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#創作大賞2023
せやま南天さん著「クリームイエローの海と春キャベツのある家」(#創作大賞感想)
創作大賞2023で朝日新聞出版賞を受賞した、せやま南天さんの「クリームイエローの海と春キャベツのある家」。
少しずつ読もうと思ったんですが、一気に読んでしまいました。
主人公が異世界に行くわけでも、事件が起こるわけでもない、日常そのものが舞台です。しかし、「日常」というものがいかに忙しく、ドラマと事件の連続であるか…。
洗濯物の海で溺れそうになりながら、隙間を見つけて息をして、額に汗して奮闘
「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家
あるとき、「暮らし」と「生活」の似て非なる響きについて考えたことがある。
暮らしは、憧れや理想のライフスタイルのニュアンスを多分に含んでいる。
雑誌や書籍、YouTubeで描かれているような、すっきりと整い余裕が感じられるさま。
一方、生活はもっと地に足のついた、それどころか時折田んぼに片足を突っ込んだような、何とももどかしく精一杯に気を張りつめている感じがする。
どちからというと、私は現実
クリームイエローの海と春キャベツのある家を読んで創作したくなっている
せやま南天さんのデビュー作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』読み終えました。
安富さんという登場人物が、優しさに溢れていて、事あるごとに主人公に寄り添ってくれて、一番好きな人物です。こんな人が同僚や上司にいてくれたらなと思います。
一番好きだった場面は、春キャベツが初登場する所です。目の前が一気に春キャベツ色になりました。春キャベツを食べたくなりました。実際に、僕の今日の献立は春キャ
クリキャベを読むと、回鍋肉を作りたくなる。
発売日(4/5)に、せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』を書店へ買いに行き、先週、子供達の新学期バタバタ週間の隙を見ながらゆっくり読んだ。
オリジナル版のストーリー展開と雰囲気はそのままに、過去エピソードがふんだんに追加されたことで、主人公・津麦のキャラクターが、より人間味豊かになって、とっても満足な読み応えだった。
やって当たり前、地味で面倒、無償の労働――そうやって
【読書日記3】 クリームイエローの海と春キャベツのある家
4月5日発売のこの本が発売日を過ぎても我が町で手に入らないと愚痴ったのが、ちょうど先週の日曜日のことだった。
それから4日後(発売日から6日後)、ようやく私の手元に届いた。
ちょうど今の季節に合う、柔らかな色合いの装丁に、「創作大賞2023」の文字。
裏表紙の帯には、9人のnoterさん達の感想コメントが並んでいる。
同じnote界のすみっこに生息する身として、本当に誇らしい。
土曜日の昨日
全人類に読んでほしい!世界共通語の家事小説。
「家の形だけ数がある」
家事の本質を捉えた一文。わたしが1番心に残ったワードです!
せやま南天さん「クリームイエローの海と春キャベツのある家」(朝日新聞出版)さんから書籍化 おめでとうございます。「クリキャベ日記」で編集日記を追いながら、書籍化を大変心待ちにしておりました。編集者さん、校正者さん、イラストレーターさん、それ以外にも多くの人の手を返し書籍が作り上げるまでの舞台裏を垣間みさせていただ
【読書日記】『クリームイエローの海と春キャベツのある家』
創作大賞2023朝日新聞出版賞受賞作。
せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』が先日4月5日に発売されました。
noteに掲載されている作品はもちろん受賞発表時に読んでいるのですが、改稿された書籍版を読了したので、その感想を。
物語は家事代行サービスの仕事をはじめて3ヶ月の永井津麦が織野家に向かうところからはじまります。
この織野家はどうもそれまで津麦が訪問したご家庭と