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骨格であり土台なのだ
なんだかなぁ〜っていうネタだけど、noteも長くやってないから、忘れられないように自分のPostでも上げとくかな。
ホラッチョ川上って、今何してんだろ。
ホラッチョ(整形)と小池さん(厚化粧)。自分の素を見せない(=仮面をかぶる)のは、経歴詐称をする人の共通項かもしれないね。
もっとも、小池百合子さんの厚化粧はもともとは、アザを隠すためであったという(石井妙子著「女帝」より)。
「女帝」を読
Time is money
「時」を売る商売をしていたことがある。およそ20年ばかり前のことだ。
地方都市の路地裏に、元々たばこ屋だった5坪ほどの店を借り、『大澤時間店』(時計店でなく)という看板を掛け、こじんまりと営業をしていた。商品は毎日、そこそこに売れた。
パッケージは一律15分単位1,000円。買っていく客は様々だ。少しでも時間が必要な受験生の母親が子供とともにやってきて3時間分の12,000円を支払っていったり、
本当にあった大阪人の話
20年以上東京で暮らしていた僕にとって、大阪人のコミュ力は驚きでもあり、戸惑いの対象でもある。
東京にいた時にあちこちの日帰り温泉に行ったが、湯船で見ず知らずの人が話しかけてくるという事はまずない。東京の外れ、奥多摩であっても同じ。たとえガラガラで、湯船に二人きりしかいないという状況でも同じ。東京の人たちは《絶対に互いに喋りかけてはいけない》という暗黙のルールに従い、行動しているように見受けられ
映画評 ギレルモ・デル・トロ監督『ピノッキオ』、『パンズ・ラビリンス』2作品
「ひまわり」、「ライフ・イズ・ビューティフル」「マレーナ」…。いずれも戦争を題材にしたイタリア映画の名作だが、これらは戦争の悲惨さや、暴力的で冷酷なファシズムと、美しいイタリアの風景(地中海)や家族愛を対比的に描かれ、胸アツ、涙を持っていかれちゃってたまらない映画だ。
そして、戦争映画と知らずにNetflixで観たのがコレ。
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
いやー、よかった。この映画の何
小説•わたしが殺されずに済んだ話(短編2話収録)
I 都市の最果てでわたしが殺されずに済んだ話
「オレは盲目だ。しかし、正しい道を示すことはできる」もぐらが言った。
もぐらの声が響いた。カラオケを思い出したが、もちろん、そんな気分じゃない。わたしたちは薄暗い土管の中にいた。
「都市の最果ての、南の山地に位置するこの暗渠は、住人がいなくなったため、長いあいだ水路としての役割を終えている。単なるぬけがらなのだ。多少のドブ臭さは残るが、おそらく他
「雇った方が用心しなきゃなんねえ《用心棒》だってあらァ」
何年かぶりに黒澤明の「用心棒」を観た。もう過去何度観たかわからないぐらいだけど、今回、図書館で借りたDVDは“字幕付き”だったので、改めて字幕を入れて鑑賞した。やはり字幕があるおかげで、ストーリーがこれまで以上によくわかる。
宮川一夫による三船敏郎の背中ごしのアングル、躍動感あるカメラワーク。佐藤勝の音楽。野良犬が人の手首を咥えて走ってゆくシークェンス。やはりグイグイ惹かれる。
ただ黒澤明の作