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思いがけない感動の瞬間

人は思いがけないいことに遭遇すると感激するものだ。

例えばオリンピック競技で日本人が出場する決勝戦は、どの試合もハラハラドキドキした気持ちで観戦する。
しかし比較的優勝候補の選手が勝ち上がってくる。
それはその選手の強さが遺憾なく発揮された証だ。

2008年北京オリンピックの陸上4×400リレー。
ぼくの情報不足かもしれないが、陸上の短距離競技で日本人が決勝に出場するなんて思ってもなかった。

この試合は今も印象に残っている。

なんとレースが始まって、最終走者まで日本チームが強豪国を抑えて一位で走っている。
こんなことが現実に起きているのか、そんな思いだった。

結果は惜しくも3位だったが、ぼくはオリンピックの歴史を変えるとんでもない瞬間を目の当たりにしたと思った。

それに朝原選手は長年日本の短距離走を引っ張ってきて、あの素晴らしい結果に繋がったこともぼくの感動に拍車を掛けた。

思いがけない・・・。
いや偶然の賜物なんかじゃないんだ。
どんなに結果が出なくても、諦めずに挑み続けた不屈の精神が勝機を呼び寄せるのだろう。

その歴史も知らずに喜んでいたぼくは能天気者だ。
でも同じ日本人として心から誇りに思う。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。