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愛着障害の治療中はできるだけ休んでください|休息は気持ちいい

多くの愛着障害の人々は自分で休むことができません。休むと罪悪感が押し寄せてきます。だから休むことができません。休まずにカウンセリングに通われる人も少なくないのです。

でもできれば休んでほしいです。睡眠薬を使ってたっぷりと眠ってカウンセリングに通ってほしいのです。今回は愛着障害の人が休むことが必要な理由を7つに絞ってお話します。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

■休養が必要である7つのポイント

✅休む理由➊十分頑張ってきたのだから、ここらでたっぷり休もう

まず休む理由の一番目は、十分頑張ってきたからここいらでたっぷりと休もうよってことなんですね。十分頑張ってきたってことなんですよ。

愛着障害の人は、「これでは頑張りが足りない、もっと頑張れるはずだ、もっと頑張ろう」という思考になりがちです。仕事を休んだりしません。重いうつを引きずりながら仕事に行ったりしています。

そうじゃなくて「十分に頑張ってきたんだよ」っていうことなんですね。あなたは十分頑張ってきたーこれをよく理解できれば、自分へのいたわりがほんの少し芽生えて、休むことに慣れていけると思います。

✅休む理由➋【事実】休んでも焦っている人が多いー罪悪感

休む理由の2番目なんですが、これは見落とされがちなことですが、休んでも焦ってる人が多い。愛着障害でなくても、普通の人がうつ病で休んでる時も同じような事が言えます。

周囲からみたら休んでいるからいいだろう、すぐに良くなるだろうと思ってしまいます。しかし実は、休んでいても焦っているために休み切れていない、いや全然休めている気がしない。そのためなかなか治らない。そういう人は少なくないのです。

休んでも休んでる気がしない人が多い。私は休んでていいのかという罪悪感を抱くのです。「他の人は今どこかで働いてるじゃないか!私だけ休んでいていいのか?」そういう罪悪感が押し寄せてきます。

この焦りっていうのが、なかなかその症状を良くしていきませんから、焦らないためにもたっぷりの休みが必要なんです。休んでも焦る、この悪循環に入らないように周囲は気をつけてあげましょう。

✅休む理由➌罪悪感が減れば緊張も減って安心感アップ【最重要は安心】

休む理由➋で罪悪感を持っちゃう話をしました。罪悪感、これがキーワードです。この罪悪感が減っていけば緊張感も減るんですよ。

そうすると何が起こるかーそれは安心感がアップしていきます。愛着障害の人にとっては、安全基地、安心感が最重要の課題です。

だから自分はその最重要の課題をやってるんだと思って、安心して焦らずに十分に休んで欲しいと思います。

このためにも周囲のサポートは必要になってきます。愛着障害の人はもともと真面目な人々です。彼らにおだやかな平和な時間を与えてあげましょう。しっかり安心すれば、彼らの回復も早いでしょう。しかし、早い回復を望まないように。

✅休む理由➍休むことで遊び(free play)を作る

次の休む理由は、休むことで遊びができるんです。生活に遊びができる。遊びっていうのは英語でフリープレイといいます。 動きが自由にできる範囲をフリープレイといいます。

たとえば自転車のブレーキの遊びを思い出してください。自転車に乗ったときブレーキをかけますよね。ちょっと握ったぐらいではブレーキがかからないんです。ぎゅっと握らないとかからないようにできている。あれを遊びっていう。遊びがない場合はブレーキをちょっと握るだけでブレーキがかかってしまって転倒してしまいます。だから遊びっていうのは、本当に必要なんですね。

遊びがないと事故ります。だから遊びは本当に必要です。これはこころにも同じことが言えます。遊びとは余裕です。休むことでこの余裕が出てきます。

✅休む理由➎率先して生活保護などを受けて、たっぷり休養をとろう

これは休む理由ではなくて回復のための方針ですが、率先して生活保護を受けましょう。働かなくて良い状況を使って、たっぷりと休養を取りながら愛着障害の治療を進めましょう。

お金の心配があるとおちおちと休んでいられませんからね。

✅休む理由➏睡眠薬を使ってたっぷり眠るため

どんな精神の病でも、まず睡眠が不規則になります。

睡眠の質を上げるのは愛着障害の人でも同じです。彼らは子どもの頃から十分に眠れていません。ですから薬の助けを借りてもいいので眠りましょう。休むためには十分な睡眠が必要なのです。腑移民導入剤はベンゾジアゼピン系なので使っているうちに使用量が増えますが、それよりも休養を重視しましょう。

まず休養すること。薬を減らすのは回復基調に乗ってからでいいでしょう。医師に相談して少しづつ減薬していきましょう。

✅休む理由➐人生は休みがあって当然という習慣を学ぶため

愛着障害の人は、母親から「疲れたときは休んでよい」という常識を学んでいません。むしろ、「気を抜くと殺られる」という緊張感の中を生き続けています。それで過覚醒状態になって眠りも浅くなります。

この休みはあって当然という自明の理を学ぶためには、ある程度の期間を十分に休む「人生の夏休み」を経験する必要があります。

上手に休めるようにはならないかもしれません。しかし休むことは気持ちのいいことだ、この感覚を身につけるためには休む体験が必要なのです。

■まとめ

  • 休む理由➊十分頑張ってきたのだから、ここらでたっぷり休もう

  • 休む理由➋【事実】休んでも焦っている人が多いー罪悪感

  • 休む理由➌罪悪感が減れば緊張も減って安心感アップ【最重要は安心】

  • 休む理由➍休むことで遊び(free play)を作る

  • 休む理由➎率先して生活保護などを受けて、たっぷり休養をとろう

  • 休む理由➏睡眠薬を使ってたっぷり眠るため

  • 休む理由➐人生は休みがあって当然という習慣を学ぶため

■他の助けを求めるのもいいでしょう

あなたが愛着の問題を抱えている場合は、自分の物語を十分に話せる臨床心理士などの専門家に相談するとよいでしょう。もし、いまのカウンセラーがいまいちと感じるのなら、別のカウンセラーを探しましょう。あなたにとって良いカウンセラーはあなたの一生の財産になります。あなたのカウンセリングがうまくいきますように。

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