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#エッセイ
「あざとさ」と「真実」の狭間で……
「意外と腹黒いんだねぇ」
若い時からよく言われた言葉だ。
眼鏡をかけていた時なんて「腹黒メガネ」なんてあだ名をつけられていたこともある。
今ならパワハラなんじゃないか? なんて思ったりするが、どれもこれも私にとっては勲章みたいなもので悪い気はしていない。
「あざとくて何が悪いんですか?」
最近、バラエティー番組なんかでよく聞くフレーズだが、個人的には「まったく悪くないでしょ! むしろ素敵です!」な
一目惚れ ~勇敢な恋の歌~
やってしまった……
どうしても自分の気持ちに嘘がつけなかった……
まさかこんな日が来るなんて! 自分でも想像すらしていなかった現実がまさに起きているのである。
浮気と言われれば甘んじて受けよう。
裏切り者と罵られれば、それも真摯に受けとめるつもりだ。
どんな罵声を浴びせられようともかまわない。
だって、僕はもうあの子に夢中なのだから!
その子の名は、しろ。
半透明の乳白色の瓶に、これまた真っ白
『運転、時々、カラオケ』~ニューノーマルという優しさ~
すべては朝にはじまる。
運命はいかに……
フロントガラスはまだ曇ったままだ。
冷気は車内を支配する。
エアコンが忙しく風を吹き上げる。
ようやくフロントガラスに楕円形の透明が広がった。
ゆっくりアクセルを踏む。
さぁ、今日は何が来る??
段差を弾む車輪にあわせ身体も揺れる。
そして……
♪ 骨まで溶けるような
テキーラみたいなキスをして……♪
あぁ~、そっちかぁ……
松任谷由実さ