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@タイ🇹🇭

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タイの記事
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#高校

涙、涙の最後のスピーチ

涙、涙の最後のスピーチ

日本語コースの集大成である「3年間の思い出」のスピーチが先日ようやく終わった。

今年卒業するクラスは、私が3年間副担任だった。

担任であるタイ人のポン先生は、いわゆる“語学オタク”で、日本語の先生じゃないのにN3も持っている。せっかく日本語がわかるんだからということで、ポン先生にもスピーチを聞きに来てもらうことにした。

今回はコロナで本当に時間がなかったから、きっと全部は暗記できてないだろう

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教室でタコパ🐙@タイの高校

教室でタコパ🐙@タイの高校

時間に余裕のある高1のクラスでは、毎年12月に”忘年会”的ノリで日本料理クラスをしている。

本年度は色々予定が狂ったのもあり、1月にやる予定で計画していたが、直前にコロナの第二波で分散登校に切り替わったため延期になっていた。

ようやく通常登校に切り替わり、幸い授業の遅れもなかったので、先週学生たち悲願の料理クラスができた。

今年のメニューは、たこ焼き&お好み焼き。

事前に同僚の先生たちと業

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タイの卒業式🌸2020年度

タイの卒業式🌸2020年度

先週の金曜日、私の勤務校で卒業式が行われた。

卒業式、といってもまだ学年末テスト前。まだ卒業できるかどうかもわからないのになんで??と正直毎年思っている笑

これはうちの学校だけなのかよくわからないが、なぜか卒業式的なものが2回ある。

1回目は全校生徒グラウンドに集まって、成績優秀者へブレザー進呈、送辞や答辞、校長先生の話、サーイシン(のちに詳しく記述)。その後卒業生だけ大会議室に移動して、お

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タイの10代に日本の80’sシティポップを教わるの巻

タイの10代に日本の80’sシティポップを教わるの巻

「先生!ミキ マツバラって知ってますか?」

先日、授業の前に高1の学生5、6人と話していた時、急に聞かれた。タイのティーンエイジャーである学生たちの流行の話題には基本的についていけてない。もちろん、今回も×。

「誰?何の人?」

「歌手です」「この人!」とYouTubeの検索画面を見せてくれた。(ヘッダーの写真)

「え?昔の人なの??」

「はい!」「でも、とてもいいです!」と親指を立ててい

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お久しぶりの対面授業👩‍🏫

お久しぶりの対面授業👩‍🏫

昨年のクリスマス前にコロナのクラスターが発生したのをきっかけにオンライン授業になっていたのだが、2月1日からやっと分散登校が開始された。

私の勤務校は、前回の分散登校の時と同様に月水金に高2、高3、火木に高1が登校し、登校しない日はオンラインで勉強することになった。

久しぶりに対面授業をやってみて感じたのは、学生たちの日本語能力の差がかなり開いてしまったということ。

学校に来なければ、自分の

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私服の”乱” @タイの高校

私服の”乱” @タイの高校

先日の放課後、タイ人の同僚に1時間ほど愚痴を聞かされた。
内容は、昨今のタイのデモについて。

日本でもニュースになっているので詳細は省くが、ざっくり言えば今タイでは反政府派VS擁護派でやり合っていて、大使館からは連日デモのお知らせがメールで届いている。

中高生もこのデモに反政府派として参加したり、参加せずとも白いリボンを身につけたり、毎朝の国歌斉唱の時には三本指を挙げたりして意思表示をしている

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意味はないけど醍醐味はある?ータイの高校で日本語を教える

意味はないけど醍醐味はある?ータイの高校で日本語を教える

10月末に前期の期末テストが終わった。

駆け込むように宿題を提出させ、追試をさせ、なんとか1人も単位を落とさずに済んだ。

前にも記事を書いたことがあるが、みんながみんな日本語が好きとか得意とかいうわけではなく、半分ぐらいの学生は消去法で日本語を選んだような学生たち。
学習障害を抱えていたり、そもそも勉強自体が苦手な学生も多い。

合格ラインに届かない学生を無理矢理呼んで、ただ単位を与えるためだ

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タイの校則はブラック通り越して漆黒の闇

タイの校則はブラック通り越して漆黒の闇

細眉にミニスカート&ルーズソックスが定番だった私の学生時代。「ブラック校則」なんて言葉は当時まだなかったが、校則は疎ましいものでしかなかったし、理不尽だなと思ったことも何度もある。真冬のクソ寒いのにマフラー禁止ってのが一番辛かったなぁ。

さてタイの校則はどうかというと、こちらもなかなか厳しい。 特に頭髪に関する規則はかわいそうなぐらい厳しい。

まず、女子生徒はショートカット禁止!もしショートカ

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