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亀に追いつけなかった賢者の物語
あらすじ
ある旅人が出会った老人が、壮大な地球の誕生と、歴史を巡る旅を語り始めます。最初はほら吹き老人と思っていた旅人も、次第にその見事な世界観に引き込まれて行きます…
エピソード1
旅人がとある古い池に差し掛かった時、見るからにしなびてみすぼらしい老人がその池をのぞき込んでいた。
旅人が近づいてみると、スズメや鳩やカラスが群れて老人と共に池をのぞき込んでいる。
旅人はその風景がなんともおか
メトロポリスってなんなん?
天使 「最近東京の街見てるとフリッツ・ラングや手塚治虫の描いたメトロポリスやリドリー・スコットのブレードランナーみたいね」
悪魔 「そうやな。人類滅亡を定期的にわめいてくる予言者と違ってSF作家はほんまに当ててきよるからな」
天使 「アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックの2001年宇宙の旅におけるAIと人間のはざまに存在する矛盾はまさに近未来予言だったわよね」
悪魔 「東京は完璧な労
差別に終わりはないのか?
天使 「米国のアカデミー賞見てたらロバート・ダウニーJrやエマ・ストーンやジェニファー・ローレンスが露骨に東洋人無視してるの見たわ」
悪魔 「ジェニファー知っとるで。ギャラの男女格差訴えとったけど、こんなことが許されていいの?私46億円しかもらってないのよ。やて」
天使 「だもんで」
悪魔 「昔からこの賞は白より白いゆうてな、東洋人が脚光を浴びるなんかありえへんねや」
天使 「音楽界のグラミー賞は
やっぱ電気の時代か?
天使 「ねえねえ悪魔ちゃん」
悪魔 「お前わしのキャラを破壊すな」
天使 「地上であれだけ盛り上がってたEVってどうなん」
悪魔 「世界中で電力逼迫しとんねん。迷惑でしかない」
天使 「でも環境に優しいって」
悪魔 「世界の電力供給のほとんどは化石燃やして作っとんねん。あとリチウムイオン電池大量に廃棄したらどうすんねん。猛毒や。」
天使 「今日はよくしゃべるのね。自然エネルギーってのもあるじゃん」