACTORY
          38本

        記事

          99%のアーティストの日常

          学校や企業の皆さんにアーティストのキャリアの話をすると、興味津々に聞いてくださいます。 アスリートのセカンドキャリアやデュアルキャリアについては浸透しつつありますが、アーティストについてはそもそも生態が知られていない部分もあり、キャリアと一言で言ってもピンとこないと思います。 今回はそんなアーティストのキャリアと、実際に支援するアーティストの日常について書いてみます。 アーティストキャリアとは みなさんが普段目にしているアーティスト、クリエイター、インフルエンサーは、上

          スキルはあるのに稼げなかった20代を振り返る

          パラレルキャリアやフリーランスとして駆け出しだった20代の頃、人のやっている仕事を見ては「オレにだってできるのに!仕事くれ!」とイラ立つことがありました。 スキルは持っているはずなのに仕事が巡ってこない。 みなさんにもそんな経験ありませんか? 30代ラストイヤーになった僕が、これまでアーティスト活動やパラレルキャリアで体験、自戒したことを振り返ってみます。 コネや金を悪だと思っていないか「誰かの人脈やお金を使って稼ぐ?ズルすんなよ!ダメダメ!」と思っていました。 僕の頭

          スキルはあるのに稼げなかった20代を振り返る

          なんでそんなにギャラが安いのかを説明してみようと思う

          どうも。ブルーピリオド全巻揃えてご満悦のガリバーです。 漫画に興味のない人にはなんのこっちゃですみません。 さて、こちらは何年も前のnoteですが、いまだに沢山の方が読んでくださっているんですね。 ありがとうございます。 2021年現在も基本的にこの当時の想いと変わりはありません。 ただ、社会が大きく変わりましたよね。 新型コロナウイルスの影響というよりは、そのちょっと前、働き方改革によって副業や複業がより身近になりました。 それまではただ独立しただけでは権威性を持て

          なんでそんなにギャラが安いのかを説明してみようと思う

          音声メディアで新たな挑戦を始めました

          VOXONOTEという音声配信アプリの公式テラー(話す人)として配信をすることになりました。 この新サービスは、iPhoneアプリとウェブで聞いていただけるラジオのようなもので、「ヴォクソノート」と読みます。 名だたるクリエイターの金言が聴けるだけでなく、日本語、英語の他、主要な外国語に翻訳された本としても読める「参考書」のような音声アプリです。 ______________________ 【VOXONOTE毎週水曜日更新!】 3冊の本を同時に進めていきます。 まずは自己

          音声メディアで新たな挑戦を始めました

          スペシャリティーを持つオールラウンダー

          「何でもやります」「全部やります」 20代で独立したての頃、僕はとにかくこの言葉を連呼していました。 それを見て「安売りするな」とか「特化した方がいい」とか散々言われてきたけど、そもそも仕事ももらえないし、メジャーデビューという特化した成果を出しても仕事が無いのが現実。 耐え忍べばチャンスが来る?いつ? 力を持っている人に気に入られろ?誰に? そんな曖昧でギャンブルな生き方より、僕はとにかく腕一本で生き抜く力が欲しかった。「こうすればこうなる」という確実な仕組みを知り

          スペシャリティーを持つオールラウンダー

          正しく出しゃばるということ

          10代~20代の頃の僕は、よく人と自分を比べては、勝てる道を模索していました。ある種の値踏みもしていたでしょうし、今思うと申し訳ねぇです。 ひたすらに承認欲求が高く、自己評価も甘く、他人より自分が優っていることを推進力にしていました。 その分、負けず嫌いレベルも高かったので、内心「負けてるやん」と思ったら泣くほど悔しかった。 そんな時期があったからこそ、若手アーティストを見ていて感じることもあります。 今日はエンタメ業界ではあるあるだけど、印象深かったお話を。 とある有

          中高生へのキャリア教育の可能性

          7/25、三田国際学園の450名の中高生に向けて、オプンラボ様主催の「近未来ハイスクール」がオンラインで実施されました。 近未来ハイスクールとは、社会人の先進的な活動をしている人たちを「変人」として、若者のキャリア教育にあたってもらうという取り組みです。 イケてるシステム開発会社のプラムザの島田さんからオプンラボの小林さんをご紹介いただき、若者の未来に対する思いに共感して参加させていただくことに。 今回、僕はアーティスト専門家として、表現を生業として生きる人のキャリアや

          ライフワークとライスワーク

          フリーランスの活動戦略やブランディングをお手伝いする仕事をしていると、多くの人が一歩目でぶち当たる壁があるんです。 それは、やりたいことと収益性のバランス。 やりたいことじゃなければモチベーションがもたないし、お金がなければ事業として成り立たない。 かといってお金を稼ぐことを目的にしたら、なんか違う気がする。 だって、ひとつのことで専門性がなければ通用しないでしょ。 どーすりゃいいの! そう悩む人に、僕は言います。 「あのねぇお客さん。いま西暦何年だと思ってますの?

          起業・独立を思い立ったら読んでみてほしい話

          芸やスキルで生計を立てていきたいけれど、起業・フリーランス・パラレルキャリアなど、どの方向へ進むべきか迷う人は多いと思います。 特に、どこかに所属していた状況から独立する場合、想像以上に様々な物に守られていたことを実感するでしょう。 それでも独立の道を検討する人もいたり、初めからフリーで始めたい人はいますよね。 ただ、そういう人でも、色んな本やセミナーで勉強はするものの、イマイチ具体的な心構えが分からないとか、逆にハードルが上がってしまった人もいるかもしれません。 さ

          ¥300

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          NPO法人設立から5年の軌跡

          7/29でNPO法人日本アーティスト協会は5周年を迎えました。 関わってくださる皆様、アーティストの皆様の支えがあってこそです。 心からありがとうございます。 ますます精進します。 さて、法人代表としての思いを表向きに語ることは滅多になかったのですが、5周年といういい区切りなので、設立からの思い、課題、葛藤について書いてみようと思います。 ちなみに、5周年を記念してアパレルをスタートしました♪ 記念にぜひ買ってやってください! 祝ってほしい! かっこいいよ! おねがい笑

          アーティスト相談室を開設します

          暗い話題が多い中、悩める人のために何かできないかと思い、毎週火曜日、TOKYO BEACH STUDIOにて「アーティスト相談室」を開設します。 現在は、プライベートレッスンやイベントをおこなっているんですが、空き時間を活用して無料でご相談を承ることにしました。 アーティスト、学生、保護者の方、はたまたアートや音楽に関するビジネスの話がしたい方などのご相談をお待ちしております。 ぜひHPからお気軽にお問合せください。 これに伴い、YouTubeチャンネルも「ガリバー宇

          人生の選択肢を増やす

          幼少期の教育の効果は、IQではなく非認知能力に表れるという記事を目にしました。 この記事を見て「なるほど」と思うと同時に、そもそも幼少期にこういう選択をできる両親がどれほどいるのか気になりました。 普段と違う環境を子に与える発想と、それができる経済的ゆとりがある家庭は、そう多くはない気がします。 それでも、子供からすると、目に映るあらゆるものが新鮮で特別な経験になり得るもの。 僕にとっては、幼少期の入院生活が自分の人格形成に大きく影響したと感じています。 あれが無け