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  • 読書感想文

    読書感想文をまとめました。

記事一覧

蚊に刺された時の話

子どもの頃、蚊に刺されたらムヒを塗るのが嫌いだった。 でもムヒを塗らないと痒みは治まらない。 でもムヒを塗りたくない。 そんな時に 痛くなるまで掻け毟れば、痒みが…

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4年前
14

noteの1600字とesの400字

私は書きたいことを端的にまとめることが苦手。 長い文章をnoteで書くのは、一見億劫そうに見える。 しかし書き始めてしまえばどうってことない。 一方短い文章であるはず…

すんご
4年前
17

『コンビニ人間』を読んで

皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく。                            -コンビニ人間 就活生の私は替えがきかない「何者」かにな…

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4年前
56

この世には3種類の人間がいる

2人組を作る時に、 何をしなくても相手が自然と決まる人 相手を探す人 最後まで余った人同士で組むことを厭わない人 2人組をすぐ作れる人と作れない人の差って何だろう。…

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4年前
17

話術

一時期、DaiGoさんのYouTube・ニコニコの配信を漁っていた。 今思えば、熱狂的な信者、もしくは洗脳されていたのかもしれない。 なぜかと言うと、彼の話し方が私を離さな…

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4年前
11

『アイデアのつくり方』を読んで

1.なぜこの本を手に取ったか 「アイデアを形・サービスに落とし込み、提供する」仕事を志望している私にとって、読む優先度が高い本であった。 過去の体験を振り返り、以…

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4年前
13

才能に目覚めてみました/ストレングス・ファインダー

私の資質は以下のように診断された。 ①最上思考 平均ではなく、優秀を目指す。持って生まれた才能を最大限に利用したいと考えている。 ②共感性 周囲の状況、人の感情を…

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4年前
9

『嫌われる勇気』を読んで

 読み終わって、すぐにnoteに何かしら残したいと思い、書き始めた。  私は就活を控えている大学3年で、ここ最近自己分析に明け暮れていた。私の過去の経験をもとに、承…

すんご
4年前
9

『もういちど生まれる』を読んで

 朝井さんの作品は怖い。なぜなら皆んなが感じている誰も口にしようとしない、いわゆる禁断のあるあるを的確に突いてくるからだ。読み始めたら一気に読んでしまうが、読み…

すんご
4年前
21

『白いしるし』を読んで

 この本を最後まで一文一文を追って、読み干すことができて良かった。  直球恋愛小説を読んだ経験はあまりない。恋愛小説を毛嫌いしていたため、背表紙のあらすじを見て…

すんご
4年前
11

行きつけの茶店を作ろう!

「いつもの」で通じてしまう喫茶店が欲しい。 トーストをサービスしてくれるくらい常連になるのが目標。 どうしていつの時代も、主人公キャラは行きつけの喫茶店かバーが…

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4年前
8

100日で何ができるか

100日後に死ぬワニが先日死んだ。 感想は以下の3つ。 ①ワニくん Rest In Peace ②100日過ぎるの早い ③自分はこの100日で何をしていたか 歳を重ねるごとに時が経つのが…

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4年前
8

レトロ

デロリアンがあったら 過去と未来どっちかに行けるなら 私は間違いなく過去を選ぶ。 50年代〜90年代にタイムスリップしたい。 今と違って便利すぎなかったから。 携帯…

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4年前
5

現代社会のカモ

私は影響を受けやすい 幼い頃からずっとそう 孫悟飯に憧れて学者 古美門研介に憧れて弁護士 大門未知子に憧れて執刀医 範馬勇次郎に憧れて霊長類最強 になりたかったり …

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4年前
4

承認欲求

永遠に満たされることのない欲求 大学に入学してから、承認欲求が増した。 理由は2つ。 関わる人が増えた。Instagramを始めた。 関わる人が増えると、人と自分を比較す…

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4年前
7

生きてるだけで、愛。

この世の全てを包み込めたらいいのに 感情を出すと面倒臭いと思うようになったのは、いつからだろう。 母親と喧嘩した時も、母親の怒りが冷めるまで全て言うことを聞くイ…

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4年前
9
蚊に刺された時の話

蚊に刺された時の話

子どもの頃、蚊に刺されたらムヒを塗るのが嫌いだった。
でもムヒを塗らないと痒みは治まらない。
でもムヒを塗りたくない。

そんな時に
痛くなるまで掻け毟れば、痒みが痛みに変わるのでは
と思いついた。
痒みより痛みの方がマシであると。

自称「平成のコペルニクス」の私は、ムヒを塗らずにがむしゃらに掻きむしり続けた。掻いて掻いて掻いて。

気持ちよかった。痒いから掻く。人間の本能に忠実に従った行動。

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noteの1600字とesの400字

noteの1600字とesの400字

私は書きたいことを端的にまとめることが苦手。

長い文章をnoteで書くのは、一見億劫そうに見える。
しかし書き始めてしまえばどうってことない。
一方短い文章であるはずのesには頭を悩ます。

noteで主に小説を読んだ感想を1600字程度の文章を挙げている。
感想を書くのに1600字も費やされる。

esの書く内容は自分の過去についてである。
それも400字で。

ビジネスの場は、“Time i

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『コンビニ人間』を読んで

『コンビニ人間』を読んで

皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく。
                           -コンビニ人間

就活生の私は替えがきかない「何者」かになりたい。
具体的なイメージとして、マニュアルでは対処できない、その人の「個」を存分に活かした仕事がしたい。

気づけば誰しもが「普通」と考える価値観が根付いていた。
「将来はコンビニのアルバイトで生計を立てたいです。」と語る若者に会った

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この世には3種類の人間がいる

この世には3種類の人間がいる

2人組を作る時に、
何をしなくても相手が自然と決まる人
相手を探す人
最後まで余った人同士で組むことを厭わない人

2人組をすぐ作れる人と作れない人の差って何だろう。学校は、肝心な上手く生きるためのスキルを教えてくれない。私はそこが知りたいのに。

2人組を作る機会は多い。
今まで経験したのは、テニスのダブルスのペア、キャッチボールの相手、体育の時、修学旅行のバスの座席、テーマパークのアトラクショ

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話術

話術

一時期、DaiGoさんのYouTube・ニコニコの配信を漁っていた。

今思えば、熱狂的な信者、もしくは洗脳されていたのかもしれない。

なぜかと言うと、彼の話し方が私を離さなかった、虜にしたからである。

①早口でまくし立てる
情報を与える時は、とことん相手を情報の海に溺れさせる。最も強調したい主張の時に、敢えてテンポを落とすことで、話にメリハリを付ける。

②主張→具体例
話し方の基本。特に具

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『アイデアのつくり方』を読んで

『アイデアのつくり方』を読んで

1.なぜこの本を手に取ったか

「アイデアを形・サービスに落とし込み、提供する」仕事を志望している私にとって、読む優先度が高い本であった。

過去の体験を振り返り、以上の考えに行き着いた。しかし私が過去に体験した、「アイデアを形にした経験」は思い出補正がかかっている。アイデアを出そうとすれば、出せる人だと思い込んでしまっている。自己陶酔。
この先、少なくとも数年後には、常にアイデアを出し続けなけれ

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才能に目覚めてみました/ストレングス・ファインダー

才能に目覚めてみました/ストレングス・ファインダー

私の資質は以下のように診断された。

①最上思考
平均ではなく、優秀を目指す。持って生まれた才能を最大限に利用したいと考えている。

②共感性
周囲の状況、人の感情を察知することができる。他の人が言葉を探して苦労しているとき、適切な言葉や適切な言葉のトーンが自然に出てくる。

③ポジティブ
人をよく褒め、微笑みかけ、どんな状況でも常にポジティブな面を探す。ユーモアの精神を失ってはならないと考える。

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『嫌われる勇気』を読んで

『嫌われる勇気』を読んで

 読み終わって、すぐにnoteに何かしら残したいと思い、書き始めた。

 私は就活を控えている大学3年で、ここ最近自己分析に明け暮れていた。私の過去の経験をもとに、承認欲求に支配された人生を送っていたことがわかった。この時点では承認欲求が原動力になるなら、承認欲求も悪いものではなく、常に勝負の世界に身に置ける誇り高き戦士であるように思えた。しかし忙しい人向けに自己啓発本の内容を簡単に紹介する動画が

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『もういちど生まれる』を読んで

『もういちど生まれる』を読んで

 朝井さんの作品は怖い。なぜなら皆んなが感じている誰も口にしようとしない、いわゆる禁断のあるあるを的確に突いてくるからだ。読み始めたら一気に読んでしまうが、読み終わった後の疲労感が尋常でない。放心状態が続く、そんな感じ。まさにその放心状態の最中に、感想を書き残したい。

 この本は短編小説であり、作中の主人公は全員19歳や20歳で4年生大学の学生、専門学生、美大生、浪人生と、異なった境遇の人々を描

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『白いしるし』を読んで

『白いしるし』を読んで

 この本を最後まで一文一文を追って、読み干すことができて良かった。
 直球恋愛小説を読んだ経験はあまりない。恋愛小説を毛嫌いしていたため、背表紙のあらすじを見て、棚に残したままにしておいた。しかし読み終えて、外出自粛の恩恵を享受することができたと思っている。それくらいの権利はくれ。
 登場人物全員が誰かに盲目的に恋をしていた。「盲目的に」との表現がありふれており、陳腐なものに思えてしまう。それ以上

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行きつけの茶店を作ろう!

行きつけの茶店を作ろう!

「いつもの」で通じてしまう喫茶店が欲しい。
トーストをサービスしてくれるくらい常連になるのが目標。

どうしていつの時代も、主人公キャラは行きつけの喫茶店かバーがあるのだろうか。しかも大抵はマスターと仲良く、看板娘と色恋沙汰が起きてしまう。ずるい。猛烈にずるい。「アイスコーヒーで」の8文字を「いつもので」5文字で通じてしまう。主人公キャラは環境にも優しい。天は五物くらい与えてしまっている。

私は

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100日で何ができるか

100日で何ができるか

100日後に死ぬワニが先日死んだ。

感想は以下の3つ。
①ワニくん Rest In Peace
②100日過ぎるの早い
③自分はこの100日で何をしていたか

歳を重ねるごとに時が経つのが早くなる。
私の大好きなラジオ番組の冒頭では、月に1回は必ずこの話題に触れる。彼らは40代であるため、私よりもずっと時が経つのが早く感じるだろう。

この100日で私は何をしたか。

ワニくんはバイトを始め、恋

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レトロ

レトロ

デロリアンがあったら

過去と未来どっちかに行けるなら

私は間違いなく過去を選ぶ。
50年代〜90年代にタイムスリップしたい。

今と違って便利すぎなかったから。

携帯電話がないため、好きな子と連絡を取りたい時は自宅の固定電話に掛ける。
家の電話番号を覚えたかった。
その子の親御さんが出て、びっくりしてみたかった。

ネットがないため、お店の情報は全くない。
ぷらっと入ったお店が美味しい体験を

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現代社会のカモ

現代社会のカモ

私は影響を受けやすい

幼い頃からずっとそう
孫悟飯に憧れて学者
古美門研介に憧れて弁護士
大門未知子に憧れて執刀医
範馬勇次郎に憧れて霊長類最強
になりたかったり

今は尾花夏樹に憧れて毎日料理をしている

人の心が商品となる現代社会において
私はうってつけのカモ

好きな芸能人が身につけている服のブランドを漁り、紹介している便利グッズを購入し、期間限定ものにめっぽう弱い。

しかしそのおかげで

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承認欲求

承認欲求

永遠に満たされることのない欲求

大学に入学してから、承認欲求が増した。

理由は2つ。
関わる人が増えた。Instagramを始めた。

関わる人が増えると、人と自分を比較する回数が増える。

例えば、あの男より私よりイケメンだ。あの子は私より頭が良い。あの人は私より友達が多い。など。

大学に入り、毎日誰かと比較する生活。
優越感を味わいたい。あの人に下と見られたくない。他人の目を伺って暮らす

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生きてるだけで、愛。

生きてるだけで、愛。

この世の全てを包み込めたらいいのに

感情を出すと面倒臭いと思うようになったのは、いつからだろう。

母親と喧嘩した時も、母親の怒りが冷めるまで全て言うことを聞くイエスマン。

感情をぶつけると、体力を使う、相手が反発する、また体力を使うの繰り返し。

人間味がないねと言われたことがある

人間味ってなんだ。本能に従い続けるのが人間なのか。理性があるから人間なのではないか。抱いた感情を我慢できるか

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