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いくつになっても「今が最高」と言える人生


70代になったころ、「そろそろ一人遊びが必要な年齢になってきたみたい」そういって、73歳でチェロを習い始めた、川崎淳与さん。

60歳の時には、東京青山で小さなギャラリー「ギャルリーワッツ」を始めた。それを「長い、長い、自分探しのはてに、60歳でやるべきことを見つけました」とその著書「80歳の今が最高と言える」に書いている。

ギャルリーワッツ」は器や絵、アクセサリー、帽子やバッグ……。
さまざまなジャンルのものを、淳与さんと、そのお嬢さんの詩野さんの目で拾い上げた美しい空間。さまざまなアーティストが集う場所だった。

「80歳の今が最高と言える」より

淳与さんは、パーマをかけた白髪をギュッとひとつにまとめて
真っ赤なパンツだったり、黄色いシャツだったりと
いつもおしゃれを楽しんでした。

とても控えめで、「ねえ、これ素晴らしいでしょう〜!」
と、ご自身ではなく、常に作家さんを前へ前へと押し出していらしたのだという。

「80歳の今が最高と言える」より

その彼女の生涯は「80歳の今が最高と言える」に綴られている。60歳にしてやるべきことを見つけ、人生の再スタートをした、という川崎淳与さん。


「80歳の今が最高と言える」より

2020年にがんを患って、この世を去ってしまわれたが、その情熱と、真っ直ぐなお人柄は、今も彼女と出会った多くの人の心に温もりを与えている。
彼女が残してくれたこの美しい本は、あなたの心にもやさしい光をきっと灯してくれるだろう。

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