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簡単に自己紹介~よろしくお願いします
はじめまして、昭真(しょうしん)と申します。
普通の会社員ですが、趣味で小説やエッセイを書いて5年ほどになります。
何度もコンテストに応募してきましたが、なかなか受賞できなくて、自分の作品が誰の目にも触れずに埋もれていくことに虚しさを感じてました。どなたかに読んでいただきたいという思いは、日に日に強くなるばかりです。
2024年1月1日から妻が新しく始めた「鈴々堂」というnoteで過去の作品を
【ありふれた日常から】重い空気を分かち合う
日暮れの車両の中は、帰宅途中のサラリーマンでいっぱい。
気のせいか、重苦しい空気を感じる。
皆、疲れているのか、ぼくがただそう思い込んでいるだけなのか。
何だかどよーんとした空気を感じる。
今日、ぼくが会社でどんな気持ちで働いていたか思い起こしてみると、愉快なことなど何もなかった。
黙々と仕事をしていた。
ぼくみたいな人たちが狭い車両の中に集まったら、そりゃ空気も重たくなるはずだ。
でも能天気
【ありふれた日常から】コロナの頃を思い出して
ほんの数年前とずいぶん変わってしまった。
変わったのではなく、元に戻ったというのが正しい。
あの頃は咳払い一つしただけで、周囲から視線を浴びた。
いろいろな制約に縛られてたいへんだったなあ。
それでも何か良いことがなかったかと考えてみるが、辛かった思い出しか出てこない。
いや、何かあるだろう、何でも良いから思い出してみろと記憶を絞り出す。
「あった!」
20年近く一度もなかった朝の通勤電車で座れ
【ありふれた日常から】タックルするような会話
我が家の母子たちは、音楽の話になるとうるさい。
ぼくも音楽は聞くが、あの、熱量には程遠い。
何を話しているかわからない。
しかしあれは個人の思いと思いの肉弾戦だ。
言葉が相手にタックルしに行っている。
タックルされた方は、それを跳ね返さんばかりに反撃する。
自己主張の応酬で、相手の言うことなんか聞いているのかどうか・・・。
それぞれが音楽に対する思いが強いんだろうな。
ぼくの会社の会議をあ