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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2023年12月の記事一覧

【中国日誌】861日目 23.12.30

人の成功は、やはり、よだれが出るほど、羨ましい。私も、結婚したい。けれど、出会いはない。なぜなら、自分から動いていないからである。故に、来年は、行動に移す年である。歳である。何かが、私の中で変わったのが分かる。私は、本能的に、何かそういうものを、引き付け始めている。婚活の情報を集め始めた、次の日に友達にあい、その友達が、婚活?出会い系?で知り合い、付き合っている。なんとも、羨ましい限りである。昨日

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【中国日誌】860日目 23.12.29

年末年始の匂いがする。これは、地元の匂いか。いつもとは異なる、しかし、言語化することはできない、その独特の匂いが、もうすぐ新年を迎えることを自覚させる。ただこれが、匂いではなく、人間集団の感覚が、場に変化を与え、それを、感じ取っているのだとしたら、第6感的なものが存在することになる。雰囲気、空気、状況、を察知するときに、五感以外の何かを使っている感覚になる。それが五感の複雑な重ね合わせかもしれない

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【中国日誌】859日目 23.12.28

話す。冷静に、分析する。なるほど、人とは難しい。分かっていても、対処が難しいのである。言うは易く行うは難し。感情が先行してしまえば、もう、冷静には対応できない。冷静になるのは、難しい。その時に対策の話は、深く沈んでいる。感情が先行する前に、対策を打つ。過去の失敗から、怒り、などの感情が沸き立つ、因子を分析し、傾向を掴み、そこを事前に、回避する。確率的には失敗が減る。それでも、ゼロにはできない。だか

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【中国日誌】858日目 23.12.27

睡眠不足が、脳を乱す。アルコールが、脳を汚す。耐性が初期化された日本食が、胃腸を乱す。移動の疲れが、思考を乱す。そして、実家に戻り、ちゃんとしたご飯を食べると、身体の乱れた、汚れた流れが、正常に戻る。あらゆるものが、すっきりとした。さすがは、実家である。朝起きたら、昨日までの疲れが嘘のようになくなっている。頭が鮮明である。すばらしい。すばらしい。すばらしい。一年の蓄積が、原点で、整理整頓され、また

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【中国日誌】857日目 23.12.26

時は、流れる。あっという間に。恐怖は、不安は、霧散し、もっと、長くいてもよかったな、と思う。そして、また、一年後は、同じように、考えるのである。これは、コンフォートゾーン。中国から、日本。中国にいるときは、コンフォートゾーンの中心に中国があり、その時は日本はコンフォートゾーンの外。日本に帰れば、1日程度で、コンフォートゾーンの中心が日本へと変わる。そして、その時に、思うのである。コンフォートゾーン

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【中国日誌】856日目 23.12.25

不安を生産した。可能な限り、生産した。故に、身体が軽くなった。不安を滞納すると、それだけで気が重たくなる。それは、時間が増す毎に、重みが増す。そして、そのためるに溜めた後の、解放感は、それなりに、愉快なものである。だから、やめられないのかもしれない。不安の滞納依存症、というやつかもしれない。不安を滞納して解消することに、喜びを覚え、それを、苦しいと分かっているのに、あえて繰り返してしまう、という、

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【中国日誌】855日目 23.12.24

負の感情が芽生え始めた。よって、あらゆる物事が、負の前兆であるように、映る。こんな時、幸せな気持ちを、思い出すことは困難である。だから、意図的に思い出す。目を瞑り、幸せだった思い出を、美しい空を、絶景を、ラーメンを食べて外に出た時の感覚を、思い出す。お笑いの世界を、思い出す。感情が乗ってくる。多様な感情が、私の中で渦巻く。これが人生。中国の記憶に、感情が蓄積されていく。これがリアル。中国と言う、空

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【中国日誌】854日目 23.12.23

濁りのある、最近は、人を呪わば穴二つ、が原因なのだろうかと、考える。他人に対して、悪い事をしている時は、あまり、気持ちのいいものではない。戦略とはいえ、罪悪感、を感じるからである。こういう時に、少しだけ、サイコパスをうらやましく、思う。だけれども、生存戦略で優位な戦略として、やられたらやり返す、があるのであれば、サイコパスは、知らず知らずの内に、不利な立場に追いやられてしまうことになる。相手の感情

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【中国日誌】853日目 23.12.22

予定を決める時、こちらがお金を払っている上、1週間前にこちらの予定の連絡を入れているのにもかかわらず、1週間いちども返事をせずに、当日の夜中に日程調整の連絡をよこす人に対して、取れる戦略は何が有るのだろうか、と考える。無視するほうが良いのか、同じように対応すればいいのか。普通に、対応する方が得策か。普通に対応してしまえば、こちらの、不満が、あまり伝わらない。調子に乗られる。そして、また同じことを繰

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【中国日誌】852日目 23.12.21

気づけば、もう年末。中国に来てから、852日目。少し、中国語が分かり始めた。ただ、まだまだ、理想とは遠い。分かるというよりは、なんか分かる、である。理解するまでの、タイムラグは、未だに健在である。イメージの鮮明さには、欠ける。中国語を聴いても、感情が、乗らない。ただ、ただ、不鮮明な、イメージが、もやもやと、出てくるだけである。中国語の音声は、まだ、理解や、イメージと言ったところしか、結びついておら

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【中国日誌】851日目 23.12.20

寒さが、皮膚の表面積を最小化しようと、働き掛けてくるため、この寒さで私は皮膚に押しつぶされて、粒になるのではないかと、心配になる。ようやく、冬と言える、気候に代わり、冬を身体が、受け入れ始めている。冬、独特の感覚が、脳内から分泌され、匂いに、還元される。これが、冬の匂いというもので、一年ぶりであり、懐かしさを覚える。ちょうどこのころは、正月とも時期が重なるので、いつもとは、違った習慣に、一時的では

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【中国日誌】850日目 23.12.19

不安を感じていないと、不安になる。いつも感じている不安が、なくなると、不安なのである。不安がある状態が、当たり前となった、現在、その状態が、安定、なのである。ゆえに。不安がない状態は、私にとっては、いつもとは異なる、不安定な状態、なのである。だから、私は、私自身が、不安を、渇望しているのである。不安がなくなった瞬間、何かが止まりそうな、焦燥感に、襲われる。何かを見逃しそうな、危機感に、襲われる。仮

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【中国日誌】849日目 23.12.18

吹っ切れた。のか。焦りが、霧散し、残る不安は、お腹へと集中した。不安の重心が変わった。頭寄りの重心から、お腹寄りの重心へと変わった。身体が安定した。歩きやすくなった。やはり重心は頭寄りにあっては、歩きづらい。冷静になったからか。感情を、手放したからだろうか。負の感情で溢れている時の重心は、非常に、頭寄りである。だから、今は、感情を切り離した、すなわち、吹っ切れら状態、と言えるのでは、ないだろうか。

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【中国日誌】848日目 23.12.17

年末に近づき、特別な気持ちがあるかと言われれば、うすしお味くらい、と言ったところであろう。年末にかけて、問題が、ふつふつと、生じ始める。現状解決方法はない。故に、一つ、一つ、を事前にどうするか、決めておかねばならない。どのように、解決に導くかを、決めておくのである。方法がないなら、それを導く、手段くらいしか、決めておけない。だから、状況を整理して、次の準備に取り掛かる。常に、アタック。計画で浪費し

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