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愛着障害や愛着不全の原因は子どもではなく親側の問題である10の理由

「他人のせいにするな!」
「自己責任だろ!」
そういうフレーズは社会ではよく聞きます。あなたはこのフレーズが使える人と使えない人がいることに気づいているでしょうか?自己啓発では、押しなべて「このフレーズが使える人」前提として話が進みます。そうすると使えない人は右往左往するしかありません。

  • このフレーズが使える人は安定した環境で育った人

  • このフレーズが使えない人は不安定な環境で育った人

環境を「愛着」と置き換えると今回の話に合流します。不安定な愛着には必ず、親の影がちらつきます。本命、逃がすまじ。原因はそこにあります。

愛着の問題は大きくわけて、愛着障害と愛着不全、この2タイプになります。虐待が関連するのは愛着障害、親への見捨てられ不安が強く親から身心ともに離れられないのが愛着不全です。

どちらも愛着の問題であり、原因は親にあります。愛着について、私の多くの記事をコンパクトにまとめていただきました。みなさんでシェアしたいと思います。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、ソレア質問箱【 https://solea.me/questions/ 】に来た質問を深掘りして回答したものです。心理相談などはソレア質問箱へどうぞ。


高間しのぶ先生は、一貫して愛着障害にしろ愛着不全にしろ 【親側に問題がある】と仰ってると、私はずっと受け取ってます。子供側に問題があるとは決して言われてないな、と。

それは愛着の問題で苦しむ人達への先生からの祈りのこもったメッセージにも感じてます。以下は高間先生の文章からの愛着についての現時点での理解です。

★は愛着不全に関してのこと、☆は愛着障害に関してのことです。

■愛着不全のポイント7選

★愛着不全の原因は、親の精神的な未熟さにより「親としての役割が十分に果たせない」ことである。子が2歳までの情緒交流(基本的信頼感)は達成できるが、子が学童期を越え思春期に入ってくると、子と精神年齢が拮抗しはじめ 「親の役割」をこなせなくなる。 その結果、子は気持ちを十分に汲んで貰えなくなり、愛着不全になる。

★子は親に向けた期待が何度も何度も裏切られ、 愛情飢餓に陥り、怒りを募らせていく。 基本的信頼感は持ってるし、期待が裏切られる前は「 親をしてくれていた」ので当然ながら期待を持ち続けることになる。

★その期待を向けると、それを受容できない精神的に未熟な親は子に感情的な怒りを返してくる。時には手が出ることもある。「私も辛いんだよ!あんたはマシ!私の方が子供のころ辛かった!」 などと。

★それを子は【虐待】と受け取る。そして自分の親は自分を虐待する【毒親】だと認識し、それを「人にも認めさせようとする」 行動を繰り返すようになる。

★「虐待ではないと言える」のは、子は親に「反抗」できているからである。

★実際に親に口ごたえしてるかどうかは関係なく、不満や自分の辛かったという想いを心の中だけでも「親にむけている」(あるいは親への不満を第三者に訴えている)こと自体が 、「不十分ではあっても親としては辛うじて成立してる」ことを示している。

★辛うじて親ではあるが【かなり足りない親】 なので、子は期待 (応えて欲しい、愛して欲しい) と、怒り(毒親として制裁を加えたい苦しませたい)の、アンビバレントな感情に常に引き裂かれることになる。これが愛着不全の無限地獄である。

■愛着障害のポイント3選

☆愛着障害の原因は、親の脳機能障害である。 基本的信頼感が築けず、子供は安全感を知らずに生きることになり、過酷な人生になる。

☆愛着障害の原因である脳機能障害の親に対して、子が不平や自分の感情を向けても、脳機能障害のため情緒を汲めない親は反応できない無反応か、まるっきり明後日の反応が返って くるので、子は虚しくなる。

☆この虚無感は、基本的信頼感を持っていない自分の真実を認識することに繋がるので、無意識的にも恐怖を感じ、子は親に不平や本当の気持ちを訴えようなんて思わない。それは精神的にとても危険を伴うからである。

■他の助けを求めるのもいいでしょう

あなたが愛着の問題を抱えている場合は、自分の物語を十分に話せる臨床心理士などの専門家に相談するとよいでしょう。もし、いまのカウンセラーがいまいちと感じるのなら、別のカウンセラーを探しましょう。あなたにとって良いカウンセラーはあなたの一生の財産になります。あなたのカウンセリングがうまくいきますように。

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