しらたまきなこ

気が付いたらアラフィフ。でもそれは着ぐるみで、中身は、好きなことやものに囲まれて、いつ…

しらたまきなこ

気が付いたらアラフィフ。でもそれは着ぐるみで、中身は、好きなことやものに囲まれて、いつまでもはしゃいで遊んでいたい子ども。そんなわたしの言の葉置き場。

記事一覧

5歳で死を選ぼうとしたわたしの半生 【たぶん前編】

わたしの、半世紀にまだ少し満たない人生。 月並みな言い方だけど『波乱万丈』なものだったみたい(友人の感想です)。 生まれつき第六感が強くて、他人の考えていること…

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「離婚しないでおいてよかったね」

センシティブな内容を含みます。 (人の死について、ややグロテスクな内容) ------------------------------------------------ どうやら、義姉の夫さんが亡くなったよ…

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あの日わたしは裸で泣いた

19歳になったばかりの秋。 体重計の上で、全裸のわたしはうずくまり泣きながら、発作でバグった心臓あたりを思い切りつかんでいました。 その春、わたしは大学入学を機に…

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かわいい女の子が嫌い

店主にしか話していないことがあります。 今まで、誰にもずーっと秘密にしてました。 (ここで匿名で話すわけですが) わたしは、きれいにかわいく着飾らせてもらった、小…

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春になると思い出す予知夢

わたしは、無人駅のホームにひとりで立っていました。 日差しが柔らかくて風のない、春の日でした。 しばらくすると、1両しかないローカルな雰囲気の電車が、ゆっくりとホ…

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四十九日

愛鳥おかめがこの世からあちら側にいき、仏教的には土曜日が四十九日でした。しかしながら仕事から抜けられなかったため、日曜日にお墓参りに行きました。 昔、実家で飼っ…

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年末年始とおせちとお寿司

寿司と和食の店に勤めはじめてから、2回目の年末年始が終わりました。 昨年度は、帰省やら義実家でのごあいさつの集まりなどが忙しく、年末年始はがっつりお休みを頂いてし…

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久しぶりに書いてみた

登録した時のメールアドレスもパスワードも忘れて、ログインできずいる間に、noteの存在そのものを忘れていたのですよ。 1年以上ぶりですか。 あの頃の、旧Twitterのアカ…

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むかしむかし、婚約破棄した時の話

きょうも、しみじみしない(茨城弁で、いまいちなというニュアンスの言葉で、しみじみ味わうなどという、通常の使い方とは異なる)お天気で、雨が降ったりやんだりの東京都…

5歳で死を選ぼうとしたわたしの半生 【たぶん前編】

5歳で死を選ぼうとしたわたしの半生 【たぶん前編】

わたしの、半世紀にまだ少し満たない人生。
月並みな言い方だけど『波乱万丈』なものだったみたい(友人の感想です)。

生まれつき第六感が強くて、他人の考えていることや犯罪歴(必ずしも逮捕歴とイコールではなく)などがわかってしまったり、寿命もわかってしまうような子どもでした。それゆえ幼い頃から既に人間不信というか恐怖で、幼稚園の頃に『自殺』というものを知った時、決行しようと母に相談(その辺は子ども)し

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「離婚しないでおいてよかったね」

「離婚しないでおいてよかったね」

センシティブな内容を含みます。
(人の死について、ややグロテスクな内容)

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どうやら、義姉の夫さんが亡くなったようです。
義姉とは別居中、会社が寮として借り上げていたアパートの一室で、ひとりで。
2日連続で無断欠勤していたため、会社の人が様子を見に行ったら、腐って異臭を放って、こと切れていたらしいで

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あの日わたしは裸で泣いた

あの日わたしは裸で泣いた

19歳になったばかりの秋。
体重計の上で、全裸のわたしはうずくまり泣きながら、発作でバグった心臓あたりを思い切りつかんでいました。

その春、わたしは大学入学を機にひとり暮らしを始めました。以前は山手線某駅の近くにあったというキャンパスですが、わたしが入学した頃には、都下の、病院がやたら多い某市に移転していました。

そこから2駅先にある、学生用のマンションを借りました。大学の近くに住むと、家が遠

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かわいい女の子が嫌い

かわいい女の子が嫌い

店主にしか話していないことがあります。
今まで、誰にもずーっと秘密にしてました。
(ここで匿名で話すわけですが)

わたしは、きれいにかわいく着飾らせてもらった、小さな女の子が嫌いです。

息子はもう中学生となりましたが、小さな頃はしんどかったです。
幼稚園や子育て広場、公園、子供服のお店などで小さな女の子と遭遇する機会は毎日のようにあるわけですから。おまけに、息子の七五三などで写真館に行けば、ド

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春になると思い出す予知夢

春になると思い出す予知夢

わたしは、無人駅のホームにひとりで立っていました。
日差しが柔らかくて風のない、春の日でした。
しばらくすると、1両しかないローカルな雰囲気の電車が、ゆっくりとホームに滑りこんできて、停まりました。
ドアが開いて、先客は小さな子どもひとりだけでした。がらがらの車両なのに、子どもがわたしに手招きをしてきて、隣に座るように促してきます。わたしは特に躊躇することもなく、その子の隣に座りました。
するとそ

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四十九日

四十九日

愛鳥おかめがこの世からあちら側にいき、仏教的には土曜日が四十九日でした。しかしながら仕事から抜けられなかったため、日曜日にお墓参りに行きました。

昔、実家で飼っていた小鳥たちのお墓は、実家の庭にありますが、今の家の庭は全面芝生なので、動物のお葬式と火葬をしてくれる場所を探し、お骨は共同墓地に埋葬してもらいました。

この動物葬儀屋さんは山奥にあり、途中から、ナビにも出ないけもの道を通ります。狭く

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年末年始とおせちとお寿司

年末年始とおせちとお寿司

寿司と和食の店に勤めはじめてから、2回目の年末年始が終わりました。
昨年度は、帰省やら義実家でのごあいさつの集まりなどが忙しく、年末年始はがっつりお休みを頂いてしまったのだけど、今年度は、わが家も義実家も喪中であること、またお店の人手が去年より足りないことがあり、大晦日まで仕事をしました。

通常営業は、30日の昼まで。忘年会兼プチ同窓会だという宴会がありました。そこまでは店主とわたしだけ。

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久しぶりに書いてみた

久しぶりに書いてみた

登録した時のメールアドレスもパスワードも忘れて、ログインできずいる間に、noteの存在そのものを忘れていたのですよ。
1年以上ぶりですか。

あの頃の、旧Twitterのアカウントは削除しちゃって、今は主に、漫画家さんや写真家さんの作品閲覧のための鍵垢してます。ゆえに、フォロワーゼロ。つぶやきもゼロです。インスタは生きてるけど、ほぼ開いてない。
あんまりSNSに時間取らなくなってきました。

そし

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むかしむかし、婚約破棄した時の話

むかしむかし、婚約破棄した時の話

きょうも、しみじみしない(茨城弁で、いまいちなというニュアンスの言葉で、しみじみ味わうなどという、通常の使い方とは異なる)お天気で、雨が降ったりやんだりの東京都下。

久しぶりに星乃珈琲店に行きました。わたしは、そのままの珈琲が飲めないというか、飲むと胃がもたれてしまいます。
でも、いわゆるコーヒー飲料と呼ばれる、甘いコーヒー牛乳やグリコのカフェオレなんかは好きで。それから、茨城県出身の者としては

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