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漫画みたいな毎日。

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3人のこどもたちとの漫画みたいな毎日。こどたちのことばにハッとしたり、笑ったりのちっちゃい記録。
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#末娘3歳二男8歳長男12歳

学校に行かないという選択。「パズルで、脳は整うの?」

学校に行かないという選択。「パズルで、脳は整うの?」

数年前、長男が、やってみたいとパズルを購入しました。

それまで、パズルといえば、アンパンマンの60ピースくらいの幼児用のものを、3~4歳の時にやったきりだったと記憶しています。

しかし!彼が選んだのは・・・。

・・・モネの池。

1000ピース。

モネの池・・・。

どこからどこまでが、水で

どこからどこまでが、鯉で

どこからが、お花がさっぱりわからない・・・。

これを購入したときは

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歌う末娘と兄達バックダンサーズ。
ちなみに、兄たちは、漫画ONE PIECEのフランキーの「スーパー!」のポーズだそう。パンツ一丁にならなくて良かった。「フランキーって、孵卵器って書くのかと思ってた。」と長男。多分、あなただけです。そう思うのは。サンジに美味しいもの作って欲しい。

「なにをやるか」も大事。だけど、「なにをやらないか」は、もっと大事。身体や心や暮らしのことを考え、感じる時も「いかにいいものを取り入れるか」よりも、「いかに必要ないものを、取り入れないか」が、より大事だと思う。情報でも、食べ物でも、人間関係でも。これは、すべてにおいての共通事項。

学校に行かない選択。「時間が、そこに遺るんです。」

学校に行かない選択。「時間が、そこに遺るんです。」

今日は、子どもたちと、彫刻家・吉田みなみさんの彫刻ワークショップに参加させていただいた。

石膏を使ったレリーフ作り。

白いままでも、
絵の具を、混ぜてもいい。

手で形を作るもよし、
爪楊枝で模様を付けるもよし。

重ねたり

流し込んだり

削ったり。

石膏は、さほど時間が経たないうちに固まる。

石膏でのレリーフ作りを、吉田さんは、「時間が、そこに遺るんです。」と、表現していた。

石膏

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人は何に価値をおいて生きるのだろう。私達夫婦の中で「食べる」ことへの比重は大きい。美味しいものを食べるために、働いているのかもと、夫。美味しいとは、高価なものではなく、丁寧に作られたものだと思う。そして、それを好きな人たちとわいわい言いながら食べることが私の生きる喜びのひとつだ。

漫画みたいな毎日。「匂いの記憶。」

漫画みたいな毎日。「匂いの記憶。」

子どもたちは、やらたと私にくっついては、鼻をくんくんさせる。そして、「お母さんの匂いがする~」となんだか嬉しそうにしている。

その姿を見る度に、「はなをくんくん」という、春の匂いを辿る、冬眠から目覚めた子熊のお話の絵本を思い出す。

〈嗅覚は、最も原始的な感覚器官である。〉

妊娠中にそれを嫌というほど、体感した。あらゆる匂いが気になり、今までは気にならなかった家の湿っぽい匂いにも反応しトイレに

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今、不安なことは、なんですか?

今、不安なことは、なんですか?

〈今、不安なことは、なんですか?〉

昨夜、恐ろしく痛い「結合織マッサージ」を施術してもらっていた時、夫訊ねられた。

「今、不安なことは?」

・・・う〜ん。

・・・う〜ん。

・・・う~ん。

ない。

あ、強いて言うなら、さっき私を刺した蚊が、まだ見つかってないとか?

「・・・不安なこと、ないんだねぇ。」

と夫は感心したように、やや呆れたように、静かに笑っていた。

以前、生命保険のア

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学校に行かないという選択。「器に合わせるか、器を合わせるか。」

学校に行かないという選択。「器に合わせるか、器を合わせるか。」

二男が、鼻歌を歌いながら
描いていた。

ナルトが、ライオン。

「ライオンナルト・ラーメン」。

彼は、まず、ナルトを描き、
麺を描き、それを囲むように器を、描いた。

多くの場合、「ラーメンを描こう」と思ったら、器から描き、中身を描こうとする気がするが、彼は、中身に器を、合わせた。

器に、入りきらないなら、

器を変えればいいし、

器を広げればいい。

二男のラーメンの絵をみながら、
自分

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生きてるだけで、アート。

生きてるだけで、アート。

美術館の野外美術館で、沢山の彫刻を観た。

「アートって、よくわかんない。でも、面白い。また来よう!」

と、長男。

〈よくわかんないけど、面白い。〉

私が、アーティストなら、最高の賛辞だと思うだろう。

アーティストの心情や背景は、そう簡単にわかるはずもなく、

「わかる~!!!!!」と言われたとしても、「そんなに、簡単にわかったと言われても・・・」とちょっと複雑な心境になるのではないだろう

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秋が、はじまる。

空の雲も

風も

ぜんぶが

夏から秋に入れ替わる

秋はすべてが静かになっていく

その静けさに

ふわりと

浮かぶ

大人がつくってきた社会を嘆き、憂うときに。

大人がつくってきた社会を嘆き、憂うときに。

知人がSNSで、「大人がつくってきたこの社会で子どもたちが我慢している」「大人がバカだからこんなことになってるのに」と嘆いていた。

私は、自分の子どもの頃をふりかえる機会が多い方だと思う。子どもたちが育っていく姿に重ねて、「自分の子どもの頃は、どうだったっけな・・・」とゆっくりと思い出すからだ。

言ってしまえば、私の子どもの頃も、大人たちはそんなに成熟していなかったと思うし、それは、今の時代と

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天は二物も、三物も、与えちゃいます。

天は二物も、三物も、与えちゃいます。

spitzの草野マサムネさんが、パーソナリティをつとめるラジオ番組「草野マサムネ・ロック大陸漫遊記」。

このラジオ番組を子どもたちと、聴く時間は、私の楽しみのひとつである。

「心底、音楽が好きな人」がセレクトした音楽というのは、面白い。草野マサムネさんの音楽のルーツを味わえるだけでなく、自分の中の新たな音楽の世界が広がる感覚がなんとも心地よいのだ。

その日のテーマは、「オバケのロックで漫遊記

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瑠璃色とは、瑠璃色にあらず。

瑠璃色とは、瑠璃色にあらず。

子どもたちと、芸術の森美術館へ。

小さな橋から、川の流れをのぞき込むと、

沢山の実をつけた山葡萄が。

そしてその山葡萄の傍に、綺麗な小鳥がいた!

長男が、さっと双眼鏡を取り出す。

「多分、ルリビタキだな。」

ふむふむ。

撮った写真を、Googleレンズで調べたら、

ルリビタキだった。

「Googleレンズより、俺様のが、判別が早いな!」と長男。 

あなたは、Googleレンズと

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