春杞凪海(はるきなみ)

「同zineサークル シェヘラザード」主宰です。 趣味で短編小説、短歌、エッセイをつく…

春杞凪海(はるきなみ)

「同zineサークル シェヘラザード」主宰です。 趣味で短編小説、短歌、エッセイをつくっています。

マガジン

  • つながる。

  • すてきなことば

  • 気まぐれ日記『カプリス』

    普段の生活の中で気づいたことや、考えたこと、思ったことのかけらをつめたマガジンです。 エッセイやコラムみたいなものです。

  • ドロップ

    一粒のドロップのようなひとことを、あなたに。 昔から書いている、読書ノートから生まれた言葉です。

  • オリジナルTRPGアイディア集

    TRPGに使えそうなアイディア(世界観、ゲームシステム、キャラシートなど)をまとめてみました。使っていただけると嬉しいです(人 •͈ᴗ•͈) 使いたい方は、お気軽にnote内メッセージなどでお知らせください。

記事一覧

知らない人の窓辺を覗きに、 町の小さな映画館に行ってきました。 映画は 「フェルメール THE GREATEST EXHIBITION   アート・オン・スクリーン特別編 」。 黄色と青の…

ときどきいろんなことに浮気してみれば、いつかきっと、自分の持つ鍵にぴったりな鍵穴に出会えるよ。

新しいものや文化は、きっと「憧れ」から生まれる。

深海生物が人気なのは、日本だけ……?

「シーラカンスと一緒に泳ぎたい!」って 言ってたら、本当に夢が叶っちゃいました。  以前の記事でもご紹介したゲーム『フォーエバーブルー ルミナス』でベールド海を泳…

「好きな音」

好きな音を見つけるというのは、横断歩道の 雑踏の中で人を探すのに似ている。 一見、自分とは関係なさそうな人でも、付き合ってみたらいい人だった。みたいな。 私達は…

ちょっとダイビング行ってくる

思い切って何かすることを「清水の舞台から飛び降りる」というけれど、この場合は「小舟の先から飛び降りる」と言った方がいいかもしれない。 最近のマイブームは、Ninte…

2024.3.4 主食は言葉

何日もかけてゆっくりと本を読んで思った。 たぶん私の主食は、言葉だ。 お茶碗によそったごはんの一粒ひと粒を味わう ように、今日も言葉を口にしている。

【日記】ガラスペン

小さい頃から、手帳の1ページに好きな漢詩や和歌を書いている母の真似をして、ノートの端に気に入った言葉をメモしてきた。 ノートの切れ端は「言葉の標本」と呼んでいる。…

2024.2. 24「詩人」

何かに名前をつけた瞬間から、ひとは詩人になる。 名前をつけたことがないひとなんていないだろう。 暗くなったら見える星に。 初めてもらったぬいぐるみに。 道端の花に…

2024.2.21「マヨマヨしい」

昨日の晩ごはんのときに、母に「コールスローサラダ食べない?」と勧められました。 マヨネーズがたくさんはいっている食べ物、あんまり好きじゃないんだよね。 そう思う…

歌がきっかけで、スペイン語を勉強しはじめた話

教科書のページをめくって読んでいると、 初めて学ぶ言語のはずなのに時おり懐かしい単語が出てくる。 「”Comida”は、”料理”って意味なのね......」 「あれ? どこか…

写真と、ちっちゃな詩集『ひとこと』その2

【日記】会いたい人がいる

つい相手の目をじっと見つめてしまうくせがある ことに気づいたのは、最近のこと。 目に見えない場所である「こころ」以外で、 人の体で美しいところはどこだろう? と …

写真と、ちっちゃな詩集『ひとこと』その1

知り合いに紹介された「TRPG」の世界観にドハマりして、ほぼ勢いで新しいゲームのシナリオと世界観を書いている最中です!
(まだ未プレイなのに……(笑))
もしかしたら、ノートにも投稿できるかもしれません。
末永く遊んでもらえる作品ができたらいいな〜

【日記】「雷鳴」

「またひとつ、分からないことが増えた」 本や記事を読んで何かを学ぶたびに、 そう思います。 今は、このことわざの本当の意味を ずっと考えてる。 ネットサーフィンを…

窓

知らない人の窓辺を覗きに、
町の小さな映画館に行ってきました。

映画は
「フェルメール THE GREATEST EXHIBITION
  アート・オン・スクリーン特別編 」。

黄色と青のターバンを巻いて耳もとに大きな
真珠の耳飾りをつけた女性が代表作の画家さんです。

作中では世界中に散逸していた作品たちを
ひとつの美術館に集め展示している様子を
見られるのですが、「何かしている人をこっ

もっとみる

ときどきいろんなことに浮気してみれば、いつかきっと、自分の持つ鍵にぴったりな鍵穴に出会えるよ。

新しいものや文化は、きっと「憧れ」から生まれる。

深海生物が人気なのは、日本だけ……?

深海生物が人気なのは、日本だけ……?

「シーラカンスと一緒に泳ぎたい!」って
言ってたら、本当に夢が叶っちゃいました。 

以前の記事でもご紹介したゲーム『フォーエバーブルー ルミナス』でベールド海を泳いでいたら、のんびりと泳ぐシーラカンスを見つけたんです。

作中では気に入った生き物を連れ泳ぐことができるので、しばらくついてきてもらいました。

深海に住んでいてめったに浮上してくることのない推し(シーラカンス)がサンゴ礁で熱帯魚と戯

もっとみる
「好きな音」

「好きな音」

好きな音を見つけるというのは、横断歩道の
雑踏の中で人を探すのに似ている。

一見、自分とは関係なさそうな人でも、付き合ってみたらいい人だった。みたいな。

私達はスルーしたほうがラクだから、
見覚えのある人(好きなジャンルの曲や、もともと好きな音)ばっかり選んでしまいがちだ。

ちょっとダイビング行ってくる

ちょっとダイビング行ってくる

思い切って何かすることを「清水の舞台から飛び降りる」というけれど、この場合は「小舟の先から飛び降りる」と言った方がいいかもしれない。

最近のマイブームは、Nintendo Switchで面白いゲームを探すこと。

「スイカゲーム」で桃と梨ばかり作って箱を
いっぱいにしてしまったり、「8番出口」で
地下通路の急な停電や迫ってくる赤い水に
ビビりながら出口を目指したりと、
先の見えない展開を楽し

もっとみる
2024.3.4 主食は言葉

2024.3.4 主食は言葉

何日もかけてゆっくりと本を読んで思った。
たぶん私の主食は、言葉だ。

お茶碗によそったごはんの一粒ひと粒を味わう
ように、今日も言葉を口にしている。

【日記】ガラスペン

【日記】ガラスペン

小さい頃から、手帳の1ページに好きな漢詩や和歌を書いている母の真似をして、ノートの端に気に入った言葉をメモしてきた。
ノートの切れ端は「言葉の標本」と呼んでいる。

いつもボールペンだと、なんかつまんないなぁ。
そう思いながら、Seriaに行ったときのこと。

「これで書いたら楽しそう!」
気づいたら、ガラスペンを手に取っていた。

どんな、みずみずしい言葉が生まれるんだろう……?

どきどきしな

もっとみる
2024.2. 24「詩人」

2024.2. 24「詩人」

何かに名前をつけた瞬間から、ひとは詩人になる。
名前をつけたことがないひとなんていないだろう。

暗くなったら見える星に。
初めてもらったぬいぐるみに。
道端の花に。

2024.2.21「マヨマヨしい」

2024.2.21「マヨマヨしい」

昨日の晩ごはんのときに、母に「コールスローサラダ食べない?」と勧められました。

マヨネーズがたくさんはいっている食べ物、あんまり好きじゃないんだよね。

そう思うよりも先に、こんな一言がぽろり。
「あたし、マヨマヨしいの苦手なんだよね。ママにあげる!」

マヨマヨ、しい?
言った瞬間あれ?と思ったけど、いつのまにかこの言葉が気に入りました。
語感がふわふわしている「マヨ」を反復したことで、まるで

もっとみる
歌がきっかけで、スペイン語を勉強しはじめた話

歌がきっかけで、スペイン語を勉強しはじめた話

教科書のページをめくって読んでいると、
初めて学ぶ言語のはずなのに時おり懐かしい単語が出てくる。

「”Comida”は、”料理”って意味なのね......」
「あれ? どこかで聞いたことある単語だなぁ」 「あ、そうだ。 あの曲の歌詞に出てきてた!」

聞いたことのある単語を見つけたら、
すぐ教科書をほっぽり出してスマホに持ち替え、YouTubeで歌を再生する。

スペイン語を勉強したいと思ったき

もっとみる
【日記】会いたい人がいる

【日記】会いたい人がいる

つい相手の目をじっと見つめてしまうくせがある
ことに気づいたのは、最近のこと。

目に見えない場所である「こころ」以外で、
人の体で美しいところはどこだろう? と
ある日ふと思ったときのことでした。

美しいと思うところって、つい惹かれてしまう。

そんな美しいところや素敵なところを追ってみる
のが、目。

じゃあ、目が、人の体の中で一番美しいということになるのかな?

この前も、美しい

もっとみる

知り合いに紹介された「TRPG」の世界観にドハマりして、ほぼ勢いで新しいゲームのシナリオと世界観を書いている最中です!
(まだ未プレイなのに……(笑))
もしかしたら、ノートにも投稿できるかもしれません。
末永く遊んでもらえる作品ができたらいいな〜

【日記】「雷鳴」

【日記】「雷鳴」

「またひとつ、分からないことが増えた」

本や記事を読んで何かを学ぶたびに、
そう思います。

今は、このことわざの本当の意味を
ずっと考えてる。

ネットサーフィンをしていて偶然見つけた言葉
なのに、出会ったそのときから、
まるで感電したかのように惹かれています。

《口の中にある雷鳴》の意味はなんとなく掴めるんです。
悪口とか、愚痴とか、怒りとか。

雷鳴は、たとえ言わないようにと我慢していた

もっとみる