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隣の宇宙は広く見える?

天使 「宇宙広いわ」
悪魔 「そうか?」
天使 「どっからどう見たって広いでしょうに」
悪魔 「それはお前の認識であり概念や」
天使 「臨界うざい」
悪魔 「古代人にとっては目に見える範囲が宇宙や。水平線や地平線の向こうまで行くと落ちてしまう。ほんの100年前まで宇宙は静止していると考えられていた。1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡の観察によって、初めて宇宙が加速しながら膨張していることを人類は知った。さらに2021年に打ち上げられたジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡の観察によると、これまでの概念であった138億年をはるかに上回る宇宙の歴史が見えてきた。」
天使 「やっぱ超絶広いべ」
悪魔 「いやいや、人間の体内で共存しとる微生物やウイルスにとっては、その筐体が宇宙や。今年大発生する素数ゼミは地上に出た瞬間、無限の世界に驚愕することになる。つまり我々がチマチマ存在しとるこの宇宙が実は誰かの体内かも知れんちゅうことや。」
天使 「それが神様っていうこと?」
悪魔 「クリシュナがまだ赤ん坊の頃、いたずらで土を食べたことを母ヤショーダにとがめられ、お口を開けなさいと叱られた。クリシュナは食べてないよと言いながら口を開けた。するとその口の中には宇宙のすべてがあった。スケール、尺度の問題やとわしは言うとるんや。」
天使 「孫悟空がきんと雲に乗って全速で飛び続けてもお釈迦様の指から指の間でしかなかったもんね」
悪魔 「そうや、何千年も前にその尺度の概念にたどり着いたものがおるんや」
天使 「マクド?」
悪魔 「シャクドや」
天使 「まじ聖者」
悪魔 「しかも科学者が言うには、宇宙は最低でも10次元以上らしい。事象の地平線まで行けば隣の宇宙、マルチバースが見えるかもな」
天使 「え、何、うち寝てたわ…」




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