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#コラム

好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか

好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか

ハッとする言葉に出会った。

全くその通りだと思ってしまった。

わたしは書店でアルバイトしたことがある。

仕事は本当に楽しかったし、心の底から経験できてよかったと思っている。しかしこれを本業にしていきたいかと言われるとちがう。

なぜならわたしが好きなのは、本のお会計をすることでもなく、在庫を並べることでもなく

『本を読むこと』だから。

もう1つ例をあげたい。

わたしはカフェで正社員とし

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諦めて進むことと、そのやり方について

諦めて進むことと、そのやり方について

2019年を振りかえってみると、いろんなことを諦めた1年だったなと思う。

何かを選ぶということはそれ以外を選ばないということで、つまり諦めたということは決めることができたということでもある。答えが出ないからと考え続けたり、困っていないからと保留にしたり、決定をしないままのらりくらりとやってきたここ数年だったけど、とにかく今年はたくさん決めた。

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思えば今まで、多くのことを諦めてき

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自分を知るとは、「原液」を知ること。

自分を知るとは、「原液」を知ること。

「自分を知る」とか「ガマンの蓋を剥がして欲を見つける」などとわたしはよく言うけど、どういうことなのかというと、言い換えると「原液を知ること」だと思っている。

ますますわからなくなった人もいるかもしれないけど、ちょっと書いておこう。

「原液」というのは、子育てをしているときによく感じていたことで、自分の子供と産まれたときからいつも一緒に時間を過ごしながら「自分と深く関係があるけど別の人格であるこ

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「私なら、絶対に人を殺さない」のだろうか。

「私なら、絶対に人を殺さない」のだろうか。

「私なら、絶対に人を殺さない」

喫茶店でニュースを聞きながらそう話す彼女の目には、大きな正義への期待が詰まっていた。
もういつだったのかは正確に思い出せない。多分その時殺人事件があって、テレビでは連日犯人の生い立ちや性格、最近の生活などがあれやこれやと大きな声で話されていた。そんな時に、彼女はニュースを聞いて思い出したように事件の犯人の話をし始めたのだ。

正直、耳に聞こえのいい言葉ではなかった

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