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サラリーマン後半戦では◯◯◯◯を減らすべし

ロッシーです。

以前、社内の若い方から

「サラリーマン生活で大事なことって何ですか?」

みたいな質問をされました。

そのときに、私はこう答えました。

「自分の承認欲求を減らすことかな~」

彼は「???」みたいな感じでした。

上記の記事で、「過度な承認欲求は身を滅ぼす」という言葉を入れていますが、これは本当にそうだと思います。

承認欲求が強いと、自分だけではなく、他人に意識が向いてしまいます。

「この仕事は俺がほとんどやったのに、なんであいつも評価されるんだ!」「この仕事は自分のものだ。他の奴に手柄を取られてたまるか!」

こういう風に、他人と比較したり、他人の動きが気になってしまうわけです。

他にも、「私に任されるはずだ」と思っていた仕事が、他の同僚に任されるとか、自分の成果が思ったよりも上司から評価されないとか、そういうことが起こると、それが悔しくて納得が行かなくてイライラしたり・・・。

ちなみに、これは私の若かりし頃の実体験でもあります(笑)。

実際、承認欲求が強すぎる人は、決まって体を壊すか、メンタルをやられます

サラリーマン人生は長いマラソンのようなものですから、途中でそのように健康を害してしまうことは、人事評価の高低よりも死活問題です。

健康な状態で働き続けること > より高い評価をゲットすること

なのです。

特に、サラリーマン生活の後半戦(ざっくりいうと40代以降)では、いかに承認欲求を減らせるかが非常に重要です。

とはいっても、これまで承認欲求を糧としてバリバリと働いてきた人が、「よし、これからは承認欲求を減らすぞ!」といっても実行するのは難しいでしょう。

だから、実は後半戦になってから承認欲求を減らそうとしても遅いのです。

実際には、サラリーマン生活の前半戦である20代、30代のうちから承認欲求を減らす訓練をしておく必要があるのです。

もちろん、なかなか若いうちは難しいかもしれませんが、承認欲求を下げる訓練を意識的にしておくことが、後半戦で身を滅ぼさないようにするためには必要なのです。

そのためには、

「たかが仕事だよ」

と思うことが重要です。

仕事について過度に賛美する日本社会ではなかなか難しいスタンスかもしれませんが、内心でそう思っておくのです。

もちろん、だからといって仕事を不真面目にやれとか、手を抜けということではありません。一生懸命に仕事はやるべきです。

しかし、サラリーマンというのはどんな業務に携わっていても、取り換えのきくものです。

「自分がいないと業務がまわらない!」
「仕事が人生において最も重要なものなんだ!」

とシリアスになったり、過度に仕事に期待するべきではないということです。

そうすれば、過度な承認欲求をもたないマインドを醸成しやすくなるできるでしょう。つまり、方便として「たかが仕事」と思うわけです。

芸能人のタモリはこう言っています。

「やる気のある者は去れ」

これは仕事の本質をとらえているのではないでしょうか。

やる気のある人間というのは、得てして承認欲求が高すぎます

そういう人間ばかりでは、チームワークは成り立ちません。

「俺が俺が!」となって自分の承認ばかりを求めてしまい、周囲の他人はその承認を妨げる存在(=敵)となってしまうからです。

若いうちなら個人プレーも評価されるかもしれませんが、サラリーマン後半戦では、様々な利害関係者と調整、協業することが必要になります。

そのときに承認欲求が強いと、手柄を相手に取らせたり、自分が一歩引くことで全体最適化を図ったりすることができないからです。

つまり、「やる気がある=善」と一概にいえるものではないのです。


最後にもう一度繰り返します。

「過度な承認欲求は身を滅ぼす」


最後までお読みいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

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