ものすごく綺麗な翅をした虫(怪人トウフ男)

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「成功者はすべからく努力しておる」は嫌いだけど「20年かければバカでも傑作小説が書ける」はなんか好き

「努力したものが成功するとは限らないが、成功者はすべきこととして努力している」 「20年かければバカでも傑作小説が書ける」 両者とも、言わずと知れたネットミームだ…

キプリスモルフォのイラスト(リアル調)(チョウだけに)

「あなたの大切な友人にも、同じものを送れますか?」

僕の親は転勤が多く、僕は合計三つの幼稚園に通った。幼稚園もところによって文化や風習がかなり違っていて、僕の通った幼稚園の一つ、カトリック系の園は宗教行事に力を入…

「実はそうじゃないかもよ?」と言われたときに僕が考えていること

いつも思う。 「主観的な体験」と「客観的な事実」が食い違うとき、主観的な体験のほうを単なるマチガイとみなしていいのだろうか……? 錯視の絵で説明する。錯視の絵は実…

「できない」と「できるのに敢えてやってない」は区別できるのかな?

昨夜、ある人に言われた。 「お前はよく、あれができないこれができないと言うけれど、本当はできることすらもできないと決めつけているのではないか?」「お前は“やりた…

「はたらきたくない病」の思考実験(?)

脳の障害で無気力になり「働きたくない」と思ってしまう人がいたとする。仮に『労働忌避障害』とでも呼ぼう。ある日、「働きたくない」を「働きたい!」に変える画期的な治…

生理的な差別心について

※導入部が長いです。この話で僕の言いたいことはひとつだけ。『Aくん、あのときはゴメン』 僕は発達障害と診断されている。生きるのが苦しいと感じる機会がとても多い。…

【朝日新聞ポッドキャスト】 AIとジェンダー を聞いたあとの殴り書きメモ

先日、下記リンク先記事に紹介されているポッドキャストを聴きました。 https://digital.asahi.com/articles/ASNBJ4TVYNBJUEHF003.html その感想をここに書きます。 ジェ…

「成功者はすべからく努力しておる」は嫌いだけど「20年かければバカでも傑作小説が書ける」はなんか好き

「成功者はすべからく努力しておる」は嫌いだけど「20年かければバカでも傑作小説が書ける」はなんか好き

「努力したものが成功するとは限らないが、成功者はすべきこととして努力している」
「20年かければバカでも傑作小説が書ける」

両者とも、言わずと知れたネットミームだ。
前者は元ネタがベートーベンだとか長州力だとか言われているので、それに比べると後者の知名度はイマイチかもしれない。

どちらも文意は似たようなことを言っているように聞こえる。
つまり、努力はしたほうがいい、と。

しかし不思議なことに

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「あなたの大切な友人にも、同じものを送れますか?」

「あなたの大切な友人にも、同じものを送れますか?」

僕の親は転勤が多く、僕は合計三つの幼稚園に通った。幼稚園もところによって文化や風習がかなり違っていて、僕の通った幼稚園の一つ、カトリック系の園は宗教行事に力を入れていた。お祈りの時間があったり、大きなホールで神話を再現する劇をやらされたり、卒園時にこども向けの聖書が配られたりした。

「めぐまれない子供たちに服や玩具を送りましょう」

これもキリスト教の喜捨文化の一環で、毎年、園内でそんな感じのキ

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「実はそうじゃないかもよ?」と言われたときに僕が考えていること

「実はそうじゃないかもよ?」と言われたときに僕が考えていること

いつも思う。
「主観的な体験」と「客観的な事実」が食い違うとき、主観的な体験のほうを単なるマチガイとみなしていいのだろうか……?
錯視の絵で説明する。錯視の絵は実際には動いていないのに動いて見える。実際は同じ長さなのに違う長さに見える。でも僕の脳は確実に絵が動いてると感じているし、長さが違うと認識している。その事実は間違いではないはずだ。いや、間違いでもいいけれど、存在しないことにするのはおかしい

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「できない」と「できるのに敢えてやってない」は区別できるのかな?

「できない」と「できるのに敢えてやってない」は区別できるのかな?

昨夜、ある人に言われた。
「お前はよく、あれができないこれができないと言うけれど、本当はできることすらもできないと決めつけているのではないか?」「お前は“やりたくない”と“できない”を混同しているのではないか?」
……ふうむ。確かにそうだ。
僕はおそらく、脳のドーパミンの分泌が正常ではない。ドーパミンはやる気と密接に繋がっており、したがって僕のやる気はいつもカスカスだ。
僕の「やりたくない」はすぐ

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「はたらきたくない病」の思考実験(?)

「はたらきたくない病」の思考実験(?)

脳の障害で無気力になり「働きたくない」と思ってしまう人がいたとする。仮に『労働忌避障害』とでも呼ぼう。ある日、「働きたくない」を「働きたい!」に変える画期的な治療法が開発される。この治療を拒否した人は障害年金をもらえるだろうか?

一般的に考えるともらえない気がする。治療しないとどうなるかわかっていて治療を拒否したのなら、結果どうなろうとあなたの責任、あなたの選択の結果、というわけだ。しかしここで

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生理的な差別心について

生理的な差別心について

※導入部が長いです。この話で僕の言いたいことはひとつだけ。『Aくん、あのときはゴメン』

僕は発達障害と診断されている。生きるのが苦しいと感じる機会がとても多い。だからだろうか? 僕のTwitterは、己の人生に対する不平不満ばかりモゴモゴ書き連ねてある。客観的に見れば、年がら年中、文句しか言ってないヤベー奴だ。

僕が不平不満を文章に書き起こすのは、思考を整理する意味があるのだけど、こう毎日のよ

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【朝日新聞ポッドキャスト】 AIとジェンダー を聞いたあとの殴り書きメモ

【朝日新聞ポッドキャスト】 AIとジェンダー を聞いたあとの殴り書きメモ

先日、下記リンク先記事に紹介されているポッドキャストを聴きました。
https://digital.asahi.com/articles/ASNBJ4TVYNBJUEHF003.html
その感想をここに書きます。

ジェンダーレスボイスが実用化されること自体は楽しみです。男声と女声の両方を実装するよりコスパが良いなら、いつか標準搭載の声が全てジェンダーレスボイスになってもおかしくないと思いました

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