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投資の種類はいくつ?〜投資初心者必見ガイド〜

最近「投資を始めた!」という方も多いかと
思いますが、実際のところ「投資」ってどんな
種類があるのかあまりよく分かっていないという
お声も耳にします。

よく聞く「つみたてNISA」や「iDeCo」などは
種類ではなく手段の1つです。

本日は、投資の種類について簡単にまとめて
みたいと思います。
1つずつ詳しく書いていると、とても長く
なってしまうので、上澄みだけを少しずつ。

■投資の種類

①株式
②債券
③投資信託
④ETF
⑤外貨
⑥FX
⑦不動産
⑧REIT
⑨金
⑩仮想通貨(暗号資産)

大きくこの10個くらいかと思います。
細かく分けるともっとあるかと思いますが。

では1つずつ簡単に見ていきます。

①株式

最もポピュラーかつ認知度の高い投資です。

企業が株式を発行し、投資家がその企業の成長
などを判断して投資を行い、企業はそのお金を
資金として企業成長に活用可能です。

この株式の値上がりや値下がりなどの利ざやが
利益や損失を生みます。

しかし、この株式の価格である「株価」は様々な
経済状況や、多くの投資家心理が働くため、
毎日変動するため、1つの1つの企業の株式に投資
する、いわゆる「個別株投資」はなかなか難易度
の高い局面も多いと思います。

また、株式を保有により「配当」や「株式優待」
を得られる株式もあります。

なお、この株式を証券市場で売買可能とすること
を「上場」と言います。

上場については過去記事でも記載しています。
ご参考ください。

②債券

国や企業などが投資家から資金調達するために
「株式」と同じように「有価証券」と言われる
ものを発行します。

債券は満期があるため、期限が来たら投資家から
預かった金額にお金を返します。

また、この債券の価格も株式同様、企業への
信用度や投資家心理などで価格変動がありますが
株式よりも変動率は低いのが一般的です。

それに「利子」をつけて返すため、お金を貸し、
利子で利益も得られるようなカタチです。

この債券には国が発行する「国債」や地方が発行
する「地方債」企業が発行する「社債」などが
あります。

③投資信託

多くの方がつみたてNISAなどで投資している
のはこの「投資信託」が多いですね。

「投資信託」とはいわゆる「パッケージ商品」
のようなものです。

例えば、今流行りの「米国株式」の投資信託
であれば、指標に連動した米国株式をいくつも
チョイスして、投資家から集めたお金を、
管理しているファンドマネージャーといわれる
人が一括で様々な銘柄に投資をして運用して
くれます。
その運用成果を投資家は投資金額に応じて
得られるというわけです。

個別株投資であれば1つのおにぎりに投資する
ようなイメージですが、投資信託はたくさんの
株式や債券などの詰め合わせである幕内弁当に
投資するようなイメージです。

そのため、1つの企業に投資するよりたくさん
の企業に投資することができるため、リスクも
分散して投資することが可能です。

つみたてNISAやiDeCoはこの投資信託や株式
などを制度として売買しているだけなので、
種類というよりは手段と認識しています。

④ETF

上記投資信託のうち、株式同様に「上場」して
いる投資信託のことを指します。

Exchange Traded Funds の略で、日本語で
訳すと「上場投資信託」と言われます。

この「非上場」か「上場」かという部分で
呼称が「投資信託」か「ETF」かとなります。

投資信託の場合、1日1回の基準価格という
決まった価格での取引ですが、
ETFの場合、株式同様リアルタイムでの値動き
で売買が可能です。

また、手数料面でも購入時手数料や保管手数料
である信託報酬など、ETFの方が安い場合も
多いですね。

⑤外貨

基本的に日本に住む方は「円」で預金など
されたり、保有されたりします。
しかし、外貨である「ドル」や「ユーロ」など
他国通貨を保有することで、「為替差益」と
いわれる利益を得られます。

それには「円安円高」の考え方を理解する
必要がありますので、過去記事をぜひ参考に
してください。

もちろん相対リスクとして「為替差損」もあり
ますので、為替の値動きで通貨の方は変動
しますのでご注意を。

⑥FX

FXも耳にする記載が多いと思いますが、
何やら危なそうだというイメージがある
とよく耳にしますね。

Foreign Exchangeの略で、外国通貨を売買
してその価格差で利益を得るものです。

上記の外貨を個人で所有しておくだけで、
その価値の値上がりを利益として受け取る
ものとは違い、
FXはその通貨を取引所で株式のように売買して、
安く買って高い価値で売り利益を出すものです。

このFXが危ないというイメージがあるのは、
「レバレッジ」で取引をする方が多いから
だと思います。

手元の資金の何倍もの金額で取引をして、
より大きな利益を得ようとするものです。
失敗するの大損を被るので注意ですね。

⑦不動産

大企業のサラリーマン方はよく不動産投資の
お電話が不動産営業マンからかかってくるの
ではないでしょうか(笑)

不動産投資には2種類の利益があります。
1つは土地や物件自体の価値の値上がりによる
ものです。
もう1つは、人と賃貸契約を結び家賃収入を
得るものです。

いずれも、大きな資金もしくは、多額の融資
が必要となります。

そのため、社会的、企業的な信用力の高い
サラリーマンは銀行からの融資も受けられる
ため不動産投資のお声がよくかかりますね。

不動産1件丸ごと投資するのはとても大きな
買い物になりますが、「ワンルーム投資」
と言われるマンションの一室を購入する
ような投資は比較的敷居が低いですね。 

⑧REIT(リート)

これは上記で説明した投資信託の不動産
バージョンといえばイメージしやすいでしょう。

アメリカ発祥の金融商品で、
Real Estate Investment Trustの略です。
その日本版のため「J-REIT」などと呼ばれます。

パッケージ商品の中身が不動産のため、
不動産の売買による利益や家賃収入などに
よって価格変動するようなものです。

上記の通り、不動産投資は大きな元手が必要
になりますが、REITであれば少額から不動産
投資をすることができます。

REITの対象となる不動産も、住宅をはじめ、
オフィスビルや商業施設、リゾートホテルなど
様々です。

⑨金

「有事の金」という言葉がありますね。

「金」は皆さんが想像する通り、ゴールドバー
金の延べ棒などを指します。

有事である、今回のコロナウイルスやロシアの
ウクライナ侵攻などの戦争、こういったことが
起きた場合は、発行元である企業などが倒産
したりすると、株式や債券などの価値はなく
なります。

しかし、「金」は現物そのものが存在し、
世界の埋蔵量も決まっています。

これまで人類が発掘してきた金の総量は
約18万トンと言われており、
残りは約5万トンで10年で枯渇するとも
言われています。

それくらい現物価値の高いものですので、
何か起きた際は金の価値が高くなります。

余談ですが、株式や債券などを売却して、安全
資産に投資対象を移すことを「リスクオフ」
などと呼ばれます。

そういったリスクオフの対象となるのが「金」
でもあります。

一番有名なのが「田中貴金属工業」ですが
ホームページで価格推移が確認可能です。
ご参考まで。


⑩暗号資産(仮想通貨)


最後は投資と言っていいかどうかは個人の
見解かと思いますが、私個人の意見は「投機」
と考えています。

「投資」と「投機」の違いは過去記事でも
記載していますので、ご参考ください。

暗号資産は発行体や管理者を持たず、ネット上で
やりとりされる通貨のこと
です。

日本など国により価値が定められている法定通貨
とは違い、需要と供給でのみ価値が決まります。

また、ブロックチェーンという技術によって
記録・管理されているため、データの改ざん
などの問題も回避しています。

現在は法改正により「暗号資産」という呼称が
正しいようです。

一般的に知られているのは「ビットコイン」
でしょうか。

それ以外のコインを総称して「アルトコイン」
と呼びますが、種類はなんと約2,000種類近く
あるようですね。


これらが個人的に投資をする上で知っておくべき
投資種類ではないかなと思います。

その他にも、ポイント投資、ウイスキー、絵画、
ソーシャルレンディング、NFTなど投資といえる
種類は世の中にたくさん溢れています。

また、投資の手段まで言えば覚えきれないほど
あります。

株式などで言うと、オプション取引、信用取引、
デリバティブ取引、先物取引などなど。

投資はかなり奥が深いので、すべてを理解して
できるようにするのは大変です。
私も理解しているのは一部で、できないことが
ほとんどです。

そのため、まずは自分の人生設計や投資目的など
を明確にしましょう。

次に自分に合った投資種類を判断し、
どういった手段で投資をするかを決めるのが
いいのではないかなと思います。

自分に合った投資を1つずつしっかり勉強して
投資目的に向けてコツコツ実践していきましょう。

無理に手広く様々な投資に手を出す必要はない
と思います。

確実に自分の可能な範囲で計画的に。

それでは。

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