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僕の小さな恋のお話〜1人ぼっちで生きる強さを〜


恋愛に近い話はしてきたけど、自分自身の恋の話って書いてこなかった。

自分のnoteを読んでもらいやすいのは
恋愛とか成功とかの話がほとんどないからだと聞いたことがある。

確かに大学院を出ているから、本当に苦しんでいない!と思われる人も一定数いた。でもそこは、今の僕の立場を含めて、少しだけ認めて欲しい。とりあえず努力はして得たものだから。

そして、ひとつ得たからといって人間としての幸せや素晴らしいキャリアがある訳では無いことを少しだけ理解して欲しい。


それはさておき

自分自身の恋の話をしてこなかったのは理由がいくつかある。

1番の理由は、「誰にも愛されたことがない」というシンプルな理由である。愛したことしかないから、一方通行の愛はエゴでしかない。だから、多くの人が恋愛をしているのなかで、自分自身の恋の話は封じていた。

自分はいつも「自分のことが確実に好きになって貰えない人」を好きになる。

それは自分に自信がないという理由からなのかもしれない。
自分と似たような趣味や思考、容姿、行動をする人が苦手で、
自分を見ているような感じして恋愛にはならないという感じだ。

だからどんなに努力しても傷つくだけの恋愛になる。容姿も行動も違う、それでいて好きになる対象は好きになる人と被るから余計実らない。

あっという間に30を目前にして
一人ぼっちなことに恐怖を憶えしまっている。

18になれば
20になれば
23になれは
25になれば
27になれば


そんな風に周りに言われて努力をしてきた
周りはどんどん愛されるのに自分だけ愛されない

いつも振られて、いつも思いを否定され、いつも泣きながら消化して
その繰り返しで、ひとつも上手くいない。

もう二度と愛されないんだ。
自分は人を愛するだけの人なんだと、気が付き始めていた。


そんなある時、初めて自分の容姿も性格も好きだと言ってくれる人に出会えた。自分も相手を好きになれる人だった。

馬鹿らしいけど、ほんの少しだけ

「生きててよかった」

って初めて思えた瞬間だった。でもそれは一時だけのものであって

結局は、僕以外の人を選ばれて、その後二度と会うことはなくなった。
いつも顔で振られて、いつも恋愛対象にならないと振られていた自分にとって

ようやく一緒にいられる人と出会えたのに、
一緒に色々なところにいたり、一緒に色々なものを共有したいと思える相手だった。

しばらくの間はずっと泣いていた。何も手につかないし、これまでの相手を思ってきた自分さえも否定された気がして苦しかった。

でも変わらなきゃいけないと思って、努力をした。
ダイエットに始まり、将来の不安を感じながら少しずつ貯めた貯金を使い歯の矯正もした。服装も変えた。受けたアドバイスは活かした。

それでも周囲の思いは変わらない。僕に対する評価は変わらないままで、
容姿が、それでも対象にはならない。

それどころか容姿は、どんどん童顔になっていっていき、
薄顔も相まって余計愛されない顔になってしまった。

否定の連続は、自分の努力さえも否定しなければならない、
変われた自分を拒絶する結果となってしまったのだ。

人を好きになっても、人を愛しても、確実に自分のことは好きになって貰えない。想いを伝えてくれる人もいない。

そうなってくると生きている意味ってあるのかな?
そう自問自答を繰り返した。

ただ努力をしたことで「友達」は増えてきた。
もちろん、本当に友達なのかは分からない。
きっと人数合わせなのかなと思う時もある。

多分、これから分かってくるだろうと思うし、
また絶望に向きあうことになるのかもしれない。

それでも出会いも増えていて、チャンスは増えたのかもしれない。
正直、その中で自分の好きな人を見つけることは難しかったけれど。

そう思っていたところで最近、想いを伝えようと思う相手に出会った。
もちろん、相変わらず明らかに自分のことは対象ではなくて、他に好きな人がいる人だった。その人は別に思っている人がいると友達いう。だから、想いを伝えることを止められた。

だからといって友達が繋いでくれことはない。多くの人が恋のキューピットに友達がなってくれるというような優しい関係性まではいってない。

実際はそこまでだったのかもしれない。


30歳の目前なのにずっと一人ぼっち。

だから今回の人は僕にとって、これまでの人とは色々な意味で大切だった。
性格とかも似ていても好きになれたから。

でも僕と性格が似ているということは、特定の好きなタイプがいて、
その人だけになるってことだから僕のことは無理である。

自分の恋愛はいつもこう。

きっと告白されたり、自然と付き合うように相手が頑張ってくれたら変わるのだろうけど、僕は好きではない人に一緒に歩いていこう、一緒に共有したい気持ちは抱きにくいから、かなり難しい。

どう努力しても叶うことはない。誰かが見ててくれる訳でもない。
それが僕の恋の話だとしたら
いつまで耐えられるのかなと悲しい気持ちになる。

人に愛されるってどんなものだろう。
好きな人と一緒に居られるってどんな気持ちなんだろう。

恋愛ができないということで、
ずっと子どものような気がして自分が気持ち悪い。

でも出来ることをしているという矛盾が、心をえぐる。

愛しても愛しても愛されなければ、本当の愛は得ることが出来ない。
頑張っても頑張っても上手くいかなければ、余計自分を嫌いになる。

でも人を好きになってしまう。
一緒にいたいと思ってしまう。


自分を好きになろうとすればするほど、自分を嫌いになってしまう出来事に直面する。この問題に直面しても、自分のことを好きでいることを求めてられているのだろうか。

そんな…難しいよ。
生きてるだけで苦しいことが降り注いできて、闘いの毎日なのに。

僕はどうしたらいいのだろう。
そんなことの繰り返しなのが、僕の恋の話。

だから話そうとも思わなかった。

でも言おうと思ったのは、
やっぱり、リミットを迎える前に愛して愛されたいからなんだ。

誕生日までには、この思いを叶えたい。
10代、20代の僕が、そして未来の僕が悲しまないように。

どうか恋が実るような人になれるように。

最近、少しだけ自分を好きになれたんだ。
でも、やっぱり好きにはなれなさそうである。

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かただ しんのすけ
夢はルポライターなどです。(/・ω・)/「声なき声を」届けることや草の根活動を頑張っている人や世に出せるように、そのために使えたらなと思います。