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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2023年9月の記事一覧

【中国日誌】769目 23.9.29

1日1日が積み上がり、中国へ来たあの日から、現在まで、早くも769日も積み上がった。習慣がこの積み重ねの、厚みとなって、今を形成しているのである。故に、習慣が大事だと、言われるのが分かる。要は、選択と集中によって、自分の伸ばしたいところを伸ばすという意味で、習慣を管理することは、非常に、重要である。一方で、自分と言う裾を広げる場合には、自由な行動、多様な経験を積む、習慣が、必要である。固定化されて

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【中国日誌】768目 23.9.28

休みなのに、感覚が、休みと言う感覚ではない、今日。それは、やはり、私の行動が、パターン化されているのからなのだと、パターン化された思考で、帰結する。「なおば、さぬきのみやつことなんいひける。」という記憶が、脳の誤作動により、今、想起されたことは、面白い現象である。パターン化という、言葉に、脳が、反応したのだろう。それはさておき、ここまで、習慣化で、行動を固めてしまうと、変化を享受できなくなってしま

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【中国日誌】767目 23.9.27

後頭部の頭の付け根、いわゆる首筋が、緊張している。体調が、良くない気がする。無理はしていない。明日から、8連休だから、気が抜けているのか。特に、休みだからと、嬉しいわけではない。特別、何も感じない。休日と、平日の、ギャップが、少ないからだろうか。なるほど、休日は、多ければいい問い訳ではないのか。平日とのギャップ、それが、休日を美化させるのである。であれば、毎日が、休日ということに、希望を抱くことが

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【中国日誌】766目 23.9.26

芯に衝撃が加わる。それは、鈍い、とても鈍い衝撃。高層階に位置する、脳みそは、その芯に対する衝撃に、不安を覚える。身体という高層ビルが崩れ落ちないかと。それは、要らぬ心配であったのかもしれない。しかし、その衝撃によって、芯が、傷んでしまっているのではないという、心配は、ずっと、ぬぐえないのである。その、芯は、つまり、自信によって、強度を保たれている。その自信が、崩れれば、その芯は、脆く、崩れ落ちる。

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【中国日誌】765目 23.9.25

笑うタイミング。それによって、その笑いは、嘲笑にも、微笑にもなる。人が失敗した時に笑えば、嘲笑。あいさつした時にに笑えば、微笑。なぜこうも、同じ現象なのに、タイミングで意味合いが変わるのか。笑顔。それそのものには、罪はない。笑顔のタイミングによって生まれる、笑いの意味が、問題なのである。要は、笑いが生じる、因果関係の物語が、笑顔の質を、決めてしまっている。これは、笑いだけに限らない。怒りも、同様の

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【中国日誌】764目 23.9.24

思考力を落として、あえてバカになる。賢くなれば、凡庸な思考しか、紡げなくなる。それは、理路整然として、すっきりした装いをもつが、どことなく、無味乾燥な臭いは、ぬぐえないでいる。斬新さ、自由さ、などの、空間の広がりに欠けているのである。賢さが仇となり、理性に引っ張られて、凡庸に成り下がる。だから、あえて、バカになる。バカになれば、軸が、大きくずれ、そのずれは理性で軌道修正を図ることは、困難である。故

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【中国日誌】763目 23.9.23

人生という温もりを感じる、今日。過去と未来が、現在と混ざり合い、俯瞰して見える世界は、とても、切なく儚い。それゆえ、愛おしさを覚える、その人生は、とても、眩しく見える。車の音は心地よく、壁を這う虫はかわいらしく、煙の混ざった匂いは懐かしく感じる。すべての心地よい、波紋が鳴らす音色は、小鳥らのさえずりによって、柔和の境地へと誘う。眩しさゆえの片頭痛の気配を、感じ、これ以上、感度を維持し続けるのは、良

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【中国日誌】762目 23.9.22

誘いを断る。これが、快感なのではないかという、不安。誘われて、断るのだから、私が、精神的に、優位である。それでいて、誘いうを断るという事実は、私が、人から誘われない時の、保険にもなる。なぜなら、人から誘われない理由を、誘われても断る、という事実が、正当化してくれているからである。私と言う人間の、価値であるとか、必要性だとか、そういう問題ではなく、私が断るから、誘われない、という理由に、シフトできる

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【中国日誌】761目 23.9.21

衝突。人間関係の衝突は、生きていれば、避けられない。反省と、不安、罪悪感が、残る。そんな、人間関係の衝突は、適切な、関係、即ち、お互いが、最適な関係になるべく、生じる。人間関係の中で、不満が、蓄積され、それが、ぶつかる。その、発散されている時に、お互いの内側を、知ることができる。それは、感情的で、理論的ではないかもしれない。でも、共感できなくもない。理解できなくもない。そういう、感じなのである。そ

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【中国日誌】760目 23.9.20

私の態度は、すこし、横暴になってきている。それが、癖になっている。有無を言わせぬ、その態度は、すこし、行き過ぎではないかと、不安になる。私は、何様であるのか。私は、すこし、完璧を、目指し過ぎているのかもしれない。だから、相手に対する、要求が、過度になっている、そう感じるのである。私は、自分を犠牲にしてしまっているのではないかと、そう感じる。相手の為と、私の、印象を犠牲にして、それを、する。果たして

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【中国日誌】759目 23.9.19

私は、確かに、頭がよくなっている。そう感じるホルモンが、脳内で分泌しているのだから、間違いない。ただ、頭がよくなるとは、どうよくなるのかが分からない。知識が増えれば、頭がよくなったと言えるのか。それなら、月日の流れとともに、確実に知識が増えるのだから、別に、頭がよくなることは、自慢にもならない、自然の摂理である。であれば、自慢できることを、私が、定義に欲しているのだから、このままでは、よろしくない

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【中国日誌】758目 23.9.18

今日は、眠たい日。昨晩は、よく眠れなかった。夢を、多く見た。気がする。既に、朝なのに、思考の鮮明さは、失われている。単位時間当たりの思考の広さが、狭いのである。脳のボトルネックである。インクの広がりを、思考とするのなら、その広がりが、狭く、なんかやたら、インクをはじいている感じである。インクの馴染みが悪い、そんな、感じだ。昨日は、脳が、色んな、刺激を受け取ったので、興奮していたのかもしれない。意外

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【中国日誌】757目 23.9.17

物語にこだわる。物語がなければ、自分で繋げて、物語とする。物語は偉大だ。人の脳は、物語であれば、いくらでも記憶できるのだから。どんなに、無秩序であっても、どんなに難しくとも、一度、物語にしてしまえば、問題なくなる。難しいのは、物語にする力である。物語は、秩序、一貫性、連続性、整合性、が重要となる。脳の仕組みが、そうなのだから。物語とは、既知の情を繋げていくこと。情報が繋がっていなければ、底周辺の情

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【中国日誌】756目 23.9.16

なぜ、毎週毎週、土日は、頭が、重いのか。おそらく、気候だとか、そういった次元の話ではない、気がする。もっと別の、規則的な、要因があるはずである。場所は、おそらく関係ない。と成れば、心の問題か。何にも縛られず、目標は無く、ただ一日を過ごす。これが、問題なのかもしれない。朝の日課、は時間制約がない分、だらだらしてしまう。その、だらだらが、ストレスを助長させているのかもしれない。ほかにも、原因がありそう

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