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男性にこそフェムテラシーを ~フェムテック協会認定資格2級を受けて~
先月、日本フェムテック協会認定資格2級「認定フェムテックエキスパート講座」を受講した。
この記事ではどのように受講したかや、講座を受けて自分なりに考えたことを簡単にまとめてみたいと思う。フェムテックやフェムテラシーに関心がある方、講座の受講を考えておられる方の参考に少しでもなれば幸いである。
きっかけ 「フェムテック」という言葉を初めて知ったのは、3月8日=国際女性デーに合わせて新聞各紙に
舞台「永遠を、愛を誓います。」感想&考察
2023年9月23日(土)・24日(日)にアトリエ第Q芸術で上演されたシーリア企画イマジライズ プロジェクト Vol.1「永遠を、愛を誓います。」の舞台を観劇してきたので、感想と考察っぽいものまとめてみた。
概要 感染するとゾンビになる新型ウイルスが蔓延した世界で、感染者である渚(須藤叶希)とその恋人である明希(律人)の二人を描いた物語。作中ではゾンビパニックや大きな事件が起こるというより、徐
2021年の振返りと2022年の目標
大晦日なので今年1年を振り返ってみました。しかしスケジュール帳は4月始まりを愛用している私です。
仕事 何より今年一番の出来事といえば、4月から新しい部署に異動したことでした。
前の部署に丸4年おり、異動があること自体は半ば確信していましたが、まさか希望していた部署になるとは思っていませんでした(希望は出すがそれが通ることはほぼない)。前の部署にいた時はほぼ毎年のようにストレスチェックで引っ
沖野ユイ『すいとーと!』を全力で推しています!……というだけの話
少年ジャンプ+でWEB連載中の本作。女子大生が博多や九州に実在するお店の名物(ガッツリ系多め)を食べるというグルメ漫画――と表向きには銘打たれているが、1話目にしてヒロイン二人の濃厚な百合が描かれており、まさかあのジャンプで百合グルメ漫画が連載されるとはと度肝を抜かれた。(その当時の驚きと期待はこちらの記事で詳しく書いています→ https://note.com/summernight139/n
もっとみる朗読劇「さよならローズガーデン」感想
2月9日(日)
平年を大きく上回るこの冬ではきっとお目にかかることはないだろうなと思っていたパウダースノーに吹き付けられながら、早朝の道を駅に向かって歩いていた。
ずっと楽しみにしていた朗読劇「さよならローズガーデン」2日目のために東京へ向かうためだ。
元々原作コミックのファンだったこともあり、朗読劇の制作が発表された時からずっと心待ちにしていた。本当は8日の一日目の公演も行きたかったとこ
「すいとーと!」こそ今後の百合漫画界をさらに発展させる作品だ……! というお話
百合はジャンルであり要素でもある。そのため他ジャンルとの組み合わせが非常に容易だ(とりあえず女同士のつながりを出せばいいのだか
ら)
だが他方の色が濃すぎると百合色が薄まってしまい、個人的には百合としてのうまみが物足りなく感じることがままあった。
そんな中「すいとーと!」は女子大生二人が博多グルメを堪能するというコンセプトでありながら、後輩が先輩に積極的に恋愛的意味でアプローチをしているという”
今のそのままの自分でいていい ――11/9アセクシュアルシンポジウム(@大阪大学)に参加して
11月9日(土)に大阪大学で開かれたシンポジウム「アセクシュアルから考える親密性――人の多様性、関係の多様性――」に参加した。
アセクシュアル――日本では“無性愛”と訳されるが、そういう言葉があることは性的マイノリティについて関心を持つようになってから知ってはいた。その定義についてもある程度知ってはいるつもりだったが、その曖昧さや英語圏のAsexualと日本語のアセクシュアルの違いなど、本シン
舞台「やがて君になる」上映会イベント感想
11月17日(日)トーキョージャングルは池袋に降り立った。
舞台「やがて君になる」上映会イベントに参加するためだ。
5月の舞台公演では新宿だったが、まさか田舎者かつ出不精の自分が一年の間に話にしか聞いたことの無かった首都の繁華街に出向くことになろうとは思わなかった。
いよいよ見慣れてきた品川駅で山手線に乗り換え池袋駅へ。Googleマップでもよく分からないまま人に満ちた大通りを当てずっぽうで歩い
ずっと真夜中でいいのに。YouTubeライブ『“Midnight Forever Live” from YouTube Space Tokyo』感想散らし書き
セットリスト
①脳裏上のクラッカー
②ハゼ馳せる果てるまで
③こんなこと騒動
④グラスとラムレーズン
⑤蹴っ飛ばした毛布
⑥秒針を噛む
実写版PVのような美しい映像
廃品と植物とバンドメンバーに囲まれた中央、闇で塗りたくったような人影
ずっと真夜中でいいのに。あるいはACAねという人は、偶像と言うより虚像と言った方がより適当なような、捉えどころのなさがある。
無いが有る。
我々が知ることが出来
橋依直宏『LUNATIC BRAIN1』感想
ここ数年来、本は商業同人問わずほとんどインターネット通販で済ませるようになった。それは、買いたい本が決まっており、さらに近くの書店には置いていないことがままあるため、その方が効率的だからだ。これに対する反対意見の一つに「書店や即売会では思いもよらない良書との出会いがある」というものがあるだろう。他にもポイントやら書店特典やら色々と通販のメリットを挙げることはできるが、さておき前置き。
本作は
ずっと真夜中でいいのに。「こんなこと騒動」雑感
MV担当がsakiyamaさんということで、「ヒューマノイド」「眩しいDNA」以来3作目。ずとまよMVがこれまで2作ずつ担当者が変わっていたため、新たなパターン。
そしてMVもまたこれまでのとは一線を画すと言えるほど新しさに満ちていて。
・明確なストーリーライン
・中華伝奇風
・主人公が表に出て人々と関わっている
・闘技場での戦い
こんなに社交的で攻撃的なずとまよは初めてだ。信号機やカラス男な