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ラジオネームは日本代表 短歌を投稿するときなどの筆名は織井陸です

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記事一覧

『鈴木ジェロニモの感情』採用短歌

GERA特番『鈴木ジェロニモの感情』の『マストセブン短歌』のコーナーにて採用していただいた短歌をまとめました。 #1  マストセブンワード・・・「すごい力で」 ・後輩がノー…

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8日前
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8/17 日記

電車に乗って、美容室に出かけた。伸びてきた髪を切って、パーマをちょっとかけ直してもらうためだった。 2ヶ月ぶりくらいに赴いた美容室で、久しぶりに会った美容師のお…

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1か月前
12

ラクガキ

わたしは大学時代、使わなくなったプリントやノートの空白に、手癖でよくラクガキをしていました。 まったく大したものでは無いんですが、なんか気に入ってるやつもあるの…

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3か月前
13

5/25 日記

仕事終わり、めずらしく退勤のタイミングがかぶった職場の先輩から「ガスト行かない?」と誘われた。 職場で一番歳が近いその先輩とわたしは、たいへん仲が良い。 どうし…

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4か月前
9

散歩してるときに詠んだ短歌

散歩をしているときに詠んだ短歌です。 ・降りそそぐ先を選ばない木漏れ日が 私の目にもちゃんとまぶしい ・ムースつけ忘れてたしこれでいいや パーマになじませるにわ…

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5か月前
11

ブラック企業のルーティン

皆さん、こんばんは。 突然ですが僕はいま、ブラック企業で働いています。深夜残業や休日出勤が当たり前の生活です。 ここでは、そんな僕の一日のルーティンを皆さんに紹介…

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6か月前
18

『せきしろの自由律俳句』で佳作に選んで頂いた

公募ガイド『せきしろの自由律俳句』第84回(テーマ・書く)で、せきしろさんに、佳作に選んで頂きました! こんなことがあって良いのかよ・・・! ノートを取る君のものすご…

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6か月前
27

雑誌『群像』に短歌が掲載された

雑誌『群像』4月号、群像短歌部第10回(テーマ・やがて)にて、木下龍也さんに短歌を一首選んでいただきました。 とんでもなくうれしい! やがて死ぬのよあたしたち、光る…

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6か月前
42

2/27 日記

仕事は休みで、天気は晴れで、散歩に出ないわけにはいかないねと思って外に出た。 わたしの散歩スタイルは「電車に乗っててきとうな駅で降りて、その近辺を散策する」とい…

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7か月前
4

粘土

わたしには「粘土でオリジナルのフィギュアをつくる」という趣味があるのですが、本当にただの趣味でしかないので、あんまり人には見せたことがありません。 せっかくなの…

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7か月前
7

なんかよかったこと

ここ最近、わたしの日常生活であった「なんかよかったこと」について、思いつくままに綴ってみようと思う。 「すごくよかったこと」ではなく「なんかよかったこと」にする…

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8か月前
16

うんちカタルシス

わたしの小学校時代からの、友人の話をする。 その友人は小学校時代、普段はそこまで目立たないタイプの男子だった。が、5年生のときに残したある伝説によって、先生から…

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9か月前
11

牛丼屋にて

「おい君、これ本当に大盛の牛丼か?」 店内にトゲのある声が響き、私は反射的に漏れそうになった舌打ちをこらえた。 またこの手の客だ。大盛の規定量が変わって以来増えた…

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9か月前
4

偏頭痛ゆえ

※以下の文章は「囲碁将棋の情熱スリーポイント」に送って不採用だったふつおたです。 この前、会社で仕事をしていたときのことです。 隣の席に座っていた同期が突然、「…

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10か月前
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『鈴木ジェロニモの感情』採用短歌

『鈴木ジェロニモの感情』採用短歌

GERA特番『鈴木ジェロニモの感情』の『マストセブン短歌』のコーナーにて採用していただいた短歌をまとめました。
#1  マストセブンワード・・・「すごい力で」
・後輩がノースリーブに照れながら  すごい力でかち割るすいか/RN日本代表
#2 「親指の爪」
・わたしから三日月がこぼれ落ちてく  親指の爪ぱちんと切れば
#4 「粒マスタード」
・星くずに似てない?粒マスタードって。あなた銀河を食べてる

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8/17 日記

8/17 日記

電車に乗って、美容室に出かけた。伸びてきた髪を切って、パーマをちょっとかけ直してもらうためだった。

2ヶ月ぶりくらいに赴いた美容室で、久しぶりに会った美容師のお兄さんはロン毛からめちゃくちゃ短髪になっていた。
「髪、切ったんですね~」とわたしが言うと、お兄さんは「そうっす。別人みたいになっちゃいましたよ!よく俺だってすぐ気付いたっすね」と軽快に答えて、くしゃっと顔をほぐして笑った。「うれしいっす

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ラクガキ

ラクガキ

わたしは大学時代、使わなくなったプリントやノートの空白に、手癖でよくラクガキをしていました。

まったく大したものでは無いんですが、なんか気に入ってるやつもあるので、いくつかnoteにあげてみようと思います。

それでは行きます。

写真に撮っておいてあるのはこのくらいです。

大学を卒業してからは本当にラクガキなんていっさいしなくなったな〜

おしまい!

5/25 日記

5/25 日記

仕事終わり、めずらしく退勤のタイミングがかぶった職場の先輩から「ガスト行かない?」と誘われた。

職場で一番歳が近いその先輩とわたしは、たいへん仲が良い。

どうしてガストなんですか、と訊くと、なんでも先輩はいま「ガストの唐揚げが食べたすぎてどうにかなりそう」らしい。それなら行くしかないですね、と頷き二つ返事で承諾、わたしたちはガストへと続く夕まぐれの坂道をだらだら下った。

「唐揚げのほかに、な

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散歩してるときに詠んだ短歌

散歩してるときに詠んだ短歌

散歩をしているときに詠んだ短歌です。

・降りそそぐ先を選ばない木漏れ日が 私の目にもちゃんとまぶしい

・ムースつけ忘れてたしこれでいいや パーマになじませるにわか雨

・春うらら おれが優先されるのは歩行者であるときくらいだな

ブラック企業のルーティン

ブラック企業のルーティン

皆さん、こんばんは。
突然ですが僕はいま、ブラック企業で働いています。深夜残業や休日出勤が当たり前の生活です。
ここでは、そんな僕の一日のルーティンを皆さんに紹介しようと思います。

まず、朝5時に起床します。社畜の朝は早いのです。
起きたらすぐに、その日の目標を立てます。最近はずっと『気を確かに持つ』ということを目標にしています。
これを念頭に置いて『気を確かに持つ』ことも目標です。
余裕があっ

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『せきしろの自由律俳句』で佳作に選んで頂いた

『せきしろの自由律俳句』で佳作に選んで頂いた

公募ガイド『せきしろの自由律俳句』第84回(テーマ・書く)で、せきしろさんに、佳作に選んで頂きました!
こんなことがあって良いのかよ・・・!

ノートを取る君のものすごい猫背に西日
/織井陸

しかも、本当にありがたいことに、たいへん的確な添削までして頂いていました。

拙作だったにも関わらず佳作にして頂けたこと、同時に「大好きな句」とも書いてくださったことに、感謝の気持ちがあふれて止まりません。

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雑誌『群像』に短歌が掲載された

雑誌『群像』に短歌が掲載された

雑誌『群像』4月号、群像短歌部第10回(テーマ・やがて)にて、木下龍也さんに短歌を一首選んでいただきました。

とんでもなくうれしい!

やがて死ぬのよあたしたち、光るのよ、ラメの入った琥珀になって/織井陸

正直、採用されるなんてみじんも思っていませんでした。なのでわたしは書店で「みんなはどんな短歌を送ったのかなあ」くらいの気持ちでのんびりと群像短歌部のページをめくっていました。そしたらいきなり

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2/27 日記

2/27 日記

仕事は休みで、天気は晴れで、散歩に出ないわけにはいかないねと思って外に出た。

わたしの散歩スタイルは「電車に乗っててきとうな駅で降りて、その近辺を散策する」というわりとスタンダードなものである。
最近は、何度か歩いたことのあるお気に入りの散歩コースをなぞりに行く日が多かったけれど、ひさしぶりに新しい街を開拓してみようかな。そう思ったわたしは、まだ降りたことのない駅に行ってみることにした。

そこ

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粘土

粘土

わたしには「粘土でオリジナルのフィギュアをつくる」という趣味があるのですが、本当にただの趣味でしかないので、あんまり人には見せたことがありません。

せっかくなので、noteにでもあげておこうかなと思います。

では、つくった順に紹介していきます🏭

①ひらがなの「あ」

野良のひらがなが部屋にあったらおもしろそうだなと思ってつくりました。
「あ」って50音の先頭にふさわしい本当にナイスなビジュ

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なんかよかったこと

なんかよかったこと

ここ最近、わたしの日常生活であった「なんかよかったこと」について、思いつくままに綴ってみようと思う。

「すごくよかったこと」ではなく「なんかよかったこと」にする。
なので、たぶん全体的に大したことはない。

あと日にちの記録はおおよそだから、もしかしたらちょっとズレてるかもしれない。

それでは行きます。

・12月17日〈夕日のおじさん〉

わたしのアパートの近くには小さな川がある。
そのそば

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うんちカタルシス

うんちカタルシス

わたしの小学校時代からの、友人の話をする。

その友人は小学校時代、普段はそこまで目立たないタイプの男子だった。が、5年生のときに残したある伝説によって、先生からも一目置かれるようになったのだ。

その伝説は、彼が授業に遅刻した際に誕生した。
その日あった3時間目の家庭科の授業に、彼は5分ほど遅れてやってきたのである。

当然、先生はすでに授業を始めている。
しかもその先生は、生徒に若干きびしいこ

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牛丼屋にて

牛丼屋にて

「おい君、これ本当に大盛の牛丼か?」
店内にトゲのある声が響き、私は反射的に漏れそうになった舌打ちをこらえた。
またこの手の客だ。大盛の規定量が変わって以来増えたのだ。これは大盛にしては量が少ない、前はもっと肉が多かったぞ、と騒ぐ客が。

しかしそんなことを言われても、私は牛丼屋でバイトをしている分際だ。露ほども思っていない謝罪の言葉を口にして、その場を乗り切ることくらいしかできない。
不本意だけ

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偏頭痛ゆえ

偏頭痛ゆえ

※以下の文章は「囲碁将棋の情熱スリーポイント」に送って不採用だったふつおたです。

この前、会社で仕事をしていたときのことです。
隣の席に座っていた同期が突然、「ああ、今日は雨が降るな」と言いました。

僕が「え、なんでわかるの?」と聞くと、彼は「さっきから、頭が痛いからだよ。俺こういうの、偏頭痛持ちだからわかるんだよね」と言いました。
僕がなるほど、と思っていると、彼は続けて「あと30分もしない

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