田じま屋

ぎっくり腰(人生4回目)になりました。椎間板が擦り減り、今後、なりやすくなるという。 …

田じま屋

ぎっくり腰(人生4回目)になりました。椎間板が擦り減り、今後、なりやすくなるという。 そのための将来不安からnoteを始めてみました。 政治的なコラム(現政権寄りの人は非推奨)、小説等の投稿を予定。趣味で水彩画も少々。 TwitterID @wanpakuten

最近の記事

骨格であり土台なのだ

なんだかなぁ〜っていうネタだけど、noteも長くやってないから、忘れられないように自分のPostでも上げとくかな。 ホラッチョ川上って、今何してんだろ。 ホラッチョ(整形)と小池さん(厚化粧)。自分の素を見せない(=仮面をかぶる)のは、経歴詐称をする人の共通項かもしれないね。 もっとも、小池百合子さんの厚化粧はもともとは、アザを隠すためであったという(石井妙子著「女帝」より)。 「女帝」を読むと、何としてでも伝えなければという決死の思いが伝わってくる。そりゃそうだ。カイ

    • Time is money

      「時」を売る商売をしていたことがある。およそ20年ばかり前のことだ。 地方都市の路地裏に、元々たばこ屋だった5坪ほどの店を借り、『大澤時間店』(時計店でなく)という看板を掛け、こじんまりと営業をしていた。商品は毎日、そこそこに売れた。 パッケージは一律15分単位1,000円。買っていく客は様々だ。少しでも時間が必要な受験生の母親が子供とともにやってきて3時間分の12,000円を支払っていったり、親が危篤でこれから病院に向かうという家族が1時間分の4,000円を支払っていった

      • 昔ばなし

        昔昔、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。 そしてその当時よりもほんの少し昔、あるところ(これは少し離れた場所にございます)に、お兄さんとお爺さんが住んでいました。 さらにそれよりも少し後(これも同じくらいの昔と言っていいでしょう)、あるところ(これはほとんど同じ場所といって構いません)にも、お爺さんとひい爺さんが住んでいました。 そして更にずっと後(といっても、昔昔の話には変わりありません)、あるところ(これは先ほどの場所からは結構離れた場所にございます

        • そして八月がやってくる。

          その年、八月が大きな顔をしてやってきた。我々は十分に準備をして八月を待ち構えていた。しかしそれは、我々の想像を超える八月であった。 まず八月は、一日を我々に寄越した。その八月一日は、頑なで、大きな厳めしい存在であった。そいつは我々の足元を掬うようにして現れ、警戒していたはずの我々の精神を、見るも無惨に打ち砕いた。 呪詛の言葉を蒼い空に向かって吐き、早いうちに朽ち果ててゆく者もいた。しかし、残りの多くの者たちは、精神力を奮い起こして、次なる日々に立ち向かった。 二日以降の

        骨格であり土台なのだ

          水彩画投稿

          久しぶりに、水彩画投稿です♪ 絵の具はちょっと高価なウィンザー&ニュートンです。 スケッチブック(F0サイズ)もウィンザー&ニュートン。 鮮やかな色合いです。特に、塗り立てのホヤホヤの時の発色はすごくキレイ😍 これは画像では伝わないので残念です。塗り立てを誰かに見てほしいですねー。 ではでは…。

          水彩画投稿

          ゲーム紹介:ウィングスパン

          久しぶりの更新です。ちょっと政治や諸々の話題を離れて、今日は、最近自分がハマっているボードゲームについて書いてみたいと思います。 スマホ等のデジタルのゲームにも飽きてきたので、何か大人でもできるボードゲームはないかなぁと探していたところ、Amazonに「ウィングスパン」というゲームを見つけました。条件としては一人から遊べるゲームというのが必須です。何しろ遊び相手がいないので😓 このウィングスパンは、一人でも遊べる「ソロプレイ」が可能です。 自分が鳥の研究者となって、鳥を集める

          ゲーム紹介:ウィングスパン

          水彩画投稿

          さくさくと描いていきます。 スケッチブックはF0(180×140mm)という、ミニサイズです。 サイズが小さいからこそ、さくさく描けます。ご飯を食べた後に、お酒を飲みながらでも、気楽にパッと描ける楽しさがあります。🤗 ではでは…。

          水彩画投稿

          水彩画投稿

          これまで木製ボードに紙を貼って絵を描いてましたが、スケッチブックに替えました。 つまりスケールダウン。気楽な作画にしました。透明水彩のみで描いていたのも、ボールペンや鉛筆を使ったスケッチスタイルに。 描くのはこっちのほうが楽しい😘 肩の力を抜いてラク〜に🎶 ではでは(╹◡╹)

          水彩画投稿

          本当にあった大阪人の話

          20年以上東京で暮らしていた僕にとって、大阪人のコミュ力は驚きでもあり、戸惑いの対象でもある。 東京にいた時にあちこちの日帰り温泉に行ったが、湯船で見ず知らずの人が話しかけてくるという事はまずない。東京の外れ、奥多摩であっても同じ。たとえガラガラで、湯船に二人きりしかいないという状況でも同じ。東京の人たちは《絶対に互いに喋りかけてはいけない》という暗黙のルールに従い、行動しているように見受けられる。 大阪では話が違う。湯船に浸かっていると、隣の人が「ええ湯やなぁ」と喋りか

          本当にあった大阪人の話

          日本を幸福にしない官僚主導体制について

          カレル・ヴァン ウォルフレンの「人間を幸福にしない日本というシステム」という本を読んだのはいつだっけ? 出版されたのが、1994年。(僕が読んだのはその翌年ぐらいかな) このタイトル、実際には「日本を幸福にしない《官僚独裁制度》」というような内容であった。 官僚主導体制が強くなればなるほど、国民の声や意思が反映されない。この国ではその傾向が強く、しかもその行政システムには「説明責任」がないので、ある意味、官僚による独裁制度とも言えるのである。 こんな国に明るい未来はな

          日本を幸福にしない官僚主導体制について

          映画評 ギレルモ・デル・トロ監督『ピノッキオ』、『パンズ・ラビリンス』2作品

          「ひまわり」、「ライフ・イズ・ビューティフル」「マレーナ」…。いずれも戦争を題材にしたイタリア映画の名作だが、これらは戦争の悲惨さや、暴力的で冷酷なファシズムと、美しいイタリアの風景(地中海)や家族愛を対比的に描かれ、胸アツ、涙を持っていかれちゃってたまらない映画だ。 そして、戦争映画と知らずにNetflixで観たのがコレ。 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 いやー、よかった。この映画の何が凄いかって、これが全編、本物の人形によるストップモーションアニメだということだ

          映画評 ギレルモ・デル・トロ監督『ピノッキオ』、『パンズ・ラビリンス』2作品

          卒論に代えて〜ウィリアム・シェークスピア論

          今からン十年前の大学生の頃のわたしは法学部にもかかわらず文学に傾倒し、中でも、ウィリアム・シェークスピアばかり朝から晩まで読んでいたという謎の時期があった。なぜ文学部に入らず、法律を専攻してしまったのだろうと悔やみながら、日々、シェークスピアを読み、出来ることならこの劇作家の研究を卒業論文にしたいものだったと妄想を抱くようなおかしな学生であった。 部屋にこもってシェークスピアを読み耽っているうちに、やがて彼がどういう作家なのか、どの評論家よりも(と当時自負していた)わかるよ

          卒論に代えて〜ウィリアム・シェークスピア論

          小説•わたしが殺されずに済んだ話(短編2話収録)

          I 都市の最果てでわたしが殺されずに済んだ話 「オレは盲目だ。しかし、正しい道を示すことはできる」もぐらが言った。 もぐらの声が響いた。カラオケを思い出したが、もちろん、そんな気分じゃない。わたしたちは薄暗い土管の中にいた。 「都市の最果ての、南の山地に位置するこの暗渠は、住人がいなくなったため、長いあいだ水路としての役割を終えている。単なるぬけがらなのだ。多少のドブ臭さは残るが、おそらく他のいかなる場所よりも最も安全であり、風雨も雪も避けられる。だから、オレはこのぬけ

          小説•わたしが殺されずに済んだ話(短編2話収録)

          「雇った方が用心しなきゃなんねえ《用心棒》だってあらァ」

          何年かぶりに黒澤明の「用心棒」を観た。もう過去何度観たかわからないぐらいだけど、今回、図書館で借りたDVDは“字幕付き”だったので、改めて字幕を入れて鑑賞した。やはり字幕があるおかげで、ストーリーがこれまで以上によくわかる。 宮川一夫による三船敏郎の背中ごしのアングル、躍動感あるカメラワーク。佐藤勝の音楽。野良犬が人の手首を咥えて走ってゆくシークェンス。やはりグイグイ惹かれる。 ただ黒澤明の作品は登場人物が激情的すぎるところ。また役者陣が監督の駒となって動いてる感が否めな

          「雇った方が用心しなきゃなんねえ《用心棒》だってあらァ」

          書物紹介

          久しぶりにnoteをアップしてみるが、最近、休日になると図書館に行くこともあって、今日はある書物を紹介したい。 昆虫学者、ジャスティン•O•シュミット氏の『蜂と蟻に刺されてみた』という本だ。 長い間わたしは、タランチュラは、「蟲界」(ムシ界。昆虫ではない)最強だと思っていた。 動物界で言えば、その頂点にいるライオン。同レベルの虎がいたとしても、上に位置する者がいない存在。ゲームで言えば、比類なきボスキャラ。 しかし、事実はそうではなかった。 オオベッコウバチ(ドクグ

          書物紹介

          石垣島ひとり旅 〈おまけのお間抜け話〉

          おまけからおまを抜いたら毛が残るってわけで、このオレには朗報だ。が、そんなことはどうでもいい。5日目、最終日のフライト前の話。 帰りの関西空港行きANA13時便に乗る45分前に、空港内でケータイを落としたことに気づいた。異常に焦る。(フ…、こんなことあるんかね)、と自嘲的に笑う余裕すらない。 ジーンズの前後ろポケット、シャツのポケットを何度も探る。二度探ろうと三度探ろうと同じことだ。マジシャンじゃあるまいし、一度探ったところから次の探りで出てくるはずもない。 なのに、や

          石垣島ひとり旅 〈おまけのお間抜け話〉